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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。見た作品が少なくて、7月おすすめ作品は「アルゴ」「クライ・マッチョ」「ナイト&デイ」「リオ・ブラボー」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」「レ・ミゼラブル」となり、この作品の中から選んだ5作品はこれら。紹介済みの「アルゴ」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」「レ・ミゼラブル」を除外すると3作品となるので「アルゴ」「レ。ミゼラブル」を加える。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.「アルゴ」2024年7月4日(木)午後1時00分~3時00分ARGO 2012 アメリカ2023年9月にておすすめ。1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠し、52人が人質になる中、カナダ大使私邸に逃げ込んだ6人のアメリカ外交官を救出するために「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、作戦決行するという実話ネタ。お薦め度★★★★(85%)映画.com ALL TIME BEST「アルゴ」(C)2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved「クライ・マッチョ」2024年7月8日(月)午後1時00分~CRY MACHO 2021 アメリカ大した映画ではないが、今のところ劇映画としてクリント・イーストウッドが主演した最後の作品。マイライフマイシネマアルカディア「クライ・マッチョ」お薦め度★★★☆(70%)(C)2010 TWENTIETH CENTURY FOX「ナイト&デイ」2024年7月10日(水)午後1時00分~KNIGHT AND DAY 2010 アメリカ2010年11月4日映画館にて鑑賞。騙し騙されスパイの攻防を楽しく見た。お薦め度★★★★(80%)リオ・ブラボー : 映画と感想 (blog.jp)「リオ・ブラボー」2024年7月12日(月)午後1時00分RIO BRAVO 1959 アメリカ1977年1月2日TVにて鑑賞。ジョン・ウェインかくありき。西部劇かくありき。お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST 「リオ・ブラボー」(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.「レ・ミゼラブル」2024年7月30日(火)午後1時00分~MANEYBALL 2011 アメリカこの作品を見て、ヒュー・ジャックマンやアン・ハサウェイの歌唱力に脱帽した。アン・ハサウェイはこの作品で一皮むけたのではないだろうか。幾度となく映画化されている「レ・ミゼラブル」の中でも傑出した作品お薦め度★★★★☆(90%)映画.com ALL TIME BEST 「レ・ミゼラブル」
2024.06.30
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(Amazonより)”十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。”Amazon.co.jp: レモンと殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) : くわがき あゆ: 本なんなんだこれは!?と思えるほどの展開の三重織り込み。伏線(?)だらけで展開が二転三転、またまた展開と目まぐるしい。あまりの奇妙さに読んでいる者も疲れるほどだが、その興味と好奇心を掴んで離さない。犯人はどこ?あなたは誰?読みごたえはあるけれど内容の盛りだくさんに集約するのが大変で結果十分納得のいく結末といえないものとなっている。しかし、ここまで練り込んだ物語はなかなかの力作である。レモンと殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ くわがき あゆ ]
2024.06.30
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(Amazonより)”累計340万部突破のベストセラーシリーズ『神様のカルテ』を凌駕する、新たな傑作の誕生!その医師は、最期に希望の灯りをともす。【あらすじ】雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。三十代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、 一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。 哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。”Amazon.co.jp: スピノザの診察室 : 夏川 草介: 本とある。この本を読んでいて先に読んだ「水車小屋のネネ」と同じく、その空間、その時を共に過ごしたいと思い続けた。温かみを感じるいい塩梅の作品である。作者・夏川草介は「神様のカルテ」を書いた時にこの版元である水鈴社から”医療物で”というただ一点のしばりのある依頼を受けた。その後、多忙を極めた筆者が依頼された作品を完成したのは14年後であったとのこと。それが本作「スピノサの診察室」である。大学病院の医師から妹の死により学童である甥っ子を引き受けることになった敏腕医師・雄町哲郎は町医者として診療所の医師に転身した。在宅患者への訪問医療、末期患者の見取りなど、終末医療に携わることによって死生観、医師としての概念もかわっていったようである。地域医療の意義、必要性、存在感を患者との関係が密になることで近づきすぎない離れない距離を保つ。そのことを読み感じる登場人物たちの思いに恐れ入った。感服である。とてもとても素敵な本。おすすめである。スピノザの診察室 [ 夏川 草介 ]
2024.06.29
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(C)2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.何がマッドマックスなんだろう。前作「マッドマックス 怒りのデスロード」でもわけがわからないと作品に親しむことが出来なかったけれど、今作フュリオサでもわけがわからない。冒頭のシークエンスではその後の物語を進めるために都合よく展開されているのだが、突っ込みどころ満載であった。とはいえ、フュリオサの数奇な人生の発端となるシークエンスゆえ、突っ込みどころを飲み込んで見る。フュリオサを演じるアニヤ・テイラー=ジョイがいい。彗星のごとくスターダムに駆け上がったかと思えば押しも押されもせぬ人気と実力。ハンパない役者だ。その大粒な瞳が見る者の心を掴み離さない。意志の強い目力ともなる。執念深い姑息なオートバイ軍団を束ねる悪役をどうしてクリス・ヘムズワースが演じたのかわからないが、その存在感は唯一無二であった。これまたスゴイ。ハンパないスケール感とスペクタルは映画館で見るに値する大作である。2024年/アメリカ/148分/PG12監督:ジョージ・ミラー脚本:ジョージ・ミラー出演:アニヤ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、ジャックトム・バーク、アリーラ・ブラウン、チャーリー・フレイザー、ラッキー・ヒューム、ジョン・ハワード、リー・ペリー、ネイサン・ジョーンズ、ジョシュ・ヘルマン、アンガス・サンプソン、エルザ・パタキー原題:Furiosa: A Mad Max Saga(「フュリオサ:マッドマックスサーガ」)お薦め度「マッドマックス フュリオサ」★★★★(80%)字幕翻訳:アンゼたかし
2024.06.28
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(C)2024「風の奏の君へ」製作委員会原作があさのあつこだと思って見に行った。の短編がどれほど映像化して見られるかを大いに期待して。見終って気づいた、原作でなく原案となっていた。登場人物や土地などの設定だけ借りて小説にはない後日談の映画であった。小説と同じでなくても前半は小説をなぞり、後半は映画化におけるオリジナルになるものと思っていただけに、冒頭を除き後日談だけで描いたほぼオリジナルな作品で、その出来栄えに首を傾げざるを得なかっただけにとても残念な思いをした。登場人物の造形に深みが感じられず、それぞれの気持ちが理解できない。原作小説を読んでいない観客は人間関係を瞬時には理解できなかったと思えるだけにどれほどわかったのだろうか。映像においても映像化における手練手管が使われていず、夜のシーンなどホタルに見えないホタルの光。あまりに暗くて人物の表情が映し出されない画をどう受け止めたら良いのか。薄暗がりが不自然だとしても人物の表情を見せるのが手法だと思えるのだが。ゆえに主役の松下奈緒の心情が汲み取れず作品に没入できなかった。さて、そんな中、注目すべきは祖母役を演じた池上季実子であった。絶妙なおばあちゃん役に最初誰だか気づかず、タレ目とアゴのほくろ、そして声音で池上季実子だあと気づいた。おばあらしい絶妙なせりふ回しには恐れ入った。三重丸くらいの見事さ、絶品であった。2024年/日本/98分/G監督:大谷健太郎原案:あさのあつこ脚本:大谷健太郎出演:松下奈緒、杉野遥亮、山村隆太、西山潤、泉川実穂、たける、池上季実子お薦め度「風の奏の君へ」★★★(60%)
2024.06.28
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「ポトスライムの舟」を読んだとき、ああ、この人の本はこの先読まないだろうなぁ、と思った。この「水車小屋のネネ」は谷崎潤一郎賞を受賞し、本屋大賞2位となった。「第4回 みんなのつぶやき文学賞」国内編 第1位! 「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト 第1位! 「キノベス!2024」第3位!とアマゾンにあった。手に取ってみるとなかなか分厚い本。著者・津村記久子の最長の本とのこと。 第一話 1981年 第二話 1991年 第三話 2001年 第四話 2011年 エピローグ 2021年から成る物語。それぞれの話は長く、その一年、そのひと時を描いている。もとは新聞小説とのこと。1年かけての掲載である。四季ごとに年代がかわっていったかどうか知らないが、およそ三か月で一話を綴っているのであろう。最後のエピローグはこの単行本のための書き下ろしである。よって、想像だが、2011年を終章として構想し書いたものがと思える。2011年は東日本大震災があった。この本の中でも地震にあい、そのときの状況、その後の人々が描かれている。ここに帰結するためにそれまでの物語は綴られ、いろいろな人との交流がある。第一話を読んだだけで悲惨な状況に陥った姉妹が出てくるのだけれど、なんか素敵な本に思え、この「水車小屋のネネ」好きだなあ、と思えた。読み進むうちに、ますますその思いは強くなり、読み終えるのがとても切なく惜しく思えた。いつまでも読んでいたい。いつまでも律やネネを見ていたい。そう思えた。この本でヨウムという鳥がいることを初めて知った。オウムより一段、賢そうである。寿命も50年と長い。家族というものではないけれど、家族のように感じる登場人物たち。袖振り合うも多生の縁とでいうように出会いを大切に、他人のことに踏み込みすぎない程度に大いにかかわって、その関係性が心地よい距離間のままである安堵感、安心感。読んでいてほっこりする感じがとても良かった。とても素敵な本である。水車小屋のネネ [ 津村 記久子 ]
2024.06.24
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(C)I.T.PLANNING,INC. (C)2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners昨年、驚異的な観客数をあげ、超ロングランヒットした「THE FIRST SLAM DUNK」。見て見たところ、聖地巡礼となった湘南の踏切などは一切映っていない。たぶんテレビアニメか原作によるものなのだろう。スラムダンクについては何一つしらない者なので、初見で見て内容についていけるかと不安があったが概ね理解は出来た。いろいろと経歴があるのだろうけれど、時系列があちこちにとんでもわかるよううまくまとめていたと思う。映像としての映し方も工夫されていて、人物の下書きから始まるオープニング。スローになったり、無音になったり、劇画的に描かれたりと手が込んでいた。登場人物たちのバックボーンを知らない初めて見る者にとっては目の前にある事象を理解するのが精一杯でそれぞれの人間関係など知る由もなく、そのためか深い感動を味わうところまでいかなかった。初見者に大きな感動を与えるとしたクラアイマックスのゲームセットまえのボールの軌跡はやや長かったかもしれない。とはいえ、ファンにとっては大感動、大感激、大感傷に浸れる名勝負であったと思われる。映画館で見ていれば観客の熱気でもっと集中し、もっと感激していたかもしれないと思えた。Netflixにて2022年/日本/124分/G監督:井上雄彦原作:井上雄彦脚本:井上雄彦声の出演:仲村宗悟、笠間淳、神尾晋一郎、木村昴、三宅健太、奈良徹、長谷川芳明、武内駿輔、鶴岡聡、かぬか光明、梶原岳人、島袋美由利、久野美咲、園崎未恵、岩崎諒太、阿座上洋平、櫻井トオル、遠藤大智、村田太志、堀井茶渡、星野佑典、瀬戸麻沙美、宝亀克寿、岩城泰司、江越彬紀、田所陽向、峰晃弘、金光宣明、武田太一、山本祥太、真木駿一、坂本真綾お薦め度「THE FIRST SLAM DUNK」★★★★(80%)
2024.06.23
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同じ作家の上間陽子氏の本「海をあげる」。その本の内容は忘却の彼方だ。何を書いていたか思い出すには、もう一度読み直すしかない。本著読んで「海をあげる」の記憶は上書きされたように思う。それほどこの「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」の内容は凄まじかった。十代で夜キャバで働くシングルマザーたちにインタビューしてきた内容を書いた本である。ここでは十代、しかも中学生で妊娠してしまった女の子たちが登場する。中学生で妊娠し、誰の助けも得られず遁走してしまう女の子たち。一人で立ち向かうしかない状況が悲惨な状況を生む。 読み終えて、沖縄の現状を憂いだ。読み終えて、国会議員に読んでほしい。国会議員が読むべき本だと思えた。沖縄の基地の現状を大なり小なり知ってはいても、沖縄で生活するシングルマザーの状況を知っている人はほとんどいないのではないだろうか。著者・上間陽子氏はこの本の売り上げの一部をシングルマザーたちを助ける活動に提供したと聞く。また、彼女たちを手助けする運動を始めたとも聞く。良いことだと思うけれど、沖縄に住む十代シングルマザーを援助するのは行政の責務であるとも思う。支払い義務はないのに…「思いやり予算」1年で1974億円 子どもの貧困対策152年分相当 78年からの累計は7兆円超える - 琉球新報デジタル (ryukyushimpo.jp)琉球新報の記事を見た時に、この「思いやり予算」の0.1%でもあれば十代シングルマザーはどれだけ救えるか。(0.1%でも1億9千万円)また、この本を読んで日本全国の労働者が寄付ではないが寄付の気持ちで一人千円支払えば良いのではないかと考えた。労働人口が約6000万人なので1,000円×60,000,000人=60,000,000,000円。600億円にもなってしまう。驚いた。ならば、一人100円にかえて60億円。強力な支援ができると思う。まもなく終戦から80年。沖縄で生まれた時から米軍基地があるという人がほとんどだろう。基地がある暮らしが騒音や犯罪を生んでいるのだから、沖縄住民は国からの手厚い補助を受けて悲惨な目に合っている10代シングルマザーを保護すべきではないだろうか。何をすべきか、何ができるのか。そのことを考える前提として、この本をぜひとも国会議員に読んでほしい。いや、読むべきだ。そのための図書費は国負担で良い。衆議院465人、参議院248人で合計713人。一冊1,870円(税込)なので1,870円×713人=1,333,310円。読書後、感想もいいが、10代シングルマザーたちに何ができるか、提案してもらいたい。この本を読んでとてつもない衝撃を受けて、最後の章「さがさないよ さようなら」を読み、筆者の思いの深さを大きく大きく感じた。裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち [ 上間 陽子 ]
2024.06.22
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金曜ドラマ『9ボーダー』|TBSテレビ「9ボーダー」最終話はとても良かった。これまでの物語を集約して上出来な結末であった。キャストたちのうまさ、特に向かい合った七苗(川口春奈)に意見されていた時に、セリフを食い気味にかぶせていく六月(木南晴夏)は絶妙。木南晴夏の上手さに驚く。松嶋(井之脇海)の退職日、ダンボールを持って事務所を去るのは、アメリカ映画やドラマを意識してのありえない図柄であったので、笑えた。その彼が去ったあとの六月(木南晴夏)と盛岡(内田慈)の”ピーク”の更新のかけあい。アドリブなのだろうか。とても微笑ましく、心温まる。アドリブでも最高だが、もしセリフとして書かれていたなら、書く人も演ずる人も最高である。かけあいというよりはつつき合いのようになったほほえましいシーンが柴田悠斗(松下洸平)に会いに行った後、高木陽太(木戸大聖)が大庭湯の外で八海(畑芽育)との会話があり、お土産を渡し、看板を持って去っていくシーン。陽太の言葉の真意を確かめようとする八海(畑芽育)がかわいく愛おしかった。これまたアドリブのように思えるが、絶妙。YOUの声音はYOU特有で、その言葉を聞くときに安堵したり思い直したりできて、最適キャストと思えた。終盤に登場の大政絢は難しくも思える役柄であったが、その美しさを前面に出しながら、柴田悠斗への想いとともに自らの気持ちを大切にするがゆえに別れを切り出すシーンを演じ、みごとであった。これまでもそうであったと思うがファッションの素敵さに気づいた。一人闊歩する七苗(川口春奈)のモスグリーンというよりはグレイ一色のモノトーンの衣装。街中では誰も着そうにないファッショナブルないで立ちに目を奪われた。海外に旅立つ松嶋を見送りに行った時の六月(木南晴夏)の紅白ファッション。艶やか!!あっぱれ!である。「9ボーダー」最終話ではほぼ誰も泣かないのに、見ている私は涙ぐみ、そして涙をこぼしていた。共感というかとてもとても感じ入ったからである。これまでのことがありながら回想シーンで処理するわけではなく、それぞれ大庭湯についての打ち合わせなどでさりげなく(?)登場人物を振り返れるのが素敵。30歳の誕生日を祝ってもらえて、一年を振り返っての七苗(川口春奈)の言葉はドラマの物語を復習(思い起こ)させて、思いを深く強くした。そして人と人が別れ、悲しみながらも前へ進もうとするときに、1(イチ)か0(ゼロ)ではない選択。アリかナシではない選択があり、それぞれがそれぞれありのままの自分でいて。何かになろうとするわけではなく、何者かになろうとするわけではなく。ありのままで認めあう生き方を模索していこう。といった内容が強く胸に響いた。子供だったらそうはいかない、自己というものが確立していないから。でも大人なら自分を自分らしく生きるために、折れないということではなくて歩み寄れる道を探していこう。とても現在(いま)のドラマに感じた。とても感動できた、素晴らしい最終話であった。脚本家は金子ありさ である。
2024.06.22
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366日 - フジテレビ (fujitv.co.jp)ドラマレビュー 「366日」なんという結末。終わってみれば散々なドラマだったなぁ。HYの楽曲「366日」をフィーチャーした作品だと思い見たのだけれど。フィーチャーとは特徴づけること、という意味があるので楽曲「366日」の歌詞を下敷きに物語を紡いだのだと思った。といっても歌詞を良く知らないので、今一度見直す。HY 366日 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)歌詞を読み直してみてわかった。交際していたかどうかはともかく、交流があって今は別れてしまった。その彼の匂いやしぐさを恐いくらい覚えている女性が主人公。で、もう二度と戻れなくても彼のことばかり思っている。このことを鑑みてドラマを振り返ると、歌詞通りではなかったと思える。ちょっとした事故で記憶喪失になる設定はお粗末に感じた。その後、意識が戻ったにもかかわらず記憶喪失とは、どういうこと?と思えた。記憶はなかなか戻らず、この先どうなっていくのか不思議にも思える展開の中、最終盤の最終回で記憶が戻っていることが判明する。えっ⁉である。記憶が戻ったそぶりも何もなく、視聴者は伏線すら感じなかった記憶が戻っている展開。とてもお粗末な展開であった。後半になって別れ、最終回で彼への思いの深さに気付く。歌詞で歌われているのはほぼこの最終回の主人公・明日香の気持ちだ。あまりに短く少ない時間だ。歌詞の内容をドラマ化しようとすれば、明日香と遥斗(はると)が序盤で別れて、過去の思い出と今の想いに悶々と苦悩する明日香を描き切ることではなかったのかと思える。それでもこのドラマを見てしまった。視聴完走してしまった。それは、キャストの魅力なのではと思える。脚本は主役たち5人についていろいろなことを書いていて、小川智也の実業団野球部選手の葛藤や下田莉子の不倫の精算と吉幡和樹の明日香への思いを断ち切れない女々しさがあった。他にも音楽教室に通う静原吾朗の自分本位な恋患いなどもあった。本筋と関係ないところでいろいろと詰め込んだので前段の話が長くなり、本来、きめ細やかに描かなければならない歌詞に重なる部分が最終回で駆け足で描かれることになる。プロデューサーはどういう思いでこのドラマを作り上げたかったのかなぁ。脚本家は清水友佳子という実績のある人で、ディレクターも平川雄一朗という実績のある人。ただ、どちらも私には縁のない人たちでどちらの作品もほぼ見たことがない。 最終回を見て思う。役者がうまい。披露宴でのスピーチ。新郎の智也の一説。まるで本物の披露宴のビデオを見ているような感じにとらわれるほど、あまりにリアルな新郎のスピーチに感嘆した。一緒にドラマを見ていた家族も「うまいと思う」と感心していた。思えばこの智也、5人グループの中でムードメーカーの役割をしていてひょうきんなこともマジなこともありのままで、演じていた坂東龍汰のリアルな演技に演技巧者を感じさせないうまさがあった。莉子役の長濱ねるも自然に見えてうまかった。高校生の時も社会人の時もお店の中で明日香を待っている時も自然だった。元カレに対峙する姿もそのままに見えた。和樹役の綱啓永については演じることが単純でない役柄なので良し悪しはよくわからない。音信不通だったなぞの元同級生の時が一番良かったかも(笑)。遥斗役は演じにくかったと思う。不可思議な遥斗の言動を眞栄田郷敦は消化しきれていないままお芝居をしていたのではないだろうか。遥斗のことは私も消化しきれていない。この人物の行動の裏にある思考が理路整然となっていないためであろう。でもまあ理路整然となっていなくても、そのなっていない様が納得できるものがあれば混沌としていても良かったと思うけれど、納得できるものもないので不明な人物となってしまった。反面、明日香はわかりやすかった。遥斗一途でまわりに気を遣う女性ということなので。ただ、一途さ、心底好きだという感情が表現できていなかったのかな、とも思える。このあたりが見ていて感情移入できなかったところなのか、とも思える。ゆえに最終回、遥斗に手を取られ、教会前に連れ出された明日香が滂沱のごとく泣きじゃくっていても、私は白けていた。しかし、これほど泣く状況でもないと思えるのにあれだけ泣けるとはと広瀬アリスの演技力にある意味感心もした。おっと、最終回の演出は平川雄一朗でなく片山雄一です。だからか、というわけでもないけれど、最終回の披露宴を見ていて、智也のスピーチで感じ入ったけれど、役者・坂東龍汰の演技によっていいシーンになっているけれど演出としては何もしていないと感じた。そして、最終盤、終わったかに見えたドラマは一年後の遥斗と明日香の生活をしばし映し出し、その後、さらに三年後(だったかな)子供を抱いた遥斗の姿が映る。川べりで明日香と落ち合う。ここって大阪?東京?明日香も大阪行ったの?なんて思いつつわけわからんシーンをつぎはぎだったのはどうなのかと思えた。余談として宮辺紗衣役の夏子は話題になるほど注目されてよかったね。で、この宮辺紗衣が遥斗の記憶が戻っていることに気付いた理由が“アベノハルカス”とか言ってて、まったく理由にならないと思えた。記憶喪失のままの人間が大阪転勤を考え、大阪がどういうところでどこで働くのかと調べれば“アベノハルカス”なんて容易に把握できるし、“アベノハルカス”に土地勘があるなんて言うのは脚本の後付けにしか聞こえなかった。脚本家が伏線として仕掛けていたのなら伏線としての引っ掛かりを視聴者に与える演出をしなかったせいなの?とも思えた。余談ついでに、遥斗の最終回のファッション。あれはないのでは、と思えた。オレンジのTシャツ。オレンジって遥斗のカラーだっけ?
2024.06.21
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(C)Carole BETHUEL (C)DHARAMSALA & DARIUS FILMS比重をどちらにかけるかで違ったドラマになったと思う。家族がいても宇宙に飛び立つ夢を叶えるべく邁進する姿を期待した私にはなんとも見どころのない映画となってしまった。クライマックスが搭乗前に隔離される直前の家族との面談・交流会だと思う。シングルマザーと娘の心を描かんとした作品は母子の思いのたけは理解できるが、その行動に私は鼻白んでしまった。つまり、興ざめしたのである。なんともつまらない作品を見たものだ。エバ・グリーンが主演だというのに、と思った。しかし、話が終わりエンド・クレジットになったときに、これまでの宇宙に飛んだ母でもある宇宙飛行士が子供とともに映る写真が、何人も何人も映し出された。その写真の数々、何度も宇宙に飛んだ人もいるママ宇宙飛行士たちの子供と写る画像を見た時。作者は、監督は、この親子愛を宇宙にかける夢の現実とともに映画化したかったのだと気づいた。そう思うとなかなかの作品なのかもしれない、私にはピンとこなかったけれど。U-NEXTにて2019年/フランス/107分/G監督:アリス・ウィンクール脚本:アリス・ウィンクール、ジャン・ステファンヌ・ブロン出演:エバ・グリーン、ゼリー・ブーラン=レメル、マット・ディロン、ラース・アイディンガー、サンドラ・ヒュラー、アレクセイ・ファティーフ原題:Proxima(「プロキシマ・ケンタウリb(太陽に最も近い恒星)」)お薦め度「約束の宇宙(そら)」★★★(60%)
2024.06.20
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新PR動画解禁!!「花咲舞が黙ってない」【日テレドラマ公式】 (youtube.com)「花咲舞が黙ってない」視聴完走!!最終回見ました。面白く、見ました。また半沢直樹が登場。劇団ひとりが演じていたけれど、欲を言わず、納得するしかないのだけれど、堺雅人だったらなぁと思ってしまう。これまたあ、なんとなくだけれど昇仙峡玲子も菊地凛子じゃなくて、と思うのは贔屓の俳優じゃないだからだろうか。ちょいと出の塚地武雅はどうして、カメオ出演なのか、と思ったり、キャスティングになにかと思ってしまうが、花咲舞演じる今田美桜の怒りモードをほほえましく見て、まずまず面白いドラマだったなぁと満足している。
2024.06.16
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14歳〈フォーティーン〉 満州開拓村からの帰還 (集英社新書) | 澤地 久枝 |本 | 通販 | Amazon(14歳〈フォーティーン〉 満州開拓村からの帰還 – 集英社新書 (shueisha.co.jp)より”わらしは軍国少女だった。満州での敗北、難民生活と壮絶な引き揚げ体験。自身の「戦争」を、いますべて綴る。「昭和」を見つめ、一貫して戦争や国家を問うてきた著者の原点となったのは、一九四五年、十四歳での敗戦体験だった。家族と渡った満州・吉林。敗戦後の難民生活は一年に及ぶ。「棄民」ともいうべき壮絶な日々、そして一家での日本への引き揚げ……。 十四歳という多感な少女が軍国少女となり、日に日に戦争に巻き込まれていく様を、自身の記憶と膨大な資料から丁寧に回顧し綴る。[著者情報]澤地久枝(さわち ひさえ)ノンフィクション作家。一九三〇年東京生まれ。四九年中央公論社に入社。六三年「婦人公論」編集部次長を最後に退社。著書に『妻たちの二・二六事件』(中公文庫)、『昭和史のおんな』『滄海よ眠れ ミッドウェー海戦の生と死』(ともに文春文庫)、『火はわが胸中にあり 忘れられた近衛兵士の叛乱 竹橋事件』(岩波現代文庫)など。八六年菊池寛賞、二〇〇八年朝日賞。”(以上、集英社文庫WEB より)澤地久枝氏が記憶だけを頼りに書いた終戦前後の満州にいた少女の見聞きしたこと。ありのままを書いたのだと思う。そこに悲惨さや悲愴というものはなく、あたりまえとも受け取れる当時のそのところの日常がある。新聞もラジオも手紙もなく、世の中がどう変わったのか、自分たちの置かれている状況がどういうものか、全く分からない情報のない暮らしの寂莫とした感じを感じながら読んだ。14歳〈フォーティーン〉 満州開拓村からの帰還 (集英社新書) [ 澤地 久枝 ]
2024.06.16
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Sous la Seine (Film, 2024) - MovieMeter.nl鮫映画だとは思わなかった。冒頭から中盤まではありそうなことと興味を持って見っていたが、事件が起こってからの市長の態度・姿勢と勝手な行動にでる主役含むPOLICEたちの行動が腑に落ちず、終わってみれば終わりのない映画となっていて、落胆を感じた。映画を見ているその間スリルで楽しめればいいというのなら、それだけでいいなら、最高な作品かもしれない。しかし、そこに道理や顛末を望むのであれば、納得できない作品となってしまう。恐怖に慄き、見入ってしまった。しかし、評価はできない作品なのだろう、と思う。Netflixにて2024年/フランス/104分/監督:ザビエ・ジャン原案:エドゥアール・デュプレ、セバスチャン・オーシャー脚本:ヤニック・ダアン、モード・ハイバン、ザビエ・ジャン、ヤエル・ラングマン、オリビア・トレスブレット・ヘイリー出演:ベレニス・ベジョ、ナシム・リエス、レア・レビアン、アンヌ・マリビン、森本渚、サンドラ・パルフェ、アクセル・ユストゥン、オレリア・プティ、マルビン・デュバル、ダウダ・ケイタ、イブラヒム・バ原題:Sous la Seine(「セーヌ川の下に」)お薦め度「セーヌ川の水面の下に」★★★(60%)
2024.06.16
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アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画楽曲”I'll See You in My Dreams”が演奏される。退職者用居住地で暮らす70代の女性、一人暮らし。一人娘がいるが娘はニューヨーク暮らし。14年連れ添った犬との暮らしが突然終わる。備え付けのプールの清掃員はたびたびかわる。新しく来た清掃員と交流を持つ。ゴルフクラブで見かけた老人とも交流を持つ。仲良し4人組の老女たち。そんなこんなの日々に突然、別れはやってくる…。映画の幕切れは、なんかいい。Netflixにて2015年/アメリカ/96分/監督:ブレット・ヘイリー脚本:ブレット・ヘイリー、マーク・バッシュ出演:ブライス・ダナー、マーティン・スター、ジューン スクイブレア・パールマン、メアリー ケイ プレイス、マリン・オーカーマン、サム・エリオット原題:I'll See You in My Dreams(「私の夢であなたに逢いましょう」)お薦め度「アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス」★★★☆(70%)
2024.06.15
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(C)2004 The Scion Films Phantom Production Partnership2005年2月26日「オペラ座の怪人」を見に行った。大感激、号泣した思い出がある。19年ぶりに見る4Kデジタルリマスターで感動できるか。そんなことを思いながら見に行った。観客は客席の半分強くらい。女子高生(制服姿)が一人で見に来た。高校生男女4人組が入ってきた、と思ったら二手に分かれてのダブルデートの模様。今の若い人がこの作品を見に来ることを嬉しく思う。TOHOシネマズの大音響大画面で見る。筋書きはわかっていて、内容を知っているはずなのに、過去に見た記憶はすっかり抜け落ちている。女性ソリストをミニー・ドライバーが出演していて驚いた。「ビューティフル」の主演で輝いていたことを覚えている、当時、活躍した女優である。「アクアマン 失われた王国」のパトリック・ウィルソンも出演していたのだと知る。怪人に思いを寄せられるクリスティーヌを演じるエミー・ロッサムに惹かれて、このあとスターになってほしいと思ったものだった。出演作は続くものの、この作品ほど注目を集めたものはないように思う。主役怪人ファントムを演じたのはジェラルド・バトラー。この時はバトラーの存在を知らず、「タイムライン」「P.S.アイラブユー」と見るけれど、彼の存在を認識させたのは「エンド・オブ・ホワイトハウス」であろう。彼の出演作としては「ジオストーム」をイチオシしたい。一度は見た作品なのに記憶から抜け推してしまっていて、ストーリーを知っている作品を見るような感じで見た。昔の感動の記憶から、今回また感動できるかどうか不安であった。よく見ていると突っ込みどころもある気がした。しかし、しかし、クライマックスで思いもよらぬセリフで、グワッと感動してしまった。涙してしまった。素晴らしく素敵な映画であった。音楽も歌もドラマも良かった。感動をありがとう。2004年/アメリカ/141分/G監督:ジョエル・シュマッカー原作:ガストン・ルルー作曲:アンドリュー・ロイド・ウェーバー脚本:アンドリュー・ロイド・ウェーバー、ジョエル・シュマッカー出演:ジェラルド・バトラー。エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン、ミランダ・リチャードソン、ミニー・ドライバー、キアラン・ハインズ、サイモン・キャロウ、ジェニファー・エリソン原題:The Phantom of the Opera(「オペラ座の怪人」)お薦め度「オペラ座の怪人」★★★★☆(90%)字幕翻訳:戸田奈津子
2024.06.15
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(アマゾンより)“日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。かつては源頼朝から「源、北条に次ぐ」と言われた伊予の名門・河野家。しかし、一族の内紛により、いまは見る影もなく没落していた。現在の当主・河野通有も一族の惣領の地位を巡り、伯父と争うことを余儀なくされていた。しかしそんな折、海の向こうから元が侵攻してくるという知らせがもたらされる。いまは一族で骨肉の争いに明け暮れている場合ではない。通有は、ばらばらになった河野家をまとめあげ、元を迎え撃つべく九州に向かうが……アジア大陸最強の帝国の侵略を退けた立役者・河野通有が対峙する一族相克の葛藤と活躍を描く歴史大河小説。“内紛による没落。御家復興のために河野家当主・河野通有は村に市をたて、通航する人々、物を寄せ集める。その中に奴隷というか金の髪・青い瞳の女がいた。また、日本人に似て異なる男もいた。男は高麗人、女はキウイから来たというのでロシア人かウクライナ人(なのだろうか)。ウクライナとロシアが戦争中であるがゆえに興味が掻き立てられる。そんな者たちを買い求め、引取った。これら外の国の者との交流、お家騒動の行方、読んでいて惹き込まれた。おっしてクライマックスが元寇。二度目の元寇、九州への出兵である。表題である「海を破る者」の章がクライマックスなのか、その後の戦いは熾烈であり、神風と呼ばれた野分(台風)の後の処理は、河野通有の気持ちはわかる反面、お家や領地・領民のことをないがしろにしているので疑問も感じた。終章を読んでも、河野通有の境地には達しなかった。この終わり方、どうとるか。どう感じるか。海を破る者 [ 今村 翔吾 ]
2024.06.15
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大英博物館の修復士ということで芸術に関するもので書かれているので、興味深く読んだ。北斎の浮世絵が贋作なのか複製画なのか本物なのかと試行錯誤、真贋見極めるところなど、なかなかおもしろく、惹き込まれてしまう。一度保管したものは手放さないという大英博物館の規則など、知らないことがちりばめられっていて面白かった。(Amazonより)”世界最古で最大の大英博物館。その膨大なコレクションを管理する修復士、ケント・スギモトのもとには、日々謎めいた美術品が持ち込まれる。すり替えられたパルテノン神殿の石板。なぜか動かない和時計。札束が詰めこまれたミイラの木棺。天才的な審美眼と修復技術を持つ主人公が実在の美術品にまつわる謎を解く、豊潤なるアート・ミステリー。”コンサバター 大英博物館の天才修復士 (幻冬舎文庫) [ 一色 さゆり ]
2024.06.13
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壱人前企画vol.17「メアリーの怪物 The same mistake should never be repeated.」公演に御出演の皆様、お疲れ様でした。久々に見た舞台ゆえ、驚きを持ってみました。ブログ 観劇 壱人前企画主宰「メアリーの怪物」さて、公演が終了したので物語について書いてみる。この劇は息子の死と妻の死を嘆き悲しんだ研究者が妻の再生を願い研究を重ね数々の創造物を作り出した話である。当初、クローンの話が出てきたので、亡き妻の細胞をどこかに保存してあって、核を取り除き、遺伝子を注入してクローンを作り出す展開になるのかと思った。ところが、人間にチップを埋め込み命令に従わせる従順な者に変えてしまうことやロボットなるものが登場する。人造人間であるフランケンシュタインはまったく出てこない。息子の身代わりとしたクローン人間が失敗作としてルーカスという名の得体のしれない巨体が存在する。意思表示のできない怪物のように思える。見た目にはフランケンシュタインのようでもある。しかし、話によるとクローンの失敗作であり、生まれた時から巨体という。おかしい!?クローンとは細胞から核を取り除き、培養して生成されるもので誕生した時は赤ん坊なのである。ゆえに誕生の時から巨体というのはあり得ない。この点において、(今のところ)真実ではない。クライマックスで明かされる娘ローズがクローンだったというところ、ローズは幼少期から育ったように思える。ゆえにルーカスとローズの生成に齟齬が生じている。次にチップを埋め込んだ人間が登場するが、なにゆえに指令に従順な人間を作るのか、意味不明。人間であったものにチップを埋め込んでも息子にも妻にもなりえない。さらに、ロボットも登場する。ロボット、これまた研究者の研究施設を維持継続するために必要としたサイボーグなのだろうか?このサイボーグも息子にも妻にもなりえない。警備や統制や管理という点においてはチップを埋め込んだ人間や同じ道を突き進むカイのような人間がいれば十分なので、ロボットを作り出した意味がわからない。クローンだけでなくチップ人間、ロボット(サイボーグ)と三種の者を提示することにより混とんとした世界に観客を迷い込ませようとしたのか、舞台に厚みを持たせようとしたのか。その根拠は何なのだろう。死者を生きかえさせるフランケンシュタインは一体も出てこない。映画「メアリーの総て」や「哀れなるものたち」のおどろおどろしさはなく、別の奇妙さを感じることになる。この物語、“風が吹いて桶屋が儲かる”以上に支離滅裂であり混とんとしている。混とんとしているが見入ってしまったのは舞台で演じきった役者たちの熱量であり、物語を疑わない素直さと一途さなのだろうか。物語に破綻を感じても違和感をもっても圧倒された。私は何を言いたいのか。この芝居の物語は正しくない、と言いたい。 ところで興味を持った役者を二人書いておこう。まず、ミアを演じた金子雅(かねこみやび)。金子雅 - 株式会社エッグスター (eggstar.info)口跡がはっきりとしていて、とてもいい。セリフが歯切れよく聞こえるし、はつらつとした若さに魅力を感じた。ただ、棒立ちに見える立ち姿があったのでもっと舞台になれることが必要なのかもしれない。伊達メガネをかけて演じていたのでよりキュートに見えたかもしれない。いいね。次に、アンナを演じた依里(えり)。低音を利かせた声は極妻(極道の妻たち)を演じたら面白いなぁと思えるほどであった。怒鳴ってばかりの芝居ではあったがジン(島津見(しまづけん))との絡みもあり注目した。『秘密のケンミンSHOW 極』でケンミン刑事にて出演しているとのことなので見てみようかと思う。
2024.06.12
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金曜ドラマ『9ボーダー』|TBSテレビそもそもこのドラマは「ゆりあ先生の赤い糸」を見て、気になった木戸大聖が出演しているので見始めた。木戸大聖は川口春奈演じる主人公、銭湯おおば湯の次女・七苗の幼なじみであり、七苗に密かな想いを寄せる酒屋の息子である。毎回登場するが重要な役どころでありそうでなさそうな感じ。演技のしどころもあまりないような気がする。このクール流行りの記憶喪失ネタでどう違いを見せるか注目していた。記憶喪失者コウタロウ(松下洸平)は記憶が戻らないまま、地元商店街で生活を始める。コウタロウが気になった七苗と恋仲にもなる。主人公・七苗はキャリアウーマンとしてバリバリに仕事をこなしていたが、お人よしが祟りオーバーワークに音を上げ、思い立って退職する。姉の長女・六月は会計事務所経営者であるが離婚する。となかなかの人生決断の時を経て前半と中盤でメリハリがあり、終盤、ここにきて記憶喪失者コウタロウの身元が判明する。そして、弟がコウタロウに会いに来る、というのが今回第八話であった。コウタロウの記憶が戻らないままコウタロウの肉親と会うという、その時、会いに来たのは実弟ではなく、コウタロウのフィアンセと名乗る女。このフィアンセを演じるのが大政絢。え? 大政絢なのって思うほど、きれいすぎるバッチリメイク。驚き……。弟が来れない時点で連絡があるとか、両親が来るとかになると思うのにフィアンセだけという違和感。他にも突っ込みどころはあれど突っ込むとキリがないのでやめよう。コウタロウの記憶喪失の犯人や原因がわかったり、なにかとすったもんだの展開であった。なぜか前半、七苗とコウタロウで陶磁器作ってるシーンあり。七苗は下手でうまく成型できない。コウタロウはみごとなカップを作り、七苗はそっちがいいなと言ったりした。一度身内に会いに行くというコウタロウは七苗と会いたがったが、七苗は拒否。帰宅した七苗のもとに宅配便が届く。七苗がそそくさと宅配便を開けると出てきたのはコウタロウと二人で焼いた陶磁器。出来の悪い七苗のカップの底には七苗の「な」の文字。コウタロウのカップにはコウタロウの「こ」の字があるはずだった。そこに「な」の文字。七苗を大切に思うコウタロウの想いがわかる。私は涙した。感動していた。このドラマで感動するなんて。突然父が出奔し、音信不通。記憶喪失の若者が転がり込んでくる。離婚や退職と人生の岐路が交錯。「なんてドラマだ!」と思っていたのに、不覚にも泣いてしまった。いいドラマになるかも。いい結末を期待する。
2024.06.09
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すごい!すごい!すごい!!見どころ満載、見ごたえ十二分。圧倒的スペクタクル!豪華なステージ!久久に見た劇団四季、初めて見たミュージカル「アナと雪の女王」。予測をはるかに超え、とても舞台と思えない情景。劇的に映し出されるプロジェクションマップ(だと思う)背景の絵図。効果的に出される大道具、小道具。飛んでいく小物、突き出される氷。パペットを用いたオラフの面白さ。特筆すべくはアナを演じた三平果歩の演技の多様性。表情、行動。台詞、歌、ダンスとどれをとっても縦横無尽に素晴らしい感情を表現してくれる。対してエルサの三井莉穂は表現にやや物足りなさを感じたけれど、第一幕のクライマックスは圧巻。雪山の塔の中で輝く氷のドレスに身を包み絶唱したシーンは圧巻だった。割れんばかりの大拍手にて休憩。振り返ればヤングエルサ、ヤングアナの名子役ぶりは素晴らしかった。ヤングアナは2幕で森の子供も演じていて素晴らしかった。第一部で圧倒された感激で第二部は不安と期待でいっぱいだった。第二部は第一部と違った見せどころがあった。いくつもあるが特筆すべくはアナが凍り付いてしまうシーンであろう。人々とともに氷の塊となってしまったアナ。しかし、真の愛情がアナを助け出す。アニメーションという映像に特化した映画をみて大感激したので、その映画を越える感動が舞台で味わえるのかと危惧していたが、第一部の素晴らしさ、第二部の素晴らしさ、カーテンコールの感動は自然とスタンディングオベーションとなり最高の気分だった。素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!!また、見たい!!
2024.06.09
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(C)2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.「バトル・オーシャン 海上決戦」続編、三部作の第二作。名将、イ・スイシン将軍が前作のチェ・ミンシクからかわってパク・ヘイルとなり若返っているので、続けて見ると違和感がある。さて、監督・脚本が同じキム・ハンミンのせいか、前作同様、朝鮮軍に与(くみ)する日本人がいたり、情報を伝える女性が登場する。決戦前夜における日本陣地内での仲違い、豊臣秀吉の名を受け単独行動となる武将には違和感を感じるが朝鮮側が勝った道理の一因ともなるので、この設定なのか。朝鮮、日本の両軍とも大将指揮官の命令に順じず、勝手な行動をする武将がいる。そのことで戦況に与える悪影響。双方、万全な戦い方でないのが、戦況の変化とともに知略を講じなければならない状況に見ていて手に汗握るほどだ。結果は予想外の援軍に力を得た方の勝利であった。大砲、火砲、弓矢、鉄砲といった飛び道具だけでなく、体当たりまでしてしまう海上戦に注目。なかなかのスペクタクルであった。U-NEXTにて2022年/韓国/130分/R+15監督:キム・ハンミン脚本:キム・ハンミン、ユン・ホンギ、イ・ナラ出演:パク・ヘイル、ピョン・ヨハン、アン・ソンギ、ソン・ヒョンジュ、キム・ソンギュ、キム・ソンギュン、キム・ヒャンギ、オク・テギョン、コンミョン原題:한산: 용의 출현(「ハンサン:龍の来臨」)英語題名:Hansan: Rising Dragon(「ハンサン:昇り龍」)お薦め度「ハンサン 龍の出現」★★★★(80%)
2024.06.09
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豊臣秀吉の朝鮮出兵を描いた映画作品は邦画ではないように思う。この作品は続く「ハンサン 龍の出現」と三部作の三作目となる「ノリャン―死の海―」に先立つ第一作目である。最終章となる「ノリャン―死の海―」は2024年8月9日より劇場公開されるとのこと。ヒットはしたけれど評価は高くないようなので、なるべく期待せずに見たけれど、なんともすごい迫力のある作品であった。肉弾戦とも思えるほどの血なまぐさくパワフルな戦いも、それに先立つ大砲、弓矢での攻防も見ごたえがあった。さんざん無茶苦茶な海戦を決死で戦い抜いた大将船に爆弾船が突っ込むシーンは圧巻だった。イ・スンシン将軍が乗る大将船は砲弾を撃ち尽くし爆弾船を撃沈することができない。その爆弾船を他の朝鮮軍船に知らせるために想い人を見殺しにしてスカートを旗代わりに扇ぎ振り回す女性の心持を思うと感極まり泣けてきた。330隻の日本水軍に対峙する朝鮮水軍はわずか12隻。イ・スンシン将軍の決死の背水の陣は武将達には同調されず、大将船一隻で日本一の水軍と戦うことになる。御身を捨てての戦いは熾烈を極め、まわりを取り囲まれて捕縛、討ち死にするかに思えた時、奇策の一点集中砲火により窮地を脱する。この集中砲火によって大将船の砲弾は打ち尽くしてしまうこととなる。我々の恐怖は相手の恐怖とイ・スンシン将軍の必勝法はうまく機能するのか。激戦に次ぐ激戦、クライマックスは見どころである。多くの韓国俳優が日本人を演じて日本人見えないのだけれど、日本語を話すことで日本人とわかる。あと、戦闘服でも日本とわかる。そんな中、大谷亮平が密偵として日本側に潜入していた朝鮮兵士を演じていたのに気づき、驚いた。そして、敵武将(日本)に「お前は日本人なのか、朝鮮人なのか」と言われたところが胸に詰まった。監督が「神弓 KAMIYUMI」のキム・ハンミンで大谷亮平も出演していたので、この作品にも登場したのであろう。いやはやすごい映画であった。U-NEXTにて2014年/韓国/110分/監督:キム・ハンミン脚本:キム・ハンミン出演:チェ・ミンシク、リュ・スンリョン、パク・ボゴム、クォン・ユル、キム・ミョンゴン、チョ・ジヌン、大谷亮平原題:명량 회오리바다(「鳴梁(ミョンリャン)渦巻」)英語題名:Roaring Currents(「唸りたてる潮流」)お薦め度「バトル・オーシャン 海上決戦」★★★★(80%)
2024.06.08
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刑事物語でありながらリケジョ(理系女)が出てくる。読みどころ、読み応えがあり、スリルもサスペンスも味わえる、なかなかの小説である。デビュー作である前作「北緯43度のコールドケース」も読みごたえのある骨太ともいえそうな刑事小説であったが本作もまた傑作である。爆破爆死事件という非情な出来事で始まり、その捜査に警察と公安の確執があり、警察内部の問題や捜査現場の軋轢や捜査員の感情をないまぜにしながら事件解決へと悪戦苦闘する主人公。女性ながらジェンダーバイアスで見誤ったと気づくことで事件の真相にたどり着く。読みだしたら先を知りたくなるいい小説だと思える。Amazon.co.jp: 数学の女王 電子書籍: 伏尾美紀: Kindleストアより”かっこいいのに等身大、警察小説の新ヒロインふたたび。第67回江戸川乱歩賞受賞作『北緯43度のコールドケース』のシリーズ2作目!博士号を持つ異色の警察官・沢村依理子は、中南署から本部の警務部に異動となる。とある出来事で監察官室に目をつけられている沢村は、これは報復人事ではないかと疑う。そんな中、新札幌に新設されたばかりの北日本科学大学で爆破事件が発生。これを機に沢村は突然捜査一課に異動となるが、ただし警務部付ーー果たしてこの人事の意味は何なのか。一方、爆破事件はいつまで経っても進展がない。まさか北海道でテロ事件が起こったのか。公安との駆け引きの中で進めていく捜査、しかも沢村は突然班長を任されることに。新天地でまだぎこちない沢村は、新参者の班長に対して心中複雑な班員たちをどうまとめていくのか。そしてなかなか実態がつかめない爆破事件の犯人は、いったいどんな人物で、どんな目的があったのか。事件の謎を解く鍵は「数学」「研究者」「ジェンダーバイアス」そして「名声への飽くなき執着」ーー。女性研究者として博士課程まで進み、アカハラによって恋人を亡くすという経験をした沢村だからこそたどり着ける真相が、そこにはあった。”以上、Amazon.co.jp: 数学の女王 電子書籍: 伏尾美紀: Kindleストアより数学の女王 [ 伏尾 美紀 ]
2024.06.08
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著者・柴門ふみが2013年に出版した本の文庫本(2018年)。文庫本後書きに50代を過ぎ、60代となった著者の言葉が書かれている。やりたいように生きた50代は最高だったようだ。私も60代になってしまっているので、今更50代を自由気ままに生きられるわけもない。人生において子育てに縛られる(?)時期があるので、若くして子を持った人ならば40代を謳歌でき、やや遅く子を持ったならば50代を謳歌できると思える。私のように遅くに子を持った人は60代を謳歌するとなろう。とはいえ、40代が初老と言われるように、老化は始まっていて50代最後の年にシニアグラス、いわゆる老眼鏡をかけるようになり、チラホラみられた白髪が普通に混じって生えてくるようになった。ショートスリーパーとなり朝の目覚めがいいというよりも気がつくと起きてしまっている。そのくせ昼は居眠り。やはり体力に不安を感じない50代くらいまでに元気に飛び歩けばよかったのだろう。さて、本書はエッセイなのだろうか。柴門ふみが感じたものを過去のことを書いている。記憶に残っているものを上げると、気に入った服と着て似合う服は違うということ。私もずいぶんと前、若い時にオレンジのロングコートが映えてマネキンが来ていた。いいと思い試着したところオレンジの輝きが浮いて見える。試しに茶系のコートを着てみるとしっくりと似合った。というか違和感がない。オレンジのコートは美しいが、私には似合わず購入を諦めた。その記憶がよみがえった。「東京ラブストーリー」の原作者として崇める柴門ふみの著書を読めたことを嬉しく思う。そうだ、やっぱり愛なんだ 50歳からの幸福論(1) (角川文庫) [ 柴門 ふみ ]
2024.06.08
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フランス文学の現代作品を読みたくて、ググってはみたものの適切なものがわからず、166pと手軽そうなので読んで見た。読んで見たが、理解するにはなかなかの私小説、純文学(?)だった。10歳年下の異国の男性と逢瀬を重ねながら、音沙汰がなくなり別れを実感していく日々が書かれてある。彼を思い出しては、昔を思い出して胸詰まる思いにとらわれる。その気持ちを書いている。過去の事件も書いている。そして、本文もさることながら、あとがき、そして解説を訳者が長文掲載している。恐れ入ってしまった。どのように捉えていいのかわからず、ググってみると、ノーベル文学賞のアニー・エルノー「シンプルな情熱」 担当編集者が語る、今読むべき理由とは?|まいどなニュース (maidonanews.jp)に行き当たった。このまいどなニュースを読んでようやく少しわかった気がした。なかでもオートフィクション(自伝的なフィクション)という言葉を見つけて、そういうことなのかと了解した。最近の映画もそうだが20世紀では現実ネタを“true story”として描いていたが、今では“inspired by the true story”実話に基づく話としてフィクションであるとしている。この本は実話をネタに小説として書いた話なのである。衝撃的な内容も含まれているけれど、だからなんなのだ、とも思えてしまい。私の理解や共感が足りないと思えた。また、驚いたことに作家・アニー・エルノーはノーベル文学賞受賞者だった。(以下、まいどなニュースより)“アニー・エルノーは以前からフランス語圏では人気作家として知られていましたが、「Les années(歳月)」の英訳が2019年にブッカー国際賞の最終候補になったことから、英語圏での人気に一気に火が付きました。また、数年前から必ずノーベル文学賞の発表前は受賞候補として名前があがっていたため、いつか受賞するのではないかと早川書房内でも期待がありました。2022年6月に、アメリカ合衆国の最高裁で、1973年に認められた人工妊娠中絶の権利が破棄されたことや、女性の中絶の権利が危うくなってきている世界情勢の中で、エルノー自身の中絶体験が色濃く反映された「事件」がふたたび注目を集めたことなども少しは影響しているのかもしれません。“(以上、まいどなニュースより)そしてまた驚いたのは第78回ベネチア国際映画祭にて金獅子賞を受賞したフランス映画「あのこと」の原作「事件」がアニー・エルノーの本であることだった。映画「あのこと」を見てもなんだかなぁ、としか感じられなかったけれど、映画の舞台となる1960年代フランスでは中絶が犯罪であった。映画は「望まぬ妊娠をした大学生の12週間にわたる日々」を描いたものである。その時代の閉そく感、妊娠・中絶の当事者となった絶望感、悲壮感を十分に感じられなかった私であった。原作者アニー・エルノーは主人公同様、あの時代に中絶を体験している。そして、それを小説に書いた。小説に書けたのは中絶が犯罪でなくなり、憲法で中絶を容認するようになったからであろう。とはいえ、フィクションにしたが実体験を書き公表したことは驚くばかりである。シンプルな情熱 (ハヤカワepi文庫) [ アニー・エルノー ]シンプルな情熱 [ レティシア・ドッシュ ](DVD)
2024.06.07
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「メアリーの怪物」と見て、映画「メアリーの総て」を舞台化したものかと思った。メアリーとはフランケンシュタインの原作者の名である。そうではなくてもフランケンシュタインのように死者再生の映画「哀れなるものたち」のような作品になるのか、とも思った。実は全く異なる物語であり、フランケンシュタインみたいなものは出てこない。出て来るのは人間、ロボット、クローンである。そして、死者再生を試みた研究の結果は……。ネタバレについては、後日書こうと思う。さて、出演者には若者が多く、今どきの若者らしく、スレンダーで小顔な人たちが散見された。舞台よりも映像で映える、見られるに適した容姿である。久々に見る演劇はかぶりつきの最前列で見たせいか、大きすぎる声とにぎやかすぎるほどの動作に圧倒された。まだ、本番になれていないせいかセリフを度忘れしたり、セリフを噛む演者がいた。ちょっとしたミスを除けば熱量を持ったいい舞台であった。ブログ 6月12日 感想「メアリーの怪物」
2024.06.06
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小池百合子 - Wikipedia小池百合子氏の大学卒業詐称問題はもはやどうでもいい。彼女の大学卒業の真偽はともかく、すでに2期東京都知事を務めている。この2期の功績はどうだったかを考えるべきである。とはいえ、もちろん大学卒業が詐称であったならば辞職するなり陳謝すべきである。都民に対して嘘偽りを騙っているならば。嘘偽りかどうかは小池氏自身が知っている。私が知るうえで小池百合子氏の都知事としての功績は何もないと感じる。もしなにかしら多大な功績があるならば文句なしに三期目もゆだねる。ところが二期目さえ躊躇した。公約はほぼ何もなしえていないからである。しかし、小池氏は二期目続投となった。ひとえに対抗馬がいなかったからといえる。また、知名度とマスコミ、マスメディアの対応の的確さが彼女の無策を覆い隠したともいえる。結果として判断ミスもあった。オリンピックでのマラソンを北海道へ変更したこと(北海道は暑かった)。豊洲移転は延期しただけなど。そして、神宮外苑再開発におけるイチョウ並木の伐採である。都庁のプロジェクションマップの無駄遣いも非難の的である。ただ、コロナ禍の中での都政の運営は未曽有(みぞう)の出来事でもあったので小池知事の旗振りで対応が進んだところもあったかと思える。あの時の獅子奮迅ぶりは称えていいのかもしれない。話はかわるが、政治の世界において長期政権は良くない。これは歴史が証明している。ゆえにアメリカは大統領を三選禁止とした。(禁止としたが、大統領引退後は政治の場から引退したとしても元大領領として外交をはじめ各種業務を行わなければならない。また、終生ボディガードが付き、手当も支払われる。日本の元総理は引退後、ただの人なのだろうか)長期政権となったロシアも中国もよろしくない。三選禁止としたアメリカも負けを認めないトランプ氏によって混乱している。自分の辞書に勝利しかない人は困ったものだ。アメリカ大統領選で実質勝っていたかもしれないのに潔く敗北を認めたゴア氏の爪の垢を煎じて飲ませてほしい。話を小池百合子氏に戻すと、三選はない。新しい都知事を望む。
2024.06.05
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ミッドナイト・キラー : ポスター画像主演はミーガン・フォックスなのだろうが、ブルース・ウィルスとエミール・ハーシュの存在によって行くわからなくなっている。犯人の思考、行動が理解できず動機もわからない。これでは物語に感情を移入することは難しく、途中でいなくなったブルース・ウィルスばかりが気になった。恐怖感だけを残した、意味不明な作品であった。amazon prime video にて2021年/アメリカ/99分/監督:ランドール・エメット脚本:アラン。ホースネイル出演:ミーガン・フォックス、ブルース・ウィリス、エミール・ハーシュ、ルーカス・ハース、コルソン・ベイカー、リディア・ハル原題:Midnight in the Switchgrass(「アメリカクサキビの中の真夜中」)お薦め度「ミッドナイト・キラー」★★★(60%)
2024.06.02
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(C)2021 VVZ Production – Pathe Films – Constantin Film Produktion – M6 Filmsなかなか見どころのあるラブ・ストーリーが描かれていたが、これは全くの創作なのだろうか。だとしたらちょっといただけない。実在した人物ゆえに、全く架空の人が登場ということを私は感心しない。とても素敵な恋物語だけに残念な気がする。また、エッフェル塔製造の艱難辛苦も少し描かれている。私としては壮大なスケールでエッフェル塔構築の壮絶さを余すところなく微に入り細に入り描き、完成時には涙を流す成功物語として結実してほしかった。それにしても、エッフェルの相手となるアドリエンヌ・ブールジェを演じたエマ・マッキーは魅力的であった。大きな瞳大きな口。素敵だ。U-NEXTにて2021年/フランス・ベルギー・ドイツ/108分/R15+監督:マルタン・ブルブロン原案:カロリーヌ・ボングラン脚本:トーマス・ビデガン、マルタン・ブルブロン、マーティン・ブロソレット出演:ロマン・デュリス、エマ・マッキー、ピエール・ドゥラドンシャン、アルマンド・ブーランジェ、アレクサンドル・ステイガー、ブルーノ・ラファエリ、オンドラニック・マネ原題:Eiffel(「エッフェル」)お薦め度「エッフェル塔 創造者の愛」★★★☆(70%)
2024.06.01
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Yahoo!オークション - 映画ポスター トロイのヘレン B2ポスター(ロバ...私のアフロディーテ(女神)といえるロッサナ・ポデスタ主演の超大作である。たぶん一生見ることはなかったなと思えるがU-NEXTで検索したらあったので見てみた。見てみてわかったが、トロイの戦争は、トロイにとって悲劇であった。悲しい結末で終わる作品だ、もちろん、トロイの木馬がクライマックスに登場する。ギリシア神話の大英雄アキレスも登場する。なかなか見ごたえのある作品である。この作品、当時の流行なのだろう、OVERTURE(オーバーチュア)、すなわち序曲で始まる。延々と続く序曲は5分くらいあろうか。史劇としてのスペクタクル巨編が始まる。東西の交易の要所にあったトロイ王国は堅牢な城壁で囲まれていて、攻め落とすことは困難であった。諸国を支配下に置くスパルタ王国はギリシア諸国と力を合わせトロイ攻略を狙っていた。それを察知したトロイであったが、平和外交を目指し、王子パリスを大使として送り込む。しかし、嵐のため難破し、漂流したパリスはスパルタ王妃ヘレンに助けられる。ヘレンを王妃と知らないパリスは恋におちたようだ。パリスは単身でトロイ攻略の軍議をしているスパルタ王宮に乗り込み、客人としてもてなされたが、軟禁されてしまう。パリスの命を助けるべくヘレンは従者たちを使いパリスを逃がす。しかし崖っぷちで追手に囲まれたパリスはヘレンともども身投げして脱出する。トロイに戻ったパリスは凱旋し、ヘレンを姫として遇する。スパルタはギリシャ諸国を引き連れてトロイせん滅に上陸し、大戦の激闘は始まった……。これを映画館で見ていたら、圧倒されたんだろうなと思える。68年前に公開だからなぁ。さて、ロッサナ・ポデスタについて記す。U-NEXTでは「トロイのヘレン」以外では「黄金の七人」「続黄金の七人 レインボー作戦」という作品が見られる。「黄金の七人」での彼女は「ルパン三世」の峰不二子のモデルとされ、羨望の的であった。私が彼女にぞっこんになったのは「黄金の矢」というダマスカスの都のお姫様強奪物語であった。1963年製作・公開の「黄金の矢」の時、彼女は28歳、とてもチャーミングだった。その彼女の姿を求めて映画雑誌を漁った。映画における最初の私のアイドルである。その「黄金の矢」との再会を期していろいろと探したが見ること能わずだったが2022.10.30にYouTubeで見ることが出来た。日本語字幕のない英語のみだったけれど、嬉しかった。今は見れないのか、検索できない。U-NEXTにて1955年/アメリカ/120分/監督:ロバート・ワイズ原作:ホメロス脚色:ジョン・ツウィスト出演:Helen_of_Troyロッサナ・ポデスタParisジャック・セルナスKing_Priamサー・セドリック・ハードウィックMenelausニオール・マッギニスAchillesスタンリー・ベイカーHectorハリー・アンドリュースPolydorusロバート・ブラウンAgamemnonロバート・ダグラスUlyssesトリン・サッチャーPatroclusテレンス・ロングドンAjaxマクスウェル・リード原題:Helen of Troy(「トロイのヘレン」)お薦め度「トロイのヘレン」★★★☆(70%)
2024.06.01
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(Amazon.co.jpより)”自分らしい生き方を見つけて輝いている60歳以上の女性51人をインタビュー。人生100年時代を生き抜くヒントが見つかります。【目次】PART1 60歳からは好きなことを仕事にするPART2 60歳からの新たな挑戦PART3 いくつになっても自分らしく働くPART4 60歳からの自分らしい暮らし【出版社からのコメント】60歳でモデルデビューをした女性、73歳で自分のお店を持った女性、62歳で人生のパートナーに出会った女性、60歳をすぎてから上京した女性…さまざまな女性が登場します。彼女たちの生い立ちや経歴、考え方などから、年齢を言い訳にせず、いくつになっても輝き続けられる生き方が見えてきます。”(以上、Amazon.co.jpより)60歳を過ぎて、ためになるというか面白そうな本だと思えて、読んで見た。ほとんどの人が息子、娘はいながらも独立したようで、夫とふたり、もしくは一人暮らしである。皆それぞれ自分自身がしたいことをやり、積極的に行動しているようである。中でも”77歳で周4日フルタイムで就労支援の相談員として勤務している”人には驚いた。77歳で現役である。定年のない東京都で働き続けているとのこと。5年更新らしいが”80歳まで働き続けることが目標”とあり、実現してもらいたい。
2024.06.01
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。6月おすすめ作品は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「ゲッタウェイ」「パッチ・アダムス」「シックス・センス」「かもめ食堂」「沈黙ーサイレンスー」「大いなる西部」「マネーボール」「モンタナの風に抱かれて」「ミッドナイト・ラン」「E.T.」「カサブランカ」「特攻大作戦」の作品の中から選んだ5作品はこれら。紹介済みの「カサブランカ」を除外するとこうなった。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)写真提供:アマナイメージズ「シックス・センス」2024年6月10日(月)午後1時00分~2時48分THE SIX SENSE 1999 アメリカ1999年10月30日劇場公開日、映画館にて鑑賞。予告もあらすじも知らずに見て正解。ミステリーの極致。M・ナイト・シャマラン監督の最高傑作。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com ALL TIME BEST 「シックスセンス」大いなる西部 : 暗闇の中に世界がある ーこの映画を観ずして死ねるか!ー (livedoor.jp)「大いなる西部」2024年6月14日(金)午後1時00分~3時48分THE BIG COUNTRY 1958 アメリカ1984年4月29日テレビ放映にて鑑賞。東部男グレゴリー・ペックと西部男チャールトン・ヘストンの一騎打ち。殴り合うシーンは圧巻。ジーン・シモンズの美しさにときめいた。お薦め度★★★★☆(90%)マネーボール : ポスター画像「マネーボール」2024年6月17日(月)午後1時00分~3時14分MANEYBALL 2011 アメリカ2011年12月10日映画館にて鑑賞。MLBってこんなになっているんだ、と知り、「マネー・ボール理論」により常勝集団になっていく姿に感動。素晴らしい実話ネタ。お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST 「マネーボール」ミッドナイト・ラン : ポスター画像「ミッドナイト・ラン」2024年6月20日(木)午後1時00分~3時07分MIDNIGHT RUN 1988 アメリカ1988年12月30日映画館にて鑑賞。掘り出し物を見つけた喜びを味わえた傑作。デ・ニーロとチャールズ・グローディンのコンビは最高だった。お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST 「ミッドナイト・ラン」写真:AFLO「E.T.」2024年6月24日(月)午後1時00分~2時56分E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL 1982 アメリカ1982年12月28日映画館にて鑑賞。2002年4月28日映画館にて20周年記念作、鑑賞。E.T. 最高!!オリジナル作品の方が良い。お薦め度★★★★★(100%)映画.com ALL TIME BEST 「E.T.」
2024.06.01
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【虎に翼】これからが本番[裁判官編]スタート!見どころ動画【NHK朝ドラ公式】 - 虎に翼 - NHKたしかで「初の女性弁護士誕生へ」という新聞記事の切り抜き。寅子の父がスクラップにしていたその切り抜き記事の上に”たしかで”と鉛筆書きされていた。見てすぐ、左から読む”たしかで”ではなく右から読む(書いた)”でかした”ということを理解した。父にとって娘・寅子の弁護士就任は”でかした”ことであった。今回の朝ドラ「虎に翼」も”でかした”ドラマになったようだ。前段と思える裁判官になるまでが今週で終わり、次週からは「裁判官編」になるとのこと。見どころはこれからますます増えるであろう。戦争という悲劇によって、父(病死)、兄(戦死)、夫(戦病死)といった男手を亡くし、母、兄嫁、寅子たちはみな寡婦となってしまった。新たに制定された日本国憲法のもと弁護士の道へ進むと決めた寅子は勇ましく心強い。次週からも楽しみである。さて、伊藤沙莉について語ろう。彼女を知ったのはNHK朝ドラ「ひよっこ」の米屋の娘役である。米屋の店主役の斉藤暁の娘として似合いの小柄な向こうっ気の強い役であった。印象に残るが取り立ててどうとは思わなかった。その後もドラマに出続けていて、そのうち主役を演じるようになったので現場では注目されていたのであろう。ドラマ「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」で織田裕二が脇役で出演するというニュースをみて初めて彼女の演技力が注目されていることを知った。それより前に、映画「ファーストラヴ」を配信で見た時に、高校生役として廊下を歩く伊藤沙莉に気づいて驚いたものである。こんな昔から出ているのか、と思ったけれど、もっと前、子役から出演はしていて、2005年に「女王の教室」に出演している。この時に主演の”天海祐希から「あなたはカメラが自分に向いてないときでも、必ずしっかりお芝居をしている。いつか誰かが見つけてくれるから、手を抜いたり気を抜いたりしないで。あなたは素敵だから、ずっとそのままでいて」と言葉をかけられ、それをずっと守ってきたと話す。”(Wikipediaより)とあり、このことがあり、演技に精進してきた彼女だから成長できたのであろう。昔は子役は大人になったら成功しないと言われたものだが、それは子役をあくまで子役として扱っていたからであろうし、大人女優として大成した杉田かおるや安達祐実などの先達が実績を作ってきた結果、演技力重視の昨今、主役級を見れば子役、もしくは十代からやってきた者たちが席巻する今となっている気がする。(昔も高峰秀子とか子役から大成した女優はいる)注目の伊藤沙莉もこの5月で30歳となった。時がたつのは早いものである。裁判官編となり大人の女性、中年の女性を演じる彼女を注視していきたい。
2024.06.01
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