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2003.05.09
アメリカの教育事情
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カテゴリ未分類
マイケル・ムーアがアメリカの教育に関して書いていることを読むと、それはある種の驚きを感じる。まさかここまでひどいとは思わなかったというのが正直な感想だ。民主主義においては、日本よりもずっと進んでいるアメリカだから、教育においては、少々の問題があったとしても、日本よりはまだましだと思っていたのだが、これではあまり変わりがないどころか、民主主義があるものだから、ある意味では問題がもっとあからさまになって、もっとひどく見えるところすらある。
こういう教育がアメリカで行われているということから、マイケル・ムーアは、この本のタイトルに「アホでマヌケな」という形容詞をかぶせたんだろうな。「アホでマヌケなアメリカ白人」を生むような教育になっているんだ。彼にいわせるとアメリカの教育は、こんな感じらしい。
「輝かしき栄光のこの国では、頭に何かをつめこむんなら、どうでもいいことほど素晴らしいとされる……そう、スポーツの記録とかな。逆に、批判的な思考や正しい理解なんてのは、クソだ。」
これは全く日本の教育と一緒だ。つまらない記憶するだけの知識で頭をいっぱいにした人間が優等生になるのは、アメリカでも変わらないというのは驚くべきことだ。アメリカは本物の実力主義の世界だと思い込んでいたから。
日本でも、佐高信さんの本を読んだりすると、最高の成績で学校を出た高級官僚ほどマヌケだということがよく分かるけれど、アメリカでもそれは同じだということは驚くべきことだ。でも、ブッシュの戦争を支持した人間が70%もいるんだから、これはマイケル・ムーアの言っていることに間違いはないんだろう。
アメリカでも、戦争にかける費用はどんどん上がっていくのに、教育にかける費用は逆にどんどん下がっていくらしい。教師の給料も低くて、なり手がいないらしい。そういう政策をとっていながら、教師の質が悪いと言って、アメリカの教育が悪いのは教師のせいだという攻撃がかなりあるらしい。質がよくなるような政策をとらないで、質が悪いと言って非難するのは日本と同じだなと思う。
削れるところからは容赦なく予算を削るというのもアメリカは徹底しているらしい。用務員の数を減らしたので、学校を掃除する人間がいないそうだ。図書館の予算も減らされて、自分で本を買えないような家庭の子供たちは、本を読むという機会を奪われている。貧乏人は勉強しなくてもいいということなのだろうか。日本でも、これからはエリートに金をつぎ込むので、エリートでないものは道徳教育さえしておけばいいというような教育観を持っているのが政府の教育審議会にいたように覚えている。
イラクでは1発何億円するか分からないミサイルをどんどん飛ばしておきながら、アメリカの学校ではトイレットペーパーにも困るようなところがあるそうだ。ボランティア活動をしてトイレットペーパーを買っている学校もあるらしい。これは日本よりひどい。
マイケル・ムーアの次の意見にはかなり共感を覚える。
子供たちの読み書き計算の力を決めるのに、標準化されたテストを使おうという考えほど、恐ろしい過ちはない。だが、政治家も教育官僚も、国ぐるみでテストにとりつかれている。その点数を上げさえすれば、この国の教育システムのすべての間違いが、魔法のように消えてしまうかのように。」
標準化されたテストなんてのは、覚えてしまえば、理解していなくてもいくらでも出来てしまう。人間の能力を高めるのは、覚えることではなくて理解することなのだが、覚えることしかできなかった人間には、その違いが分からないのかもしれない。
日本の教育が優れていたのは、それなりに金をかけてきたからだ。その金を惜しむようになったら、きっとアメリカと同じ道を歩むだろう。アメリカでも、日本の教育界のエライ人のように、「すべての子供が賢くなる必要はない」と言いたいのかもしれないけれど、個人主義の国のアメリカでは、それは言えないんだろうな。日本では、「分相応に」という考え方があるから、そう言われても腹を立てない人が多いんだろうか。
アメリカでは、金のない学校に対して、企業が金儲けの目的で入り込むという問題がまたあるそうだ。アメリカの高校には、コカ・コーラの自動販売機がおいてあるらしい。そして、コカ・コーラは、学校に対してかなりの援助をしているらしいのだが、援助をしてもなお儲かっているのだろう。そのために、アメリカの高校生の健康が破壊されたとしても、そのことはあまり問題にされないようだ。日本でも、こういうことはそのうちアメリカの後を追うようになるのだろうか。
このような状況から抜け出すために、マイケル・ムーアは、学生たちにいくつかのアドバイスをしているのだが、これはとても面白い内容なので、また日を改めて紹介したいと思う。とても勇気づけられる内容だ。
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最終更新日 2003.05.09 10:02:36
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