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2006.01.19
都市型保守の豊かなイメージを読む
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「携帯電話の社会学的機能分析?コミュニケーション変容の社会的意味(連載第三回)」
「トラックバックへの返答」
の中で
「なお好機会ですので、読者の方々に『NANA』における(初期の)ハチのような女性(の成れの果てとしての主婦)がどんな男性政治家に惹かれるかを考えていただくのがよいでしょう。都市型保守についての豊かなイメージが得られるでしょう。
この件についてはhttp://www.miyadai.com/index.php?itemid=281の「携帯電話の社会学的機能分析?コミュニケーション変容の社会的意味(連載第三回)」をお読み下さい([続きを読む]も忘れずに)。回答が明示してございます。」
と書いたように女性の都市型保守の豊かなイメージを得るために読んでみようと思う。上記の文章は、表題にあるように、本来は携帯電話について分析したものだと思われるが、その分析の過程で都市型保守について言及している部分があると思われる。その部分を、都市型保守のイメージを作るという観点で読解してみようと思う。これは、宮台氏が「明示」と書いているが、必ずしもすぐに分かるほど明らかではないと僕は思う。解釈としてはほぼ一つに決まるだろうと言うことで「明示」と語っているのではないかと思う。その一つの解釈を求めてみたい。
ここでは、監視社会化との関連で携帯電話の位置情報のことが語られている。監視社会というのは、常に見張られているというイメージがあるのだが、見張るという行為そのものよりも、その本質は「監視社会化=データベース管理社会化」にあるというのが宮台氏の分析だ。
普通は、監視というのは、何かこれから起きるかも知れないというトラブルを防ぐために行われる。原発などの施設にトラブルが起きれば深刻な問題になるので、それが起きたときに速やかに対処するためには、24時間四六時中監視する必要があるだろう。監視というのは、元々はそのように、何か困ったことが起こることを防ぐための防衛手段として考えられていたと思う。
しかし、現在の監視社会における監視は、そのようなものとは違い、むしろ人々の不安を鎮める作用のためにされていると宮台氏は指摘する。必ずしもトラブルを防ぐための役に立つわけではないのに、四六時中監視することが求められているという。宮台氏が、
「「監視社会化」といっても事後に犯人を機動的に追尾できるだけ。捕まるのを恐がる社会成員への犯罪抑止効果はあっても、逮捕を恐れぬ確信犯に効果がないからです。でも社会の流動性が高まるほど、不安と不信が上昇し、監視カメラを要求する世論が高まります。
最近の日本では、性犯罪にせよ、拉致監禁にせよ、「おいおい、それじゃすぐ捕まるぜ」という類の杜撰な犯罪ばかりが目立ちます。この杜撰さは、犯罪者の頭の悪さというよりも、捕まって社会的制裁を受けることを恐れる気持ちが希薄化していることの、表れです。」
と語るように、いくら監視を強めても、その監視によって防げないトラブルが発生するということが起こってくる。しかし、他に有効な手段がない場合は、有効でないと分かっていても、何かをせずには不安が静まらないので、トラブルが発生すればするほど人々は監視を求めることになる。
監視が行き渡り、それが大量のデータベースとしてためられると、何かトラブルが発生したとき、そのトラブルの原因を作った者、犯罪の場合で言えば犯人がすぐに特定出来る。不安に駆られた人々は、この犯人を諸悪の根元のように考えて、自らの不安を鎮めるために、犯人を感情的に叩くことによって安心を得ようとするだろう。厳罰を要求し、犯人が人間でない極悪人のようだと言うことを証明しようとするだろうと思う。
しかし、それは感情をすっきりさせるというカタルシスをもたらしても、不安の根源が除かれたわけではないので、依然として不安は続き、監視を求める声は大きいままになる。このような状況が「監視社会化」という言葉で呼ばれているものだと思われる。
何となく不安だから監視社会を求めるという気持ちが一方にあれば、その監視社会化に何となく不安を感じるという気持ちも他方にある。しかし、これはハッキリと意識されていない。プライバシーによって監視社会化に反対する意見があったり、犯罪抑止を求めて監視社会化を求めるなら、「犯罪抑止効果がどれほどのものかが議論の焦点になります」と言うはずなのに、議論はそちらの方へは向かわない。
宮台氏は、「民主主義社会で大多数が「安心のために監視カメラが欲しい」というなら、仕方ないでしょう」と語りながらも、もっと大事なものに目を向けて欲しいと指摘する。
「とはいえ私は皆さんに実態を見てほしいと思います。実効的なのか気休めなのか。気休めの代償は何か。代償が高いのに気休めを欲しがるほど不安が蔓延するのはなぜか。背後に過剰流動性があるんじゃないか。過剰流動性を制約する社会的施策が要るんじゃないか。」
自らの主体的な不安を、客観的に見ることによって、その不安が生まれてくる背景を理解した方がいいという指摘だと思う。この背景を見ることが出来るかどうかで、不安に煽られて気分だけ不安を鎮めたいと思うヘタレ保守である都市型保守になるか、不安の根源を手当てして、「不安よりも内発性(意欲)をベースに生きる。不信よりも信頼をベースに人と関わる」都市型リベラルになるかが分かれてくるのではないだろうか。
単に不安を鎮めたいという都市型保守にとっては、それが見えなくなれば不安の種も解消出来ると言うことで、汚れたもの(トラブルの原因になるようなもの)が表から消えて、それがなくなったことを監視によって確認することは、一定の支持を取り付けることになるだろう。その汚れたものは、決して本当になくなったのではなく、裏に隠れてしまったのだが、その裏が見えなければ不安は抱かずにすむというわけだ。
「断固」「決断」を標榜する政治家は、汚れたものを表から一掃するという荒療治をすることが多いのではないだろうか。それは、都市型保守にとっては期待に添った方向になるのではないだろうか。そうなれば都市型保守は、このような政治家に心を惹かれ支持をするということが帰結出来そうに思う。このような社会的施策は「見える場所はきれいにして、見えない場所は、浅い所から深い所まで複数レイヤーに分けて管理します」というものになる。
このことに関して、宮台氏は、「そういう社会が良いか悪いかを、先験的には言えません」と語っている。良い・悪いの判断をするには、その条件がすべては確認出来ないと言うことだろうか。不安を抱いても、真実に目をつぶらずに生きるのがいいのか、不安を解消して幸せを感じて生きていた方がいいのか(知らぬが仏の方がいいのか)は、絶対的には決められないと言うことだろう。それは、自らが選び取らなければならない実存に関する命題のように思われる。民主主義の下では、多数が「知らぬが仏」を選んでしまえば、それはそれで仕方のないことにもなる。しかし
と宮台氏が語るように、「合意すべき民衆が、合意の材料となる社会的文脈を「知らない」」と言うことは重大な問題だと思う。熟慮した上での合意ではなく、単に感情的に不安を鎮めるために「不安のポピュリズム」に乗せられただけの合意であれば、その合意は信頼出来るものではなくなる。都市型リベラルの成長によって、この社会的背景を理解する人々が増えることを望む気持ちが出てくるのも頷けるものだ。
宮台氏は、フリーターの問題も、「単純労働に耐える苦痛を、「夢を追っているから」と言い訳できるシステム」という観点で捉えている。これも、一種のヘタレ保守であり都市型保守の現れ方ではないかと思う。現実を直視せず、現実の不安や苦痛を忘れるために、「夢」というものを求めると言うところに、感情的なカタルシスを求めるヘタレ保守の特性が見られると思う。
しかし、都市型保守の問題の難しさは、現実を直視したからといって、すぐに問題が解決されて都市型リベラルのように「不安よりも内発性(意欲)をベースに生きる。不信よりも信頼をベースに人と関わる」ことが出来ないことにある。現実を直視せず、夢を抱くことが「イケナイなら、人々の生の大半は否定されます」ということだ。生きていても幸せになれない社会を人々が望むとはとうてい考えられない。不安が蔓延した社会では、都市型保守が大半を占めるのは、論理的な帰結であるようにも思われる。
都市型保守は、抽象的には「過剰流動性と生活世界空洞化で不安になり、「断固・決然」に煽られるヘタレ保守」として定義されていた。それが現実には、どのように現れてくるかというのを、監視社会化との関連でここでは語っているように思う。
監視を強めることによって、表はきれいになっていることを確認し、汚いもの・不安を感じさせるものが見えなくなることによって不安を解消し、安心を得るというその心性がここでは語られている。それは本質的な解決ではないにも関わらず、本質的解決の方は、あまりにも難しいので、考えるのさえ放棄してしまっているのが都市型保守だとも言えそうだ。それをあくまでも考えていくのが都市型リベラルなのだが、それは難しい。
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最終更新日 2006.01.19 09:51:04
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