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ウィルス性胃腸炎などにやられて、しばらくご無沙汰してました。人生初めて、救急車に乗ってちょっと満足もう完全に回復したので大丈夫です。さて、本題。乃木坂と六本木駅の間に位置する国立新美術館で2週間にわたり文化庁メディア芸術祭が開催されています。入場料無料でアニメーションや映像、ゲーム、インスタレーションなどの最新のものが楽しめるのとあって、家族連れからカップルまで幅広い人たちが訪れていました。(カップルが多かったかも)。かなりの混雑で、ピーク時には入場制限するほど。私もプログラムをチェックして朝から行きました。一番見たかったのは、フランスのアナシー・アニメーションフェスティバル祭でグランプリをとった「つみきのいえ」です。アートアニメーションをイギリスで勉強していたので、去年のアナシーにも注目していたのですが、日本人がグランプリをとったということで是非見たかった作品です。セリフが無い、10分から15分程度の短編なので、あまり世間には知られていないアニメーションですが、アートアニメーションにはそういった作品が多いのです。主人公は「つみきのいえ」に暮らすおじいさん。「つみきのいえ」はまわりが海(水?)に囲まれていて、どういうわけか時が経つとどんどん水位が上昇して水没してしまいます。だから、おじいさんは自分の家が水没しそうになるたびにもう一つ上の階に部屋をこしらえるのです。そのおじいさんが、自分の人生をふと振り返る、というのがストーリー。セリフはなくとも、おじいさんの気持ちが痛いほど分かります。観客は、自分の人生とも重ね合わせて、自分の将来とも重ね合わせて、胸がいっぱいになります。短いエンドロールが流れる頃には、私の横で見ていた女の子が嗚咽するほど泣いてました(笑)。彼女だけでなく、席を立つ人たちがみんな鼻をぐずぐずしてました。私が大好きなアートアニメーション。商業ベースには乗りにくいけれど、利益を生むものだけが良いモノじゃない。少しでも多くの人に知ってもらいたいです。「つみきのいえ」作:加藤久仁生(DVDも発売されているそうですが、原作とはちがってナレーションが入っているらしいです。。。)それから、この数週間で見た映画をざっと並べます。中には日本未公開(2009年初夏公開予定?)のものもあります。「20世紀少年ー第二章 最後の希望」コメント:第三章に期待!!監督:堤 幸彦企画/脚本:長崎尚志原作/脚本監修:浦沢直樹出演:豊川悦司 / 常盤貴子 / 平愛梨 / 香川照之「レポマン」コメント:よほどの映画好きにしか理解不能な映画だと聞いて見たところ、私には理解不能でした!!監督:アレックス・コックス出演:エミリオ・エステベス / ハリー・ディーン・スタントン「天国と地獄」コメント:やはり黒沢映画は一番だと思いました。個人的には、横浜の根岸屋(映画「横浜メリー」にも登場した、昔実在した店)のシーンが出てきてゾクゾクしました。アメリカ兵と日本の娼婦が入り乱れ、そのすぐ脇で麻薬中毒者がのたれ死ぬような、そんな世界が戦後の日本にはあったのですから。監督:黒澤明制作:田中友幸 / 菊島隆三脚本:黒澤明 / 菊島隆三 / 久板栄二郎 / 小国英雄出演:三船敏郎 / 仲代達也 / 香川京子「七人の侍」コメント:これぞ世界一の映画にふさわしい!!監督:黒澤明製作:本木荘二郎脚本:黒澤明 / 橋本忍 / 小国英雄出演:志村喬 / 加藤大介 / 宮口精二 / 藤原釜足 / 千秋実 / 木村功 / 稲葉義男 / 三船敏郎「グラン・トリノ」コメント:笑えて、泣けて、とても見応えのある映画です。(この映画には西部劇の人は出てきませんが)もしも西部劇のガンマンが現代に現れたらこうするのかもしれないと思いました。深く心に刻まれる映画です。GW公開。監督・主演:クリント・イーストウッド
2009年02月09日
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ビョークやローリング・ストーンズ、ケミカル・ブラザーズ、ホワイトストライプス、などのミュージックビデオで知られる映像作家のミッシェル・ゴンドリーさん。私はほとんどDVDを買いませんが、彼の作品が大好きなので、イギリスのアートスクールでも大流行していた彼の作品集DVDも持っていますその彼が2004年に制作してアカデミー賞脚本賞を獲得したのが「エターナル・サンシャイン」。記憶を消去する施術を使って、恋人の記憶を消去してしまったら。。。という話ですが、失恋の苦さがこんな形で表現できるなんてと感嘆しました。ミッシェル・ゴンドリー独特の揺れるような映像の撮り方と、イメージの豊かさやポップな感じはこの作品でも生きています。彼は心の中を映像で表現するのが上手いですねジム・キャリーとケイト・ウィンスレット、ロードオブザリングスのイライジャ・ウッドなど俳優陣も豪華です。監督 ミシェル・ゴンドリー 製作総指揮 チャーリー・カウフマン他 製作 スティーヴ・ゴリン/アンソニー・ブレグマン 脚本 チャーリー・カウフマン/ミシェル・ゴンドリー/ピエール・ビスマス 出演者 ジム・キャリー/ケイト・ウィンスレット
2009年01月25日
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アメリカ人30代独身女性がもつ悩みは、日本人の30代独身女性と瓜二つ。気晴らしはヨガってところ、うーん、このブログを書いてる人間と一緒だ色々なものを見過ぎて、無意識のうちに恋に臆病になっている女性の前に、こんなにピュアで格好いい(可愛い?)男性が現れたらいいよね~、と思わせてくれる相手役のメルビル・プポーに注目です ちなみに私、この手のスラッとした素敵な男性は、90%くらいの確率でゲイだと勝手に思いこんでいますが、女性のために残されていると良いですね~「ブロークン・イングリッシュ」。監督・脚本:ゾエ・カサヴェテス出演:パーカー・ポージ/メルヴィル・プポー/ジーナ・ローランズ(監督の母)/ドレア・ド・マッテオ
2009年01月25日
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ギリシャ神話のオイディプスの話をモチーフに、60年代の新宿が舞台の「薔薇の葬列」を見ました。主演はピーター(池畑慎之介)。ゲイボーイ役です。赤と黒だけで印刷した不気味な微笑みを浮かべるピーターのフライヤーを見て、無性に気になって足を運んだわけです。シリアスなのか、コメディーなのか、見ている側がどう腰をおちつけて見ればいいのかよく分からない映画でしたが、映像は印象的でした。スタンリー・キューブリックが「時計じかけのオレンジ」を作る際にこの映画のビジュアルを参考にしたというのもよく分かります。美しさの中で狂気、苦悩、決意を一度に表現している、とでもいうのでしょうか個人的には、今は亡き淀川長治さんが見れて良かったです脚本・監督:松本俊夫出演:ピーター 土屋嘉男 小笠原修
2009年01月25日
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今、私が期待しているのはこの映画。今年2月公開です。
2009年01月19日
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この映画のトレーラーをご覧になった方なら、「ラースと、その彼女」が二人で座っている姿をよく覚えているはず。ラースのことが好きな町の人々は、ラースのためにビアンカを人として扱います。こんな事は実際には起こらないよと笑い飛ばすことも出来るけど、もしかしたら意外とこういう人って多いのかもしれません。もしも自分の家族がラースだったら、この物語に登場する人々と同じようにするんじゃないかしら。優しすぎる?そうかもしれない。でも、人はこれくらい優しくなることだってできるんじゃないかな。ちなみにこの映画、80回(2008年)アカデミー賞の脚本賞ノミネートですって。監督:クレイグ・ギレスピー製作:ジョン・キャメロン/サラ・オーブリー/シドニー・キメル脚本:ナンシー・オリバー出演:ライアン・ゴズリング/ビアンカ/エミリー・モーティマー/ポール・シュナイダー
2009年01月19日
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「PARIS」心臓疾患があると宣告された若い青年を軸に、パリの町に住む人々の日常を切り取った物語。フランス人らしいなぁっと思わせる展開も多々ありますが、こんな風に人生を楽しむってのもありなのかもね。。。と最後は明るく捕らえられるのかも。監督・脚本:セドリック・クラピッシュ出演:ジュリエット・ビノシュ/ロマン・デュリス/ファブリス・ルキーニ/アルベール・デュポンテル
2009年01月19日
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ウガンダの北部では、反政府軍によるゲリラ活動により安全を奪われた人々が今でも難民として暮らしています。そのウガンダ北部の難民キャンプにいる子供たちの姿を描いたのが「ウォー・ダンス」というドキュメンタリー映画です。難民とはどういう目にあった人たちなのか?と一瞬でも疑問に思った人は是非見て欲しいです。きっと想像もしなかったような出来事が、子供たちの口から語られます。そのような体験をした子供たちが自らの力で自分自身を救う姿も映し出しているという点で、この映画は非常に力強いメッセージを持っています。もしこの映画を見ることが出来た人は、非常にラッキーではないでしょうか。監督:ショーン・ファイン&アンドレア・ニックス・ファイン(夫婦)プロデューサー:アルビ・ヘクト音楽監修:ジョージ・アコグニー製作総指揮:スーザン・マックローリーアソシエートプロデューサー:アンドリュー・ハーウィッツ
2009年01月19日
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2008年の年末に友人に勧められ、DVDを借りて2009年の最初の1本として見たのが「虹の女神」です。印象的だったのは、冒頭の何の変哲もない日常のワンシーンが、沢山の意味を含んだワンシーンに変化することでした。脚本が良く練られた映画というのは、こういう映画のことだと思います。後日、この映画を教えてくれた友達にありがとう!とお礼しました監督:熊澤尚人原案・脚本:桜井亜美プロデューサー:岩井俊二出演:市原隼人 上野樹里 蒼井優
2009年01月19日
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夏暑くなりましたね~最近はじっとしているだけで汗ばむ。プールや海水浴を楽しむ季節になりましたが、それと同時に水の事故も多くなってきました。昨日も、市民プールで亡くなった子供のニュースがありました。実は私にも あわや という出来事がありました。家の近くの小さな野外プールで、まだ私が7~10歳の小学生の頃の話です。沢山の人でごったがえすプールに、家族で遊びに行きました。スイミングクラブで少しは鍛えてたので、水なら何も怖いことはありませんでした。自分の身長よりも深い場所でちょっと深いところまでもぐって、それから水辺に顔を出そうとしたのですが最初に吸った息が浅かったらしく、息が切れるすんでのところで水面にたどり着く所でした。ところが!私のすぐ横にいた大人が私に気づかず、その人の腕で私は再び下に押し下げられてしまいました。私の息は完全に切れていて、必死の思いで水面を目指しました。気を失ったら死んじゃうから、もう一回だけ必死でがんばって絶対に水辺にたどり着くしかない。。そう思ってがんばりました。無事に一息ついて周りを見回すと、そこには沢山人がいて、一体、誰の腕が私を押し下げたのか、見当も付きませんでした。ニュースを見終わってから、その話を口にすると、親は初耳だと言って驚いていました。小さい頃から、あまり自分に起こったことを話してこなかったんですね、私。。。私を下へ押した人も、知らずにやっていたのでしょう。水の中では、物の重さも触った感触も地上と違いますから。小さいお子様がいる方もいない方も、プールでは何が事故につながるか分かりませんので、十分注意して、楽しい夏休みにしましょうね~☆
2008年07月21日
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ファーナムから帰ってきて以来、After coming back from Farnham in the UK,ずっと都会と実家の往復ばかり。I kept going to Tokyo city and coming back to my house.仕事ばかりでストレスもたまったし、Because of my work, I feel stressed so much,どうしても田舎に行きたくなった。So I really wanted to go to the country side.そこで、昨日は七沢温泉に行ってきた。Then, I went to an Onsen in Nanasawa yesterday.オイラの家から電車とバスで1時間半。It took about 1h and a half by train and bus.山は紅葉し始めた頃で、森林浴の後、トロトロとやわらかいお湯に入った。The colour of the mountain started turning into yellow and red.After walking in the woods, I went to the Onsen which felt soft water.そこで昼食も頂いて、とっても美味しくてびっくり。My mum and I had a lunch there, and we were surprised that it was so tasty.以前訪れたときよりも格段に美味しくなっていた。It was much more tasty than we visited there before.そして翌日(今日)、やっぱり田舎に行きたくなってThe next day, today, I still wanted to go to the country side,今度は家族みんなで家から車で10分の田舎に行った。I went to the country side which is 10 minutes drive from my house.自分の家の近くに、まだこんな自然が残っているとは知らなかった。I did not know that there is such a natural place near to my house.小さい頃は父と一緒によく虫取りに来た。When I was a child, I often came here in order to get dragon flies.木々の様子より、嬉々として虫取りをしていた父の姿ばかり覚えている。I don't remember about the scenery, but I remember that my dad was getting dragon flies happily.コスモスの花。Cosmea flower.紅葉に日の光があたって鮮やか。It's very beautiful that the autumn colour of leaves bathing the sunshine.近くのお茶屋さんで一休み。Visited the tea house to have a rest.ここがいつまでもこの姿を失わないことを祈る。I wish that this place never changes.
2007年11月24日
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仕事をはじめてはや3週間、It has already been 3 weeks since I started work.気がつくと、ほぼ毎日麺類を食べていることに気づいた。I realised that I have eaten many kinds of noodles - nearly everyday.これまで食べたのは、ラーメン、うどん、ジャージャー麺、きしめん、パスタ。I ate Ramen, Udon, JaJa noodle, Kishimen, Pasta. (Sorry, I don’t know proper words in English!)なかでも一番嬉しかったのは、御茶ノ水で見つけたうどん屋さん。One of the most happy things for me was that I found an Udon restaurant at Ochanomizu.うどんだけで勝負しているお店で、値段も安い!Their main food is just Udon and it’s really cheap!オイラが頼んだのは「かまたま」。I ordered Kamatama.茹で上げたばかりのうどんに、生卵とねぎをかけ、それに出し醤油をさっとかけて食べるの。Kamatama is the style; Just boil the noodle and take it out of the water, put in the uncooked egg and spring onion, and then put in the soy sauce with fish and seaweed stock. シンプルだけど、とっても美味しかった~!!It was a really simple noodle, but so yummy!!四国のうどん屋めぐりをしなくても、コレだけのものが食べれて、その日一日得した気分になった。Without going Shikoku which is famous for Udon, I could eat such good noodles and it made me happy all day long。
2007年11月11日
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10月も終わりだというのに台風が来ていた。It was already the end of October, but a typhoon was coming to Japan. 今日はうちにSちゃんが赤ちゃんと一緒にやってくるはずだったけどS was going to visit my house with her baby,この台風のために急遽中止した。but they didn’t come because of the typhoon.赤ちゃんが「はいはい」を始めたんだって。見たかったなぁ。I heard that her son started crawling. I wanted see it!どんどん雨風が強くなった。Oh, the wind was getting stronger.ファーナムのCとその息子のCくんから手紙が届いた。I got the letter from C and her son, C.こんな大きな絵が手紙のウラに描かれている。おそらく息子のCくん作。On the other side of the letter, there is a picture, maybe her son C drew it.この台風のせいで少しぬれてにじんじゃったけど、大胆な筆遣いと色のセンスが良いでしょ。Because of the typhoon, the letter got wet a little bit and the colour run, but it’s good to get such a nice picture with bold strokes and nice colour sense, don’t you think so?それにしても、この台風、やっぱりおかしい。Anyway, it’s really strange to have a typhoon now.ノーベル平和賞を受賞したゴア元副大統領の「不都合な真実」では、In the movie “An Inconvenient truth” by the ex-vice president Al Gore,海面温度の上昇が台風の威力を増加させると言っていた。It is said that the rise of the ocean surface temperature heighten the power of typhoon.赤道付近で発生する台風が日本まで来たということは、海面温度が上がっている証拠。Typhoons which are spawned around the equator come to Japan means the temperature of the sea surface has raised. CO2の発生がこの現象を招いているとすれば、If the increase of the amount of CO2 causes this situation, 私達はそれを抑えるように生活を工夫しなきゃいけない。We change our life style and we ought to stop creating CO2.イギリスから日本に帰ってきて、生活環境の違いを感じる。I came back from the UK, and I feel that they have different environment from Japan.オイラの住んでいたサリー州では、リサイクル用のゴミとそれ以外のゴミ(residual rubbish)が1週間ごとに交代で回収された。In Surrey, where I lived, they collected recyclable rubbish every fortnight and residual rubbish every other fortnight.つまり、生ゴミの回収が2週間に一度。So, they collect raw food rubbish only every fortnight.それに比べて日本では週に2,3回のペースで頻繁に回収してくれる。On the other hand, they collect rubbish 2 or 3 times a week in Japan.生魚などを頻繁に調理する日本では、2週間近く回収されなければ不衛生極まりない。Japanese people cook raw fish usually, so if they collect it almost 2 weeks later, it’s not hygienic. もちろん、生魚を通常食さないイギリスでだって、2週間に一度は不衛生だと思うよ。Even in the UK, where they don’t eat raw fish frequently, it’s not hygienic as well.ただ、それだけ不便だと、コンポストを利用したりゴミの量を減らそうHowever, if it’s so inconvenient, people will start thinking about using compost or reducing the amount of rubbish.という意識が人々に浸透しやすい。回収した後のゴミは、日本では焼却所で中間処理して有害物質を除去してから埋め立てるけど、After collecting the rubbish, they burn it and do the intermediate treatment and get rid of the harmful material and redeem it in Japan. イギリスではどうやらそのまま埋め立てているらしい。I heard that they redeem rubbish without burning in the UK.東京の埋立地の様子はこの中間処理のお陰で、こんな風に変化したらしい。Because of the intermediate treatment, the sight of the filled ground changed like this. イギリスでは平成7年当時のような風景なのだろうか?Is the sight in the UK like the one in 1995 in Tokyo?また、イギリスではチャリティーショップがかなり普及していて、In the UK, charity shops are popular.不要になった日常品はここで引き取られ、かなり安い値段で売られている。The charity shops collect useless things and they sell it in quite a cheap price.オイラの住んでいた町にも、5軒くらいあったと思う。In my town, there were about 5 shops, I think.貧乏学生だったのでオイラも随分お世話になったし、不要になったものは引き取ってもらった。I was a poor student, so I got many things from charity shops and I put many useless things into the shops.イギリスでは、環境にいい生活をするように心がけたけど、I tried to live in a environmentally friendly style,プラスチックパッケージ入りのものを買ったり、But sometimes I did bad things, for example, buying things in a thick plastic package, 生ゴミを捨て忘れて冷蔵庫に1ヶ月以上放置して同居人を困らせたり、forgetting throwing away the raw rubbish and kept it more than 1 month in the fridge and annoyed my ex-flat mate, 乾電池の捨て場所がわからなくて普通のゴミと一緒に捨てたりと、throwing away the batteries with residual rubbish because I didn’t know where to do it, 環境に良くないこともした。and other bad things for environment.(後で知ったんだけど、乾電池はホームセンターの横のリサイクル場に持っていけば回収してくれたらしい)。(After that, I got to know that we can throw away batteries to the recycle centre besides the DIY shop.)日本とイギリスと、どちらのシステムのほうがいいとは一概には言えない。It’s difficult to say which has better system for environment.環境に優しい生活をするためには、In order to live in environmentally friendly way, 心の余裕と、一手間かける時間の余裕と、モラルが必要だと思う。We need a room in our heart, time and effort to spend, and moral.地方公共団体が便利なサービスを提供している日本のシステムってIn Japan, local authority provide good service and 時間の余裕が無い日本人のための代替策かもしれない。it could be the alternative solution for Japanese people who don’t have much private time.でも、どんなに時間が無くても、However less time Japanese people have,やっぱりモノを長く使ったりごみの量を減らすとか、コンポストにするとか、we ought to use things for a long time, reduce the amount of rubbish, use compost, and something like personal things.個人レベルでやれることもやらなきゃ十分にはならないよね。Otherwise it wouldn’t be enough.
2007年10月30日
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日本での就職先がようやく決まりました。Finally, I got the job in Japan.外資系ベンチャーでの経理です。It’s an accounting work at a foreign affiliated venture company. これから暫くは、愛される経理のおばちゃんを目指そうかなぁ~と思って。I’d like to be a lovely old lady in the accounting division in a few years.就職活動でお世話になったエージェンシーのYさんにお礼のご挨拶に行きました。And then, I visited and said thank you to Ms Y in a job agency.誰でも就職するときにはいろんな希望があるわけですが、Everyone has some requests for the job.それを熱心に汲み取って、希望に沿う会社を探してくれるYさんだったおかげで、Ms Y listened to me earnestly, took my points very well and looked for the suitable jobs.すんなり就職先を見つけることができました。Because of her, I could find the job quite easily.こういう仕事をしている人はすばらしいと思う。Such a person is brilliant, I think.エージェンシーは、以前オイラが毎日通った神保町にありました。The agency was at Jinbo-chou, where I went everyday when I was young.オイラがこの街で資格の勉強を始めたのは19歳。I was 19 years old when I started studying to get a qualification in this town.それから24歳まで、長く辛い日々だった。I kept studying until when I was 24 years old. It was long and hard days.出口の見えない闇の中に閉じ込められたような感覚でね。It was like I was locked in the dark place where I couldn’t see an exit.神保町の交差点に立つと、その頃一緒に勉強して励ましあった仲間とWhen I stood at the cross, I remember that I had enjoyed having dumplings and noodles with my friends with whom I studied and cheered up each other.ときどき、ギョウザやラーメンを食べに来て盛り上がったことを思い出す。書店に入り、これからの仕事に必要な本を買った。I went to the book shop and I bought some books for my new job.同じ本なのに、2年前とこんなに厚さが変わっていてびっくり!!I bought the same titled book as before, but the thickness of the 2007 version was different from 2005 version and I was so surprised!夜は大学時代の友達と恵比寿で飲んだ。In the night, I went to Ebisu and I met my friend from the university in Tokyo. 巨大な水槽に熱帯魚が泳ぐ、地下のバー。We went to the underground bar with tropical fish in the big aquarium.ファーナムに居た頃とほとんど変わらぬジーパン&スニーカー姿で。I was in jeans and sneakers, which was almost the same as when I was in Farnham.お祝いにと、友達がオイラの好きなグラスホッパーなどおごってくれた。My friend paid for my favorite cocktail, glass hopper, as for celebration.話もつきない。Our conversation never ended.彼女と気軽にこうして会える、今の環境が幸せだと思った。I can meet her easily. It is happy situation for me now.電車にコートを忘れてしまったけれど、今日見つかった。ラッキーI forgot my coat in the train, but I could find it today. It was lucky!おまけに自宅から保管場所までの運賃はタダにしてくれるんだって。In addition, they don’t cost me to go to the preservation place by their train.ありがとう、小田急線。Thanks, Odakyu line.
2007年10月19日
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以前、オイラがイギリスに居た頃、学校での清掃のバイトについて書いた。I wrote about the cleaning job at my university when I was in the UK.バイト料が支払われず、何度もマネージャーに交渉しなければいけなかった。The cleaning company didn’t pay my salary properly, and I had to negotiate with the manager several times.友人のMの場合、6月から未だに支払いが滞っているんだよ!In my friend M’s case, she hasn’t been paid since June!おまけに見込んでいた収入が無いため銀行預金が底をついて罰金を払う羽目になった。Because of the late payment, her bank balance was not enough and she had to pay penalty fee.Yちゃんの場合も同様で、7月以降支払いが滞り、It’s the same as Y’s case. Y hasn’t been paid since July, 同様に銀行に罰金を払った。And she also paid an unauthorised over draft fee to the bank.聞けば、学校関係者もそういった問題が起こっていることを知っているのにI heard that people in the university know these problems, 見てみぬフリをしているらしい。But they pretend they don’t know.学校で働くLが、コトの真相を教えてくれた。My friend L is working for the university and she knew the truth of the matter, and she kindly told it to me.清掃会社IS?は、イギリス南部に点在するうちの学校全てと清掃契約を結びたかった。The cleaning company, IS? wanted to make a contract with all the branches of the university in the southern UK.そこで、できるだけ低い料金設定をしたが、Then, IS? offered a cheap price, 労働者の賃金が払えないほど低く設定してしまった。But they set the price too cheap to pay the salary to workers properly.そのため、労働者へそのしわ寄せが行った。Thus, the workers suffered from it.学校側に非は無いし、契約価格はそのままにしたいので、学校は関与してくれない。The university doesn’t have any responsibility for the payment, and they won’t change the contract price, so they don’t get involved in this problem.たとえ学生が労働者に含まれていたとしても。Even if some of the workers are the students.それが、教育者の取る行動だろうか?Is this the right thing for an Educational establishment to do?理念とか、そーゆーものは無いんだろうか?Don’t they have any morals or responsibility?結局、市民相談室にまで足を運び、事情を説明した。At last, I went to the citizen advice bureau (CAB) and explained about our situations.「不払いになっている金額が重要なんじゃないんです。“It is not about the amount of money, but the fact that IS? doesn’t pay.こういうことが起こること自体、問題なんです。」と訴えると、Such a thing is happening. The fact itself is the problem.” I said.「そうだ、これはまさにモラルの問題だ。“You are right. This is a moral problem.こんなことは起こっちゃいけない。ボクの国でも、アナタの国でも。」Such a thing shouldn’t happen, not only in my country but also in your country.”と言って、快く学校へ出す嘆願書の作成に協力してくれた。The person in the CAB said and he helped write a letter to the university.嘆願書のカバーレターには、In the covering letter, it says, 「こんなことが二度と起こらないためには、学校側の協力が必要です。“In order to prevent the same thing happening in the future I believe your help is needed.契約どおり支払うようIS?に話して欲しい」と書いた。Will you please speak to IS? and insist that they pay the hourly rate in their contracts and at the due time?”別紙には被害の詳細を記載。In another sheet, I wrote about the further detail of the problem.オイラ以外に4人の学生の被害内容を添付したり、I attached information about another 4 students’,学校の誰に手紙を出せばよいのかLに調べてもらったり、asked L to whom should I send the letters, 書類の正確性や整合性を確認したり、checked the accuracy of the document,もちろん英語も元同居人Cにチェックしてもらったり。 and of course, I asked my ex-flat mate C to check my English. Thanks C!いろんなことに手間暇かけて、やっと昨日完成し、日本から発送した。I spent time and effort. I finally completed it yesterday and sent it from Japan to the UK.イギリスの友達は、学校に張り出すポスターを作製中。My friends in the UK are making posters to put up in the university.これで学校側が動かないならば、If the people in the university don’t do anything for us,ブリティッシュカウンシルに言ってI will go to the British Council and appeal 「生徒にとってよい学校ではない」と訴えようかと思います。“This university is not good for students in some point”イギリスでは、学生に対するバイト料の不払いが結構発生しているんだ、と英語の先生が話していた。My English tutor in the UK said that the late salary payment to the students is not so unusual in the UK.その先生の娘さんもパブで働いて同様の被害にあったらしい。Her daughter was working for a pub and suffered in similar way.でも、ここは学校でしょ。But, I’m talking about the case in the university.学校のために清掃している学生が被害を受けているんでしょ。The students who are working for cleaning the university are suffering.イギリスのこんな点には、本当に失望させられた。This is the biggest disappointment I have suffered in the UK.反面、オイラに協力してくれた友達や市民相談室の職員さんには本当に感謝している。On the other hand, I really appreciate the people who helped me. My friends and the person in CAB.日本でひどい目に会うことが少なかっただけに、I wasn’t treated in such a way in Japan, 今回のショックは大きかった。So it was shocking problem for me.たった一回の経験をもとに「イギリスはひどい国」と批判するのは簡単だけど、It’s easy to say the UK is a horrible country based on just one incident.日本で実際に起こっていること、世界で起こっていることにも目を向けてHowever, I’d like to know what’s happening in Japan and the world,公正に判断したいなぁと思いました。And comment from an informed perspective.
2007年10月10日
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日本帰国後、第2回目の話題は結婚式です。The second topic after I cam back to Japan is about my friend’s wedding!.新婦はオイラの大学時代の友人でThe bride S is my friend from university in Tokyo.笑顔が絶えず、ベリーダンスとお茶という全く異なる文化を同時に愛する才女S。She keeps her smile on her face, and she has both beauty and brain, she loves to belly-dance and the Japanese tea ceremony, totally different cultural things, at the same time.その結婚式へご招待されたのは、半年前の3月。It was March, 6 months ago, when I was invited to the wedding.当時のオイラの周りでは色んなことが起こってて、At that time, many things were happening in my life半年後に日本にいるのか、イギリスにいるのか、皆目検討もつかなかった。So I couldn’t judge if I would be in Japan or in the UK 6 months later.夏以降、イギリスにいるならばフルタイムでは働けず、パートでダラダラしながら残る道もあった。But after the summer, it was not possible to stay in the UK without working properly..だけど、Sの結婚式までに今後の身の振り方を決めることにした。However, S’s wedding was good timing, so I decided to plan for my future using this wedding as a deadline.イギリスでの就職活動に見切りをつけ、So, I finished job hunting in the UK,沢山の友達と暫しのお別れをして、said “See you soon” to my friends,荷物もほぼすべて日本に引き上げて、sent almost all my stuff to Japan,半年後に無事に結婚式に参加することが出来たというわけ。And then, I could attend S’s wedding ceremony. Sの結婚式はこれまで出席した結婚式とは一線を画したもので、いろんな意味でとてもよかった。S’s wedding was a really good ceremony in many ways.会場のデコレーションや招待状はすべて手作り。For example, everything was hand made, including the venue’s decoration and invitation cards.おまけに、花嫁のウェディングドレスはお母様の手作り。The wedding dress was made by her mum!!何ヶ月もかかって作られたんだって。They said that it took several months to make.お母様ご自身と妹さんのドレスも。The same for S’s mum’s dress and S’s sister’s dress as well.それから、式は一般のキリスト教式ではなく、人前式。It was a civil wedding rather than Christian or Shinto結婚の誓いは、神様に対してではなく、出席者に対して誓います。The bride and groom made marital vows to the guests, not to a God.最近のデータでは、キリスト教式65%、神前式16%、人前式16%だとか。Recent research says that 65% of weddings in Japan are Christian style, 16% are Shinto style, and 16% are civil wedding style in Japan. This is the image of Shinto wedding in Japan.新郎新婦が誓いたい内容を作成してIn the civil wedding, the bride and groom decide what vows to take, 参加者がその誓いの内容を問いかける。 And the guests ask if they will keep them.現在の日本人で信仰がある人は少ないので、Most people in Japan are not seriously religious,「神様に誓うのは少しおかしいなぁ」と思う人にはTherefore a civil style would be the most suitable style一番適した形式だと思います。 for those who think that vowing to God is inappropriate..会場は、新郎新婦が大好きなレストラン。They held the wedding at their favorite restaurant.新婦のご実家のすぐ近く。閑静な住宅地にひっそりとたたずんでいますが, which is unusually in a quiet residential district really near to the bride’s mum’s house.知る人ぞ知る、腕のあるシェフが作る料理を良心的な価格で楽しめるお店です。A highly skilled chef makes great food for a rather cheap price.(このお店についてもっと知りたい人はメールくださいね~)If you want to know more about this restaurant, please send me an email.おそらく、結婚式をするならばこのレストランで、と決めていたのでしょう。Maybe, S decided a long time ago to have her wedding ceremony in this restaurant for a long time.見てください!美味しそうでしょ~ Have a look at one of the dishes! It looks absolutely beautiful, don’t you think?式の途中でシェフからもご挨拶があり、The chef explained to us about the dish.その日、市場で仕入れた新鮮なお魚と、山から持ってきたキノコを、Before cooking it, he showed us the big fresh fish that he had bought from the market the morning,お料理する前に見せてくれました。and the mushrooms that came from the mountainよく、結婚式では新婦はほとんど食事を出来ないといいますが、Often the bride can’t eat enough food at the ceremony, この日の新郎新婦はほぼ全てのお食事を平らげていました!but S ate all the dishes today!式の司会進行は、新郎の高校時代からの友人でNHKのアナウンサー。The master of the ceremony is a presenter at NHK, Japan's public broadcaster, and is a friend of the groom from secondary school.新郎が一度口を開けば、友人達から凄いツッコミが飛んでくるし、When the groom spoke, many friends made funny comments,司会からもツッコミが入り、and the master of the ceremony also made some jokes, 参加者40人弱の小さな会場では、笑いが絶えませんでした。So, the 40 guests laughed all the time during the ceremony.久しぶりに会う友達や、初めて会う新郎新婦のお友達。Most of them are friends whom I haven’t seen such a long time, or people I met for the first timeみんな楽しい人たちで、こんな仲間でまた集まれたら楽しそう!They are nice people and I thought that it would be good if I could meet them again!と思わせてくれる、本当に楽しい式でした。新郎のどこに惹かれたのか、という質問に対して、The bride was asked in what way does she like the groom?「少年の心をいつまでも失わないところ」と答えていたのが印象的でした。S answered that the groom never loses the boy’s heart. It was impressive for me.なんとなく分かるなぁ、その気持ち。Somehow, I can understand it.そういう人って信じていける気がする。I feel that I can trust such a person.式の後、ホテルのスウィートで開かれた2次会が終わり、After the ceremony, we had a little party at a hotel, 最後は新郎新婦と新郎の友人の4人で夕飯を食べました。and after that, the bride, groom, groom’s friend and I had dinner.新郎に会うのはこの日が最初だったのに、こんなに長く一緒に過ごした。It was first time for me to meet the groom, but I spent such a long time with them.この二人と一緒にいたいなぁと思わせてくれる、ステキなカップル。S and her husband are such a nice couple that I wanted to be with them.今度は新居に遊びに行っちゃおう☆I’d like to go to their new house next time!!
2007年10月01日
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Dear all, I want to let you know how to make your comment in my blog.It's easy! Click the "make a comment" first,and fill in your name, title (if you want to change it, it's possitle), your comment.And then, click "Post the comment". That it!I have never put real name, mine and my friends'.If you want to put my name, please call me K.Thanks!K
2007年09月25日
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21日の朝、日本に帰ってまいりました~!!パチパチ I came back to Japan on 21st in the morning! 今回、日本に帰るにあたり、たくさんの友達に見送ってもらいました。This time, many friends in the UK saw me off.今後もイギリスには度々顔を出したいので、送別会はしなくていいと思っていたのですがI'm going to go back to the UK frequently, so I thought that I didn't need to have a farewell party.急遽、送別会を開いてもらいました。However, they held some parties for me on the last 2 days of my stay in the UK.オイラの家で開いた送別会ではThe farewell party was held in my place.オイラと同年代でいつも支えてくれた楽しい仲間達が集まってくれました。My friends, who are older than 25 years old and always helped me, gathered at my place.パブでは去年のクラスメートなど10歳年下の仲間が集まって、In the pub, I met my younger friends, who are like 10 years younger than me and most of them are my ex-class mates. お別れのメッセージを書いた色紙などをくれて、They gave me a card and some presents.思いがけないうれしいプレゼントでした。It was something unexpected for me, so it was really nice to get presents.イギリス南部の小さな町ですごした2年間。I spent 2 years in this tiny town in southern UK.ほんの少しの間だったけど、ここでみんなに会えたことでIt was a really short time, but I could meet them there オイラはとっても沢山のものをもらいました。and I got lots of things.日本に帰ってお仕事をしても、それを絶対に失わないようにI don't want to lose them after going back to Japan,大事にしていきたいです。I'd like to cherish it for ever.もらったメッセージは、重いもの意外はちゃんと日本の我が家に到着しました。Oh, the things I got safely arrived in my house in Japan, except the heavy stuff.The heavy stuff will travel by ship!今回から、今までと違って英語でもブログを書くことにしました。In this blog, I started writing in English as well.オイラが日本でどんなことをしているのか、I'd like to let my friends in the UK know what’s happening to me in Japan,イギリスでできた仲間たちにも知ってもらいたい!Not only my friends in Japan.ということで、オイラの英語力のつたなさがバリバリ判明してしまいますがSo, I'm afraid that all of you can see how my English is poor, but please be patient with it.そこは大目に見てもらって、今後は二ヶ国語でお送りしますI'm going to make my blog in 2 languages.日本に帰って最初に食べたのはやっぱりコレ、お寿司です。The first food that I ate after going back to Japan was Sushi!んも~、マジ美味しかった~Mmmmmmm, it was really yummy!!やっぱり、コレは日本でしか食べられない。We can eat it only in japan!ネタは新鮮で油が乗っててピカピカ輝いていました。嬉しいThe stuff on the sushi was fresh, having plenty of fat and good shine. I was happy!!
2007年09月24日
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2年前、日本からイギリスに行くとき、出国前日は深夜まで荷造りしていました。その前日に自分で主催したフェアウェルパーティーで沢山の友達が来てくれて、本当に嬉しかった。友達と離れて自分一人だけ別の国に行くのが悲しくなって泣きながら荷造りしたせいで荷物に埋もれながらいつまでもはかどらなかった。そのことをメールしたら、深夜にもかかわらず「(まだ出発もしてないのに) 今からホームシックですか?」なんて冗談のメールを京都人の友達が返してきて笑っちゃった。母も荷物に埋もれて困り果てているオイラをちょっと助けてくれたっけ。今回は、フェアウェルパーティーも何もしません。したくありません。「絶対また帰ってくるし、きっと年末には遊びに来るから~」なんて言って別れをごまかしているんだけど「いつ最後に会えるのかちゃんと考えておいてね」ってセリーヌに言われた。他の友達も会いに来るって言う。ここで出来た友達は、ほとんどがこの町を人生の通過地点にしている。だから、今ここにいる間しか会えないのかもしれない。でも、そう思いたくない。だから、余計に別れの言葉なんていいたくない。友達だからいつまでもつながっていられると思う心と今ここで手を離したら、永遠になくしてしまう何かがあるかもしれないと思う心の両方が同居していて、本当に、つい数時間前まで、いつもと変わらない生活を淡々と繰り返そうとしていた。オイラは ルパン3世 が好きで、それ絡みのものも大好き。去年聞いたSEAMO「ルパン・ザ・ファイヤー」。PVはルパンのアニメあり☆カッコいいのに、ちょっとマヌケな感じが大好き。ついでに同じ人の「マタアイマショウ」も良かった覚えがあったので聞いたんですが。。。今、聞くべきではなかった。ドッと泣きました。でもやっぱりいい曲だった。涙のおかげで妙なストレスが流れたみたい。荷造りなんて前日にやればいいや、なんて思ってたんだけど、そんなこともあって、急に荷造りを思い立ちました。帰国直前の一番辛い時期に荷造りしたら今度こそ終わらないだろうし。別に早いわけでも遅いわけでもないけど、オイラ的には早い。とりあえず、ずっと留守だった同居人がブラジルから帰ってくるあさってまでに終わらせてしまうのが目標さ
2007年09月16日
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以前からつくづく思っていたのですが、オイラの周りには本当に沢山のステキな女性がいます。その人と友達になれて、自分は本当に幸せだと思う。みんな生き方は様々だし、オイラとは違う道だったりすることも多いけど彼女達の話を聞いているだけで元気になれる。人生を頑張って生きていこう!ていうエネルギーがもらえちゃう。色々紹介したい人たちの顔が浮かびます。セリーヌ(仮名)もその一人。オランダ出身の28歳、独身、5歳の男の子のお母さん。子育ても生活費を稼ぐことも全部一人でこなしながら、なんとファッションコースの大学院生!!とってもオープンな性格は、さすがオランダ人。普通じゃできないようなオープンな発言をしたり、普通じゃ聞けないことをズバっと聞いたりするけれど、それは人の気持ちをピピッと察する心の優しさで同時にカバーできるから腹を割ってどんどん彼女に色んなことを喋れます。彼女と知り合ったのは今年の4月ごろ。オイラの家のパーティーに、同居人Cがセリーヌと息子くんを連れてきました。大学院生として勉強するためにこの町に来て、ずっと家事・子育て・勉強・バイトに追われ、パーティーに行くことなんてほとんど無かったらしいです。金髪の息子君に対してオイラが一番驚いたのは、アジア人のオイラの顔を見ても、眉毛一つ動かさなかったこと!普通、この町に住んでいる白人の子供は、アジア人を見ると何かしら反応します。学生以外でアジア人なんてほとんどいない町ですから、見慣れないものを見れば、怪訝そうな顔をしたり、びっくりして目を見開いたり、一瞬目をとめて「ほぉ??」っという顔をしたり、そんなのしょっちゅうです。なので、息子君の完全にナチュラルな反応に、オイラ関心しました。女で一つで育てているのに、凄いです。オイラの友達は、クリエイティブな仲間達で子供も大好き。色んなイマジネーションを使って遊びます。魔法の粉を振り掛け(るマネをし)て、息子君を犬に変えたり、みんなで蝶々になったりできちゃいます。「空想が出来ることは大事だよ。それを子供っぽいと言うオトナも居るだろうけど、現実を見ながら空想することもできる。」なので、その後は息子君も交えて早めの時間でパーティーしたり、セリーヌの家でパーティーしたりするようになりました。「この家に住むようになって1年たつけど、呼ぶのはあなた達が始めてよ。」と言ってました。女で一つなのに、オイラが住む家よりも広いし快適なのも凄い。子供用のおもちゃが荷物の大半を占めていますが、収納上手なのにも驚きました。その一番のポイントはベッド。高さ1メートル半はあって、自分で組み立てた骨組みの下は全て収納。その上にマットレスを置いているので、ベッドに登るのはアスレチックみたいで面白い。そこで母子2人、仲良く寝ているそうです。「そろそろ私も恋したいのよね~」ということで、そのうち別々に寝ることになりそう。まだまだ若いし、子供がいても魅力十分な彼女なら大丈夫!その気になればすぐに彼氏もできそうだし、実際、実績アリらしいです~☆ある日、彼女の家に集まって食事をしていると、ベッドのほうから紙飛行機が飛んできました。オネンネの時間で寝かしつけられたはずの息子君がグズッている様子。でも、不必要にダダをこねるようなマネはしません。飛んできた飛行機を開けてみると、「I Love you Mun, (お母さん愛しているよ)。」とのメッセージと絵が描かれていました。けなげなメッセージを受け取って、すぐさまセリーヌは息子君と添い寝しに行ってあげました。「この子、かなりのプレイボーイになるのでは!?」と残された仲間で盛り上がりました最近、同居人Cが海外に行ってて家を長期間留守にすることが多いので、オイラの様子を気にしてセリーヌが遊びに来てくれました。ズボラなオイラは家からほとんど出ず、冷蔵庫と冷凍庫にある食べ物でやりくりして、アニメーションを描き、Youtubeで日本のお笑いを見て、ネットするだけのダメな人になっていました~そんなオイラのダメダメ加減を知ってか、知らずか、セリーヌは「フェルト作り」を提案。息子君も一緒に、それからあと3人友達も呼んで、庭でテーブルを広げて初めてフェルトを作りました。自分の好きな色の綿を組み合わせて、お湯で溶かした洗剤をかけて、ゴシゴシ、コネコネするだけで簡単に出来ちゃいます。写真は羊飼いな日々さんのブログから拝借しました。今年の夏に羊飼いさんもやられていたみたいですね。子供の楽しみにとってもいいの~。ついでに、引きこもりのオトナにも丁度いい!?フォトショ水彩画モードで加工したセリーヌの写真。赤い食器が印象的。
2007年09月09日
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最近ブログの更新をマメにしていたら、ヒット数上昇前回は過去最高を更新しました。皆様、遊びに来てくれてありがとうございます。ちょっと勢いづいたなぁ~今回はキャラミル研究所。オイラの性格診断は的中してた。みなさんも興味があったらやってみて、当たってたかどうか教えてね。オイラの性格ウラゲノムセルフ(自分の力を信じたい「自己信頼系発想」ジェネラル(大胆な采配で物事を推し進める「重戦車系発想」リアリスト(情報や事実に基づき、合理的に物事をジャッジする「マジ系発想」この3つの内面を総合すると、遠足で迷子になって勝手に家に帰っちゃうタイプで基本的に『なんかえらそう』でギターが弾けない人は「ミスチル」にはなれない。変身できない人は、「仮面ライダー」にはなれない。そういう夢のないことをスパッと言いきることのできるヒトです。加えてオモテゲノムはHOT。ハート全開。ねっとり熱い熱帯雨林系のコミュニケーション。暑苦しいキャラだなぁ~。そういえば小さい頃、母親に怒られて「家の外に立ってなさい!!」と言われ、オイラが逆切れして遠出して、逆に母親を心配させて、母親が「お願いだから家に入って頂戴」と言うまでガンコに外に居続けたことがあったっけ。かなり嫌なコドモだった。。。自分でも嫌になっちゃいますが、結構当たってて笑えました。【更にオイラの性格に興味がある方へ】ウラゲノム詳細「セルフ」はぐずぐずと人に相談する前に自分で考えて実行し、最短距離で問題解決を目指す堅実派発想のヒトです。感情論に走らないよう自分をコントロールできるのでヒトになにか言われてもそれほど動じません。大人っぽく聡明な印象を持ち、ハメをはずして失敗したりすることは、ありません。外から見るとちょっと取っつきにくかったり面白みに欠けるなあ、などと思われるトコロもあります。とにかく無駄を嫌います。会話を脱線させないので要所要所でコミュニケーションの要点を押さえるカナメになっていることも少なくないでしょう。行動特性「遠足で迷子になって勝手に家に帰っちゃうタイプです」・激しく感情を表に出したりすることが少ないです。・無駄話や本題になかなか入らない会話を嫌います。・ヒトになにかモノを頼むのが苦手(下手)です。・チームの足並みがそろわないとき、 勝手にチームを離れ、単独行動に走りがち。「ジェネラル」は、押しが強い人です。常に自分で高い目標を掲げて、価値あるものを創造するために邁進します。その障害になるものを取り払うためには、あらゆる知恵と力を活用します。仲間を導き、是が非でもやりとげる!という重戦車のような精神。根拠はともかく、その信念の強さが「し、信じていいのね?」と周囲を酔わせてしまいます。本質的に礼儀や責任感、モラルを大切にするのでチームメイトや意見の違うヒトとも認め合うことが出来るのですが、自分の目標に酔いすぎて無理強いしてしまうこともあります。しかし、なにか大きな事を成し遂げようとする人はこのジェネラル発想は不可欠。ピンチを打破する救世主か、厳しすぎる暴君か。諸刃の剣を持ったパワフル・キャラです。行動特性「基本的に『なんかえらそう』です」・イエス・ノーがはっきりしています。・こうと決めたらガンガン行きます。・人に厳しく、自分にもちょっとだけ厳しいです。・つい、絶対だ!などと言って、 後でひっこみがつかなくなったりします。「リアリスト」は合理的な現実主義者。世の中を観察、分析し、自分はいま何をするべきか筋道を立てて考え、冷静に答えを出します。夢を現実に変えるにはその道筋を理解することが必要です。ギターが弾けない人は「ミスチル」にはなれない。変身できない人は、「仮面ライダー」にはなれない。そういう夢のないことをスパッと言いきることのできるヒトです。合理主義なんてと言うと「カタブツで冷たい」イメージがありますがまったくその通り。(やや言いすぎ)極端な話ですがルールや規則でしばって周囲に窮屈な思いをさせるところもあります。きちんと筋道立てて話せない人と話すとちょっとイライラしたり、なにかとストレスも多いのがリアリストのつらいところです。行動特性「きっちりモノを考えるのが好きです」・現実主義者・合理的に考え、効率的にパパッとこなすのが好き・冷静沈着。ピンチでもパニックにならない自信あり。・ 一貫性のない発言をする人は許せませんオモテゲノムの詳細HOT明るく社交的で、誰とでも話します。開けっぴろげで自分の秘密や恋愛の話なども気にすることなくぺらぺらしゃべってしまいます。いつでも本音でぶつかるため、もめ事も多いです。しかし、激しい議論の中で新しい戦友(と書いてトモと読む)を見つけたりする熱くねっとりとしたコミュニケーションを好みます。「友情」とか「ソウル」とか「ラブ」とか大好物。おせっかいで干渉的なことを言ったり、自分の話ばかりしたりして、時にうっとおしがられたりもします。
2007年09月05日
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この夏最後の旅行は、アムステルダムのPちゃんに会いに行きました。Pちゃんと会うのは1年半ぶり。前回はロンドンだったなぁ。Pちゃんとは日本にいた頃からの友達。オーストラリア出身で日本に留学し、ボートをやりつつバイオリンも弾く、文武両道でバイリンガルなお兄ちゃん。現在は、外資系に勤めながら、そのお仕事に関連した資格を取得するためお勉強もこなす毎日。お仕事の内容も、日本・アムステルダム・オーストラリアと、プロジェクトを掛け持ちで担当しているそうで、3カ国を点々とする生活です。今回、オイラがイギリスにいるタイミングと、Pちゃんがアムスにいるタイミングがうまく重なって、会いに行くことができました。アムステルダム空港での最初の出来事。ハーゲンダッツのアイスクリーム屋が目に入り、物価の高いイギリス生活ではほとんど手を出せなかったハーゲンダッツに舌鼓!コーンのアイスを持ちながら、入国審査の場所にのんびり歩いていくと、渡航者はオイラ一人。入国審査のゲートも一つしか開いてません。アイスクリームを買っているうちに、他の人たちは通過していたようです。審査のお兄ちゃんが「コッチに来てOKだよ」とサインを送ってきたので、アイス片手にゲートまで行きました。「何味のアイスクリーム?」「サマーベリー。美味しいよ!」「じゃ、OK。通って良いよ」ということで、オイラの入国審査は、アイスクリームの味調査のみで終わりました(笑)。この国、いい感じだな~☆しょっぱなから、アムステルダムが大好きになりました。Pちゃんとの待ち合わせは中央駅。久しぶりに姿を現したPちゃんは、以前の短髪から打って変わって、ロンゲだったので、遠めで見たときはちょっと気がつかなかった。「髪伸びたねぇ~!」と英語で話しかけて、ハグしかけたのですが、Pちゃんは「よぉおー、久しぶり。」と日本語で返してきてペコペコ頭を下げながら日本風の挨拶。オイラこそ日本人なのにアベコベ。たった2年留学生活したオイラが英語でしゃべるより、Pちゃんの日本語の方が遥かに上手なので、それに頼ることにしました。セントラル駅(東京駅はコレをマネしたとか)の目と鼻の先にあるPちゃんの家に着いて少し休憩していると、おもむろにPちゃんがアムステルダムについて話し始めました。「ここはね、いろいろ変なものが有名なんだけど、「赤線」って知っている?英語では Red light district なんだけど。。。」アムステルダムの特徴の一つ、ソフトドラッグが合法って話は知っていたんですが、その「赤線」なるものは、単語自体知りませんでした。完璧に日本語なので、オイラが知らなかったのは今から考えるとお恥ずかしい話です。「え!!知らないの!?」と驚いた様子のPちゃん。どうにかソフトな表現で説明しようと試みてくれました。だけど、いまいちピンと来なかったんですよね。ところが、Pちゃんの家から外に出て2分も歩かないうちに、ようやく説明する理由が分かりました。そこは、真っ赤な光で充満した部屋がびっしり軒を連ね、その部屋の中からはランジェリーをまとった女性が客に目配せする、世界でも有数のポルノ街だったのです!!!それも、教会を取り囲んで女性達の真っ赤な店が煌々と明かりを放っているものだから、暫くは空いた口がふさがらなかった。凄いな~アムステルダム。神様もびっくり☆もちろん、そこら中から麻薬の臭いがしてくるし、麻薬を売る店も堂々と立っています。へぇぇぇぇぇぇぇ。ひょぇぇぇぇぇぇ。目を点にしながら歩きましたが、その一帯をすぎると、今度は川沿いに橋がかかり、自転車が行き交うのんびりした街に早代わり。「赤線はここまでだから。」とホッとした様子のPちゃん。そこからは、ステキな川沿いの道をたどり、ちょっと郊外まで歩いてPちゃんお気に入りのレストランに行きました。物価の高いイギリスでは滅多に食べなかったムール貝のワイン蒸しを鍋いっぱいに頂きました☆日本語でおしゃべりしていると、横に座っていたカップルの男性が「君が話しているのはもしかして日本語なの?すごいねぇ!!」なんて、とても気さくに話しかけてくれます。Pちゃん曰く「ここの人達の方がもっと凄いんだよ。オランダ語に加えて、英語ができるのは当たり前。加えてドイツ語やフランス語も出来たりするから、みんな3ヶ国語くらいは話せちゃう。」確かに、ウェイトレスのお姉さんでさえ、オランダ語と英語を器用に使いこなしています。翌日は、オランダ名物のパンケーキで腹ごしらえ。チーズとハム入りを注文。フワフワで美味しい!!そして、ヴァン・ゴッホ美術館に行きました。ここはオススメな美術館です。解説ヘッドフォンを借りたので、ゴッホがゴーギャンと別れた際の詳しいいきさつや、それぞれの絵を描いたときのゴッホ自身のコメントなどが分かって、たった一人の芸術家作品を展示する美術館でもかなり楽しむことが出来ました。Pちゃんは、すでに数回ここを訪れたことがあったので、オイラの美術鑑賞の間、資格のためのお勉強。美術鑑賞が終わる少し前、Pちゃんから「外の芝生の広場で待ってるね~」と携帯に伝言。どこにいるかと考えて、広場の片隅でチェロを引いている女性が目にとまり、「クラシック好きのPちゃん、この近くにいるはず!」と思ったら、ビンゴでした。日本にいた頃は、たまにPちゃんと二人でバイオリンを持ち寄って合奏した仲だからねぇ。夜はライブミュージックの聴けるパブへ。みんなが知っている曲になると、観客も一緒に大合唱。ここではライブミュージックがカラオケ代わりか!?と思うほど、みんな大声、身振り手振りをつけて歌ってました。アムステルダムは、外海よりも陸地の海抜が低いことで有名ですが、運河が放射状に張り巡らされた、橋とボートが多い街です。更に特筆すべきは自転車。レトロなデザインの自転車がメインの交通手段。道路は自動車、チャリ、歩行者用と綺麗に3分割されています。そのため、日本やイギリスのように車道を走って怖い目に会うことはありません。みんなヘルメット無しで風を受けながら気持ち良さそう。今回の旅で撮影した自転車の数々。いろんな色がありました。これは親子用。子供をハンドルの前にあるボックスに入れて運転します。コレは安全じゃないとできないなぁ~3日目は、Pちゃんとチャリをレンタルして郊外までサイクリング。川沿いのカフェで休憩。ボートを見ながら、「ボートって一隻、二隻って数えるんだっけ?」とPちゃんが聞くので「それもアリだけど、小さい船だから1ソウ、2ソウじゃない?」と答えると、「ソウなんだ~☆」と、Pちゃんのオヤジギャグ炸裂です。久しぶりに聞いた、日本語が堪能な外国人がこよなく愛するオヤジギャグ。オイラがダメ出ししても、Pちゃんは満足げでした。公園では人々がのんびりピクニック。作者不明の彫刻。美術が得意なオランダ王女が作ったという噂。最後は、夕食をPちゃん宅で作り、二人でのんびり晩餐会。Pちゃんの家からの眺め。最上階から瓦の波のように屋根が見えてレトロです。仕事と勉強で終われる日々だったけど、ひさしぶりに休日らしく過ごせたとPちゃんは言ってくれました。最後の試験まで後わずか。がんばって終わらせて、自由な人生を獲得してね。いつか、世界のどこかで再会しよう!
2007年09月04日
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8月15日から19日まで、同居人Cの誘いでスウェーデンに行って来ました。Cのお母さんはスウェーデン人。日本人が夏休みに田舎に帰るように、Cは小さい頃からよくスウェーデンに帰って、これまでにも沢山友達を連れて帰っていたようです。オイラのイギリス滞在の最後の思い出にと、宿泊費タダの旅行を提供してくれることになりました。ところが、旅行直前になって、Cのおじい様(母方)が亡くなられました。お葬式は、ちょうどオイラがスウェーデンに滞在する時期と重なります。今回は旅行をご辞退しようと思ったのですが、CもCのご両親も「何にも問題ないから来て良いよ!」と言ってくださる。本当にご厚意に甘えてお邪魔していいものだろうかと随分考えましたが、結局行くことにしました。行くにあたって悩んだのが服装。日本だったら何から何まで黒ずくめが定番です。インターネットでスウェーデンの喪服について調べても、ちょうどいい情報は得られず、何故か日本の葬儀マナーがヒットしたりします。Cに聞きましたが、「故人の意向で、気軽な服装でOKだそうだよ。」との返事。国は違いますが、近くにいるイギリス人に聞いてみると、色は白と黒がいいそうです。Cはどういう服を着るのか聞いてみると、「白地にストライプのシャツに、白いネクタイ。濃い色のズボン。」白いネクタイって、それは日本じゃ結婚式じゃない!?随分悩んだけれど、結局真っ黒のパンツスーツに真っ黒のトップスを合わせる事にしました。何が起こってもいいように、真っ黒のパンツスーツを日本から持参してて良かった。結婚式や卒業パーティー、就職面接、そしてお葬式までこなせる優れモノ。Cのご両親は、夏の間だけノルウェーとの国境近くの森の中に滞在されていました。ノルウェーのオスロー空港からバスなどを乗り継ぎ、小さな山小屋へ到着。環境に限りなく配慮されたその山小屋の、一番のポイントはトイレ。水洗式ではなく、排泄物をそのまま土に変化させる作りになっているのですが、コンポスト形式になっているので全く臭いません。環境後進国のイギリスで生活していたにもかかわらず、(イギリスのダメな点を挙げだしたらキリがないので、いつか別に欄を設けたいと思っています!)環境問題を仕事にするCとの同居のおかげでゴミの分別やコンポストの利用、水の節約などに慣れていたため、小さな山小屋にもすぐに馴染むことが出来ました。山小屋から5分歩くと大きな湖が広がっています。スウェーデンは湖だらけの国。ボートやカヌー、湖に浮かぶ島でのキャンプなど、楽しいイベントが身近にあります。オイラが湖に着いた時は少し曇って薄暗かった湖面も、すぐに太陽が出てきてキラキラ輝いていました。山小屋の近くの斜面に足を踏み入れると、そこら中に黄色いキノコが生えていました。それもみんな食用!!オイラ、小さい頃からキノコをとって食べたいと思っていたんです。こんな所で小さい頃の夢が実現!袋一杯とってきて、パスタと一緒に頂きました☆それから、お葬式に手向けるお花を摘みに行きました。どれくらいの量のお花が必要だか分からず困っていると、Cのお母さんが「これは故人の棺にご挨拶するときに手向けるものだから、自分で好きなようにアレンジしていいのよ。」と教えてくださいました。Cのお姉さんは、現在はスウェーデンに住まわれていて、二人の男の子のお母さん。スウェーデンでは母親の育児休暇は18ヶ月(有給)、父親も4ヶ月の育児休暇が義務だそうで、それもあってスウェーデン語を習い、移住されたそうな。今年生まれたばかりの第二子は、いつもニコニコ笑っている赤ちゃん。「この子は本当にスマイリーだねぇ。」と言われていたのでここではスマイリーと呼ぶことにします。何故か、オイラが抱っこするとすぐに泣きやんで、そのうち眠りこけます。かわいいなぁ~赤ちゃんの抱っこに慣れたのは、香港のお友達の所で修行した成果に違いない!(さんきゅー!)スマイリーをあやすお役目を沢山もらえるようになりました。一晩、小さな山小屋で過ごして、次の日にはお葬式です。町の近くの教会に、親族、友人が集まってきました。気軽な服装でOKという故人の意向どおり、孫の中にはGパン姿の子がいたり、おばさん(故人の第一子)は白と黒のヨコ縞シャツ!!文化の違いにビックリです。式が始まる前には、白地の紙に式の段取りを記したものが渡されました。まるで、日本でやる洋式の結婚式みたい。故人の職業はキリスト教の神父さん。にもかかわらず、通常はやらない「赤い3本のバラの花を棺の上に乗せて欲しい」という遺言に従い、大輪のバラの花も用意されていました。教会の椅子に全員が着席して、お葬式が始まりました。一番奥に棺が安置され、神父さんのお話や、歌手の歌を聞きます。そして、会場全体がシーンと静まり返ったとき、それまでグズッていたスマイリーが急に泣き出しました。スマイリーはお母さんに抱かれてオイラのちょうど前にいたので、「彼を外に連れて行きましょうか?」と聞くと、少し考えてからお母さんはオイラにスマイリーをパス。故人に贈る花をCに託して、オイラはスマイリーを抱っこして外に出ました。なので、結局お葬式をすべて見ることはありませんでした。スマイリーを抱きながら会場をのぞくと、どうやら参列者は順に棺まで行っているようでした。おそらく花を手向けて、最後の別れをしていたんだと思います。その間、パイプオルガンの調べが続きました。最後に演奏されていたのはバッハのアリオーソ。(このサイトではパイプオルガンではなく、チェロの演奏ですが、是非聴いてみてください)とても美しい調べに、スマイリーもいつの間にか眠りに落ちていました。後日、その曲についてCはこう言ってました。「なんて穏やかで美しい曲なんだろうと思って聞いていたんだよ。今まで聞いた中で一番美しいんじゃないかと思った。」お葬式が終わると、すぐ横の部屋で軽食とスピーチがはじまりました。5人くらいマジメなスピーチが行われましたが、スウェーデン語で全く理解できませんでした。と、次はCのお父さんの番。彼はイギリス人なので英語で話し、スウェーデン語の同時通訳つきでのスピーチです。「私の父は早くに他界したものですから、故人は私にとって2番目の実の父のような存在でした。今でも彼の姿を思い出します。例えば、トイレに座って新聞を読んでいる姿。(笑)」みんな、彼の話に笑っていて、それまでのスピーチと違ってとてもよい感じでした。故人の在りし日の姿、楽しいエピソードを手短に紹介し、一呼吸置いて、「彼はみんなに愛されたすばらしい人でした。」としてスピーチは終わりました。拍手喝さい、心温まるすばらしいスピーチ。一度も会ったことの無い方のお葬式ですが、ジーンと涙がこみあげました。食事も終わり、その日の夜から翌日にかけて、親戚一同(約40名)が叔母さんのうちで宴会です。これも故人の遺言に書かれていたこと。なかなか集まることが難しい家族が一緒にすごせる機会で、故人からみんなへのプレゼントのようでした。Cの親戚の方達は、オイラ一人、アジア人が紛れ込んでいてもいつも気にかけてくださって、古いアルバムを広げながら昔の楽しい話を聞かせてくれました。ご老人以外は、みんな英語が堪能だったので問題なかったのですが、英語が話せないご老人も一生懸命オイラに話しかけてくださるので、それを周りの人が通訳してくれました。Cのお母様は4人姉妹。オイラの母も4人姉妹。オイラの母方の祖父が亡くなった10年前にも、こんな風に家族みんなで集まったっけ。それ以来、なかなか機会が無くて集合することはなくなりました。おじいちゃんは扇のカナメのように、みんなを繋ぎとめていた。おじい様が亡くなられても、Cのご一家が今後も変わらず集まればいいなぁと思いました。さて、お葬式が終わり、小さな山小屋に戻ると、次に待っていたのはストゥーガ(スウェーデン語で山小屋)作りのお手伝い。Cのお父さんはこれまでせっせと森から木を切り出し、土台を固めて、様々なパーツを用意していました。たった一人でやられていたのですが、四方の壁になる部分を一気に持ち上げるには人手が必要。そこで、家族総動員で持ち上げることになりました。オイラも組み立てや材木の切り落としには少し協力できたのですが、一番難しい作業では力不足。代わりに組み立て工程をカメラやビデオに納める撮影班としての任務を授かりました!それならオイラの得意技☆家族の思い出の一日をバシバシ撮りまくり~無事に四方の壁部分の骨組みを持ち上げ、その出来栄えにみんな見入っていました。普通の観光旅行じゃ経験できないスウェーデン。1年間の同居生活の最後に、ステキなプレゼントをありがとう。この夏の締めくくり、パトちゃんと再会して「ディープなアムステルダム編」へと続きます。
2007年08月30日
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イギリス生活も終わりに近づいて、これまでとは別の種類の不当な扱い を受けています。今日はそれについてお話します。夏休みに入ってから、日系企業でのアルバイトを辞めて、学校でのアルバイトを始めました。それまで勤めていた日系企業はボスとオイラの二人だけの職場で、辞めるなら随分前から話をしないと迷惑がかかるので1ヶ月くらい猶予を持ってから辞めました。次のバイトを探そうにも、イギリスの田舎じゃ日本人をすんなり雇ってくれる場所は少ない。そこで、てっとり早く決めたのが学校の清掃のバイト。ヒースロー空港の清掃とかもやっている某大手企業に雇用される形なので、学校と契約を結ぶわけではないのですが、学生も何人か参加しています。ここイギリスでの最低賃金は1時間5.35ポンド。日本円で約1,284円!!(1ポンド240円で計算)最低賃金でも十分高いのですが、この清掃のバイトだと1時間5.95ポンド、日本円で1,428円とナカナカお得。朝7時から昼12時までで、お昼以降は自由に使えます。夏の間は、通常の清掃以外に学生寮のディープクリーニング。1年間学生が住んだ部屋を、一部屋ずつ掃除します。ほとんどはホコリまみれ、ダニやなんかが沢山いる、最悪な状態です。本来ならば清掃にかけられる時間は1部屋1時間と言われているのですが、完璧に清掃するにはそんな時間じゃ間に合いません。エプロンとゴム手袋、マスクという姿で、特別な洗剤をスプレーしながら、ナイフやペン先を使って細かいところまで隅々まで拭いていきます。最初の日は、洗剤を間違って吸い込み、フラフラ。気絶寸前。ガムがそこら中に落ちていたり、ブルータックが部屋の壁から天井に至るまで隅々に貼り付けられていたりしますが、壁に取り付けられた余計なものは全てこすり落とさなくてはいけません。それがお仕事、どんなに面倒でもそれでお金を頂いているんだから、と思って頑張るけれど、たった半日でも毎日クタクタ。「この仕事の大変さは、やった人にしか分からないのよ。」とナウシカ(仮名)が言ってたけれど、本当にその通りで、折角自由に使えるはずの残りの半日は昼寝に消えてしまいました。おまけに、何だか体がカユイ(泣)!!毎日、お掃除から帰ってすぐにシャワーを浴びて服を着替えました。目標の1部屋1時間に間に合うように、必死で働きながら迎えた最初のお給料日。。。お給料が振り込まれていない!!お給料の支払いは2週間に一度です。「事務手続きが間に合わなかったから、次回まとめて支払う。」と言われ、素直に引き下がりました。ところが、この頃から清掃のバイトをしている学生への不当な対応が始まりました。図書館の本の全体清掃をするはずだった生徒へ、毎日の労働は3時間に限定するとのアナウンス。毎日6時間の労働を宛てにして、母国に帰らずにイギリスに留まっていた生徒はいきなりそんなことを言い渡されて困惑。そういった条件の変更は、少なくとも1週間前には事前に伝えるべきです。また、1週間だけ働く予定だったナウシカは、働く日数が少ないという理由で突然解雇されました。彼女は解雇の前2日間、すでに働いていたのですが、その分のお給料を受け取っていません。これは明らかに違法です。清掃会社のマネージャーが学校の一角にオフィスを構えているという話を聞きましたが、そのマネージャーはかなりヒドイ人だという噂。大企業内での事務処理の遅れが原因の可能性もありますが、それならば誠意を持って謝罪し、理由を説明した上で、これまでの労働に対する対価の支払い時期等を明らかにすべきでしょう。一般常識をもった社会人のとる行動とは到底思えないガサツな対応です。そんなことが、学生、特に留学生に対して行われている。学校でのアルバイトは社会に出る第一歩。その第一歩で、イギリス社会のダメなところを散々見せ付けられるなんて。。1回目の給料を受け取れず、2回目・3回目の給料日を迎えるまでの間、オイラは日本に帰っていました。「おそらく、2回目は支払われるだろう」と思っていました。ところが、2回目になっても支払われていません。オイラとほぼ同時にバイトを始めた日本人のYちゃんの場合、あるべき額の半分だけ支払われていたのでその説明を求めに行くと、かなりヒドクあしらわれたとか。YちゃんについてマネージャーがJapanese bitch! と言ったとの噂も聞きました。Yちゃんはその日でバイトを辞めました。残りのバイト料を受け取らないまま。。これは、ちょっと度が行き過ぎています。相手はまともな人間じゃなく、更に人種差別 もしている可能性があります。オイラもこんな場所はさっさと辞めてしまう方が賢明なのでしょう。。(実際、ほとんどの留学生はこの時点で辞めていました)イギリスに戻って迎えた3回目の給料日、支払われるべき額の半額しか振り込まれていません。おまけに、給料明細と一緒に届いたのは退職票。2週間日本に帰った後は仕事を再開すると伝えたはずなのに、オイラの全労働に対する金額欄に、その日支払われた金額が記載された退職票が送りつけられている。これにはかなり困惑しました。「オイラ、いきなり解雇されちゃったの??」労働をした挙句に給料が得られず首切りなんて、奴隷と一緒じゃない!裁判とかに持ち込もうにも、時間やお金がかかるから、相手は留学生を働かせるだけ働かせて、相手が泣き寝入りするのを待つつもりなのか!?このままじゃ腹の虫が治まらない。状況を同居人Cに話し、彼の協力の下その日から少しずつ証拠を固め始めました。まずは、労働時間を記入したタイムノートのスキャン。事務室から持ち出して、学生全員分のデータを入手。続いて長期間支払われない理由の質問。退職票がどうして送られてきたのか、これまでの支払いはどうなるのか等、必要なことを同居人Cに正式な文章の形にしてもらい、オイラのサインもつけて、同居人Cと一緒に例のマネージャーに渡しに行きました。同居人Cは金髪の白人なので、付き添いで来てもらうことで人種差別的な発言を防止する狙いです。同居人Cから習ったイギリスで通じる交渉文句も文書に取り入れました。「あなたが質問に回答するために必要な協力はいたしますので、おっしゃってください。また、回答が不可能な場合は、どなたに連絡を取ればよいか教えてください。」脅したり文句を言ったりせず、常に紳士的態度で臨むことが、イギリスで生きる技。日本にいたときのように文句を言っても、ほとんどの場合通じません。(これは駅やお店など、どこの場所でも共通して言えると思う。)最後に文書で回答するようにと記載したので、マネージャーとはほとんど言葉を交わさず、単に文書を渡すに留まりました。すると、翌日、そのマネージャーが清掃の現場までやってきました。ちょうどメンバーが休憩を取っているところで、みんなお茶をすすっていたのですが、マネージャーはそこにドカドカ入ってきて「あんた達、こんな不十分な仕事じゃお金をあげるに値しないわよ!これまでやってきた部屋、みんなダメじゃない」と大声でまくしたて始めました。みんな、ヘトヘトになるまで毎日働いてきたのに、そんなこと言わないで欲しかった。だけど、そこは全員グッとこらえて文句を聞きました。(こういう所もイギリスらしい。)と、そこで清掃のスーパーバイザーをしているモロッコ人のおばさんが口を開きました。「私達これでも頑張っているんですよ。あなたも一度、清掃を経験してみてください。それで本当に仕事をしていないか、分かってもらえるんじゃないかしら?さ、私達と同じエプロンを着て、、、、」ニコニコ笑いながら、モロッコ人のおばさんはマネージャーにエプロンを着せ、もっとも汚い部屋に連れて行きました。翌日、モロッコ人のオバサンに聞いたところ、「あのマネージャー、You know what I mean? (私が言いたいのはね)というのが口癖で、何度も何度もそんな風に文句を言いながら掃除をしてたけどあんな仕事振りじゃ遅すぎて全然ダメだったわ!」ということでした。掃除を経験して、給料削減の口実を与えずに済んだらしい。もちろんそんなの当たり前!ここまで働かせておいて、対価を支払わないなんて言い出すほうがおかしい。その後、先日渡した文書の回答が来ないので、改めてマネージャーを訪ねました。「大丈夫、心配しないで。今度の給料日には残りの金額全て支払うから」と言って、マネージャーは金額の計算根拠まで見せてくれました。まぁこれなら大丈夫そうだけど、証拠は紙で残すほうが賢明なので、聞いた内容を全て活字に起こして正式な文書の形にし、翌日改めて内容の確認をとりました。これで準備万端。お給料日にはちゃんと解決されるだろう。もしもこれで支払われなかったら、その時はそれなりの手段に出るもんね。ところがです!! またしても支払われなかったのです!!唖然としました。次の手としては、学校の清掃担当者や清掃会社のトップに問題を伝えたり、社会問題担当の政府機関や無料弁護士に相談する、地元の新聞紙にも事情を話し記事にしてもらう、等の方法を考えていました。ただ、私としてもむやみに問題を大きくしたくは無かったのでコトを大きくする前に一度、マネージャーと会うことにしました。今回は同居人Cが不在のため、たった一人で乗り込みました。ところが、そこにいたのはマネージャーではなく、見知らぬ男性。オイラのことを待っていたようで、「君には大変すまないことをした。どうしてこんなことになったのか、僕にはよく分からないが、できるだけ近いうちに支払うと約束する」と、いきなり謝罪されました。オペレーション・マネージャーという肩書きのその男性。彼の名前と連絡先を入手して、その場は引き下がることにしました。それが先週の金曜日。まだ、何も支払われていません。次の金曜日までに支払われなかったら、もう一度尋ねるつもりです。現在は、バイトの時間を短縮し、朝7時から9時まで2時間のトイレ掃除。毎朝、8部屋、合計23コの便器と18コのシンク、フロアを掃除しています。朝の準備運動にちょうどいい。9時から図書館でGuardian紙を読んで、小一時間して10時頃に家に帰ります。掃除仲間で、バブル期の日本で工事現場のバイトをしていたネパール人のおじさんと図書館の前でおしゃべりに花を咲かせることも。イギリス滞在も残りわずか。最後まで話題はつきないなぁ。次回はスウェーデンについて書きますので、お楽しみに☆
2007年08月28日
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香港に続き、日本にも2週間ちょっと帰りました。そもそも、この時期に日本に帰ることにしたきっかけは、高校時代からの友人の結婚式があったからです。このブログの名前にある「くいだおれ」とは、高校時代からの15人のグループの名前。高校卒業後、年に3回から4回は定期的に集合して、お互いの近況報告をしたり、美味しいものを食べに行ったりしてきました。もう12年以上続いてるんですよね~。時がたつにつれて、学校から会社、彼氏からダンナへと、話題も変わってきましたが、15人のうち結婚しているのはほぼ半数。まだまだこれからも結婚式は続きそうです。結婚式の度に3万円のご祝儀を渡すのはどうか?ということで、最初に結婚した子の結婚式から、くいだおれのメンバーに限って毎回2万円でOKと決めました。これはとってもありがたい。学生のオイラにとっては、1万円は死活問題ですから~!さて、話がそれましたが、今回結婚した子は彼と既に8年(間違ってたらゴメンナサイ)の歴史を築いてきました。彼はくいだおれのメンバーとも顔なじみで、時には大人数のために食事を作ってくれたりしました。オイラも、一度、クリスマスを共に過ごしたことがあります(笑)。そんな二人の晴れの結婚式。にもかかわらず、結婚式直前に入ってきた情報で、結婚式当日は 台風直撃 との予報。沖縄出身の彼のご実家の方は、東京行きの便をずらすなどして対応されたそうです。そして迎えた結婚式当日。朝から、テレビでもずっと台風情報を流していました。東京再接近は結婚式の時間とドンぴしゃり。オイラは、地上に出るのを避けるため、遠回りして○本木駅から地下通路で会場へ向かいました。式で着るものは全て着ずに持参し、雨靴にレインコート、その下にはTシャツとジーパンという情けない姿で高級ホテルのロビーへと足を踏み入れましたが、ホテルの方は笑顔で着替室へと案内してくれました。くいだおれのみんなも無事に到着し、余興のハンドベルの最終練習を披露宴会場で済ませました。ハンドベルはくいだおれの得意技。せっかく15人もいるんだもの、ということで、前にも一度やったことがあります。日本に直前に帰ってきたオイラも、音を降ってもらって急遽参加ですそしてつつがなく始まった結婚式。おごそかな雰囲気の中、新郎が入場して、、、、と思ったらいきなりみんなが爆笑新郎が、入場するなり「ヨッ」とみんなに手を振ってましたさすがは沖縄人!続いて、綺麗なドレスを身にまとった美しい新婦がバージンロードを進み、式は美しく始まりました☆こんな感じで幕を開けた結婚式と披露宴。新婦もダンナ顔負けの明るい人で、幼稚園の先生。新郎新婦の楽しいやり取りに、会場全体が楽しい雰囲気に包まれました。スピーチも面白いお話だったし、沖縄音楽あり、園児の合唱ありで、とてもよい結婚式でした。最後にみんなで記念撮影。これまで長く連れ添って来たお二人の新しい門出をみんなで祝福しました。末永くお幸せに!!結婚式の後、会える限りの友達に会いました。イギリスからクラスメートとその友達が遊びに来ていたので、ジブリの森にご招待。平日だったのに込んでいたのが残念だったけど、見所も多く、大人でも楽しめる場所でした。それから、京都にも行ってきました。大学からの友達と女二人旅です。子供の頃から何度か京都には訪れていましたが、今回、長年の夢だった貴船の川床料理を初体験!暑い日でしたが、川床はひんやり涼しくて、木々の緑、お座敷の赤、澄んだ川の流れが鮮やかでした。源義経が幼少期を過ごした鞍馬・貴船の山道をたどり、日本はなんて美しい国なんだろう、と感じることが出来ました。山道の入り口にあったお茶屋さんで頂いたおにぎり。木の芽が入っていて、安い上にとっても美味しい!山歩きの前にはこれで腹ごしらえすることをオススメします。日本に京都とおにぎりがあって本当によかった!
2007年08月23日
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ときどきこのブログをチェックしてくれている皆様。長い間、音沙汰なくてごめんなさい。心配のメールまでもらっちゃったりして申し訳ありませんでした。オイラはつつがなく元気にやっております。これまでの動きと今後をまとめると、香港(7/10-7/13)→日本(7/13-7/25)→イギリス(7/25-8/15)→スウェーデン(8/15-8/20)→イギリス(8/20-8/24)→オランダ(8/24-8/27)→イギリス(8/27-9/20)→日本(9/21以降)ということで。。。とうとう日本に帰ることにしました!!今まで、放蕩三昧だった娘を温かく見守ってくれた家族の皆様、ありがとうございましたm(_ _)mということで。。。。日本帰国前の自由時間を有効活用しております!30歳を超えて、友人達が次々と結婚している中、俄然オイラは独身生活を満喫(笑)現在は、イギリスの田舎で学校でバイトをしつつ、院生の友人の卒業制作のためにアニメーションを作り始めました。イクバクかの謝礼も頂けるということで、それが実現すれば、オイラの夢、「好きなことを職業にする」に一歩近づけそうですおまけに、プラハに里帰り中のナウシカ(仮名)がYちゃんとオイラの共同制作アニメーションを取り入れた映像を製作中で、プラハとアムステルダムのエキシビションで発表される可能性大!たった2年だったけど、好き勝手にアニメーションを作れて本当に良かった☆この夏は、ちょっとプライベート度の高い出来事が多かったのでブログを更新しようにもなかなか具体的にかけそうにありませんでした。いろいろと面白かったので、その一部を写真つきでご紹介します。まずは、書きかけだった香港。友人夫妻がディープ香港へといざなってくれました。こんな香港の喧騒を抜けつつ向かった先は、、、エキゾチックな雰囲気が漂うチベットレストラン。とある雑居ビルの一室には、看板の無い隠れバー。特徴的なフォルムのHSBCビル。その横に立つバンク・オブ・チャイナには、会員制のレストラン。特別にお食事させていただくことが出来ました。これが絶品!!!さらに、地元の人がにぎわうマーケットも散策。写真は金魚市場。色とりどりの金魚の入った水袋が吊り下げられていて、見た目も涼しげ。香港人の同級生、シャーラン&ニコール(仮名)とも会うことが出来たので、香港人しか近づくことの出来ない地元の店にも連れて行ってもらいました。香港は、活気に溢れ、ハイテクとローテク(古い?)が凄い勢いで混ざり合ってとっても魅力的な場所です。これまでの香港イメージを大きく覆されました。こんな生命力はイギリスには感じられなかったなぁ。イギリス生活で見つけることが出来なかったアツイ雰囲気に魅了されました。日本、スウェーデン、オランダ編へと続く(予定)
2007年08月22日
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実は、日本に到着したのは7月10日だったんです。13日じゃなくて。マイレージで貯めたポイントを使って、香港行きのチケットをキャンセル待ちで予約したところ、直前になってゲットできたので、10日にいったん日本に入国、3時間後に再び出国して香港に行ってきちゃいました~!!その目的は、Lご家族にお会いすることでした。日本からロンドンへ、私とほぼ同じタイミングで移住されたLご家族。もう5年近く仲良くして頂いています。日本にいるときはほぼ毎週のようにお宅に遊びに行ったし、交通費の高いロンドンでは1・2ヶ月に一度くらいお邪魔しました。半年以上前にロンドンから香港へと移られて、やっと再会することができました!!到着した香港の空港。オイラの名前を控えているタクシーに乗ればいい、と聞いていたのですが、到着ロビーに出てみると「Kちゃーん!!」Yちゃんと、4歳になった息子のN君が、手作りの歓迎カードを持ってお出迎え☆オイラ、全く予期していなかったので、これにはビックリ!むっちゃ嬉しかった~予定時間よりも30分くらい遅く出てきたのに、長い間立って待っててくれてありがとう。Yちゃんのお宅は香港島にある高層マンション。まるでホテルのようなピカピカの建物で、5階にはプールと子供用プレイエリアがありました。お宅に到着して一息ついた頃、「Kちゃん、プール入ってみる?」とYちゃん。どうしよう?ロンドンから成田まで12時間、成田での待ち時間3時間、成田から香港まで4時間、合計20時間近い旅。その締めくくりにプールっすか!?でも、なんかイケちゃいそう。。。。じゃ、お言葉に甘えて~ってコトで、Yちゃんの水着を借りて飛び込みました。広々とした25メートルプール。一番深いところは2メートル近くあって足がつきません。プールは屋外にあるので背泳ぎすると、目の前には空の中にニョッキリそびえるマンションが。暑い香港。でも、コレなら気持ちいいね。息子のNくんも、隣の子供用プールでスイスイ泳いでいます。半年ぶりに、子供用プールで一緒に遊びました。泳ぎながら接近してきて、Nくん、沢山キスしてくれました。すげー。26歳年下の男の子と、プールの中でキスしまくりって。。。お母さんも見ているって言うのに(笑)お陰様で、その晩はぐっすり眠って、初日から時差ボケ解消です。初日はプールの後、旦那様のMがお仕事から帰ってきて、久しぶりに夕食をご一緒しました。M,Yちゃん、そしてオイラの3人で囲む久しぶりの晩餐。ビール片手に座ってみると、日本にいたときと全く変わらない空気が流れていました。L家にお邪魔するときは、甘党のご夫妻のために、いつもデザートを持参していました。今回は成田空港で買ったヨックモック。もっと近い場所に住んでいたら、アイスクリームを持って行きたかったんですけどね。夕飯の後、3人で香港のピークへ、香港ならではの夜景を見に行きました。次回へ続く
2007年07月20日
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ずいぶん前の話ですが、モロッコの話題が終わっていなかったので写真メインでお届けします。砂漠についてからは、帽子を捨ててほとんどこんな格好ですごしました。巻き方を教えてもらって上機嫌。ラクダに乗って、砂漠の民ベルベル人の住むテントにも一泊しました。夜、月が登る前の真っ暗な時間に、ラクダの背中に2時間揺られたのですが、満点に広がる星空を見るのに夢中でした。昔習った北極星の探し方、北斗七星とカシオペア座を手がかりに見つけた北極星は、確かにとても低い位置に見えました。オイラは、世界のどの場所に行っても、星が見えるときはいつもコレをやるんです。いつか、北極に立って、頭の真上に北極星を見るのが夢。おっと、話が脱線しちゃったね。砂漠ではスキー&スノボもしました。雪の上のスキーと違って、暑くてリフトもない。道具を担いで砂丘を登るのは重労働。そこで、ショップの周りでお手伝いをしている子供たちが助けてくれました。2人のムハンマドとジャッキー。彼らの身長よりもかなり長い道具を持って、元気にお手伝い。頼もしいヘルプです。砂丘の上に着いたときにはオイラ、ヘトヘトで、変わりに彼らが元気に遊びだしました(笑)。その次の日は、隣村まで自転車を2時間ほどこいで、現地の民族音楽、ギアナミュージックを聴きにいきました。演奏の合間に、やりかたまで教えてもらっちゃった。砂漠の次には、アイトベン・ハッドゥやマラケッシュを経て、海岸の町エッサウィラへ。ここは、センスのいいものが、手ごろな値段で豊富に手に入ることでも有名。これからモロッコに行くという方、ここは絶対に立ち寄ることをお勧めします。海の幸も食べられますし、何より物が豊富です。ちなみに、猫ちゃんたちが沢山いて、店番の猫(?)までいました。いろいろあって、旅の締めくくりには、一番最初に訪れたFezに一泊することになりました。苦い思い出が沢山詰まったこの町に行くのはかなり億劫でした。旧市街の迷路の中に足を踏み込むと、やはり客引きが声を掛けてきます。でも、その日は金曜日だったので、開いているお店が少なかったんです。どこに何があるのかも分からず、素人では見るべきものも見れなさそうだったので声を掛けてきた客引きのお兄さんに交渉して、ガイドをしてもらうことにしました。あまり高い買い物をしたがらないオイラたち。こういう客を彼らも日本語で「ビンボー」と呼ぶらしく、「ビンボー プライス! They are ビンボー!」とか叫びます。コノヤロー!!だけど、そう言われたほうが、客引きに声を掛けられずにすむ。実際そうだし~ま、いっか。2,3時間、お兄さんに連れられていくつかの店を回りました。ありがちな話ですが、最後に、「ところで、今夜どう?」とか聞いてきました。もちろん、即却下です。すると、「俺の嫁にならないか?ラクダ何頭ならいい?」と聞くので「100頭!」と大目の数を言いました。「俺なら1,000頭は出すぜ!」と言うなり、彼は後ろに振り向き、数え始めたのは、ラクダのぬいぐるみこれは可笑しかった。ゲラゲラ笑って、最後にアリガトウと言って分かれました。ちゃんとガイド料は払いましたよ。モロッコの家の扉には、ファティマの手というお守りの模様があります。ガイドの途中で撮ったファティマの手。アクセサリーにもなっているので、もしもモロッコを旅することがあったら手に入れてはいかがでしょう?
2007年07月16日
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ひゃっほーいさっき久々に日本に帰ってきたよ~10ヶ月ぶりにオイラの部屋に入ってビックリまっさらなハズの部屋の壁に掛かっていたのは東宝グラビアカレンダー 2007年版!! なんでオイラの部屋に?(オイラはこれでも女の子でっせー、お父さん!!)
2007年07月13日
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モロッコ旅行記の途中ですが、今日はちょっと脱線。課題の提出が終わったので、去年の夏に日本で買ったタイポグラフィーの本を9ヶ月経ってやっと読むことができました。タイポグラフィーって、耳にしたことありますか?グラフィックをやっている人なら知っていると思うんだけど「印刷紙面のデザイン全体について、文字や各種記号などを構成すること」です(オイラの持っている辞典より)。世の中には沢山の印刷スタイルが溢れている。CDジャケットやポスターや、本そのもの。使われている字体も様々だし、配置の仕方によって受ける印象が変わる。デザインの仕方によって、情報が思うように伝えられるようになる。たとえば、フルティガーという字体はパリのシャルル・ドゴール空港用にデザインされたもの。スタイリッシュでお洒落な空港のイメージに合ってます。いまでこそ、パソコンで文字を簡単に打って字体も自由に変えられますがタイプライターが作られた当時、それを日本に導入するに当たって大きな問題がありました。英語はA-Zで表現できるけど、日本語はひらがな、カタカナ、漢字が混じって全部で何千もの文字が必要になってきます。だから、タイプライターには不向きでした。そこで目をつけたのがカタカナ。角ばった形状が文字同士の区切りをつけやすくしてくれる。よく、昔の印刷物を見ると、カタカナで表記されているでしょ。それから「ワカチガキ」という方法。英語では、This is a pen. のように単語同士の間をあけるけど、日本語では空白を入れないのが普通。ところが、カタカナだけで書くと、コレハペンデス。となって、とっても読みづらい。そこで、コレ ハ ペン デス。のように空間をあけてやることで読みやすくしたそうな。そもそも、日本語に空間が不要なのは漢字がその代役を務めているからなんだって。ここでちょっと面白い実験。「茶碗の周囲にご飯粒がつく」という文章。ちゃ碗のしゅう囲にごはん粒がつくだったら分かりにくいでしょ。むしろ、茶わんの周いにご飯つぶがつくの方が分かりやすい。漢字が入ることで、文章を単語に分けることができる。そうか~、やっぱり漢字が読めるって大事なことなのねって一人で納得。ところで、オイラの同居人はオカシな日本語を覚えるのが大好きで、どこから仕入れてきたのか知らないけれど、ある日突然「アナタ ハ イモ!」なんて叫ぶ。そしてオイラの顔を見てニンマリ。そうやって覚えてきた文章を挙げてみると、、、「社会の窓が開いてます」「サイテー!」「今夜どお?」「リスとハト」「私は鳥を焼いてます」etc.挙句の果てに、自分の履歴書に「日本語勉強中」とまで書き出した。そりゃないだろ~!!あわてて、日本語を本気で習いたいのか聞いてみると、Yesと答えた。そこで、ためしに「日本、木、林、森」の漢字を教えたら大喜び。日=Sun, 本=book & root,聖徳太子が中国に送った書簡で「日出処の天子、書を日没処の天子に致す」なんて書いたんだよ~だから、日の本の国ってなったんじゃないかな?というエピソードを紹介すると、瞬く間に覚えた。かなりピンポイントなオイラの日本語講座。流暢な日本語に到達する日も夢じゃない!?(かなり遠いでしょー(笑))
2007年05月24日
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先日、やっと課題の提出が終わりました。Yちゃんとのグループワークだったんですけど、今回の作品では、摩訶不思議な世界をたった2分のアニメーションに収めました。効果音も絶妙で、骨を砕いたりペットボトルをギュウギュウねじった生の音を録音してオリジナリティーの面では誰にも負けないぞぉ~!というカンジ。約4ヶ月、一緒に頑張った甲斐があったね!Yちゃんの熱意と才能は素晴らしかった。Yちゃん、本当にありがとう!!!さてさて、ずっと放置していてモロッコ話の2日目からをお話します。Fezに着いたものの、おかしな人々に追い掛け回され、マクドナルドで暫しの休息をとったんですが、既に、オイラ達はこんな町からとっとと脱出することに決めていました。夜行バスで砂漠へ逃げてしまえ!!Kちゃんが見つけてくれた、砂漠にある素敵なホテルを目指すことにしたのです。サハラ砂漠にあるそのホテルへは、夜9時発の夜行バスしかありません。夕飯を食べずにバス停のベンチに座って待っていたのですが、ちょっと小腹が空いてきたので向かいにあるカフェのサンドイッチを買うことにしました。ところが、ここに昼間に会った客引きおっちゃんが待ち構えていたのです!!昼間にバスのチケットを買ったとき、目をつけられたのでしょう。サンドイッチを注文しようにも、カフェのおじちゃんは英語が分からないのでこの客引きのおっちゃん(英語を話せる)がしゃしゃり出てきます。「サンドイッチ、1つで25DH(ディラハム:モロッコの通貨)2つで50DHね」日本人のおいら達にしてみれば一つ300円くらいなので、大した値段ではありませんが、ボッタくられていることがミエミエなので気分が悪い。するとKちゃん、「それじゃぁ高すぎ!1つ15DHでどぉ?」と果敢に攻めます。「うーん、じゃあそれでいいよ」とおじさんが答えた直後に、Kちゃん、すかさず「なら2つで25!!」「!!!」「!!!」おそらく、1つ15でも現地価格よりずっと高いんでしょう。その雰囲気を即座に感じ取った切り返しに、客引きのおっちゃん、カフェのおやじ、オイラ、さらには周りで一部始終を眺めていた他のお客まで一瞬、息を呑みました。すると「お前には負けたよ!2つで25!!」と、客引きのおっちゃんが笑いながら答えました。これには胸のすくおもいがしました。本当はもっと安いんでしょうけど、旅行者用価格としてはここまで下げれば十分かな。サンドイッチを受け取るために待っていると、客引きのおっちゃんが近づいてきて「ところで、お前達が次に行く町にはオレも行くから、そこでオレの所に泊まれよ。オレの家族に紹介するからな。」と言い出します。これには呆れて、一瞬モノも言えませんでしたが、出てきたサンドイッチを引ったくって「ノーサンキュー、バイバイ!」とその場を立ち去りました。何があっても、最後は嫌な気分にさせられる最低な町、Fez。砂漠に行くためのバスにも別の客引きが乗り込んできて、始終嫌な気分にさせられっぱなしでした。それでもどうにか砂漠の町、リッサニにたどり着くことができました。予定よりも2時間早い午前4時。小さなその町から、目指す宿へは車で30分かかるので、ホテルのオーナーである日本人のN子さんが6時に迎えに来てくれる手はずでした。早朝は冬のように寒いので、バスの中で待機させてもらったのですがバスの周りにはこの土地の客引きたちがウヨウヨしています。「お前達はどの宿にいくんだ?」と聞いてくるので「N子さんの所だよ、だからあなた達のところには行けない」と答えると、「今日はN子は来れないそうだよ、だから俺達の所に来い。安くていいところだから」などと、またまたウソを着いてきます。中には、N子さんの宿の名刺を持って「オレはN子の宿の者だ。オレに着いて来い」という輩までいる始末。客引きとはいえ、そこまでするか!?外気も寒かったけど、心も十分寒くなりました。唯一救われたのは、Fezからおいら達を運んでくれたバスの運転手さん。体格がよく、ピシっとしたシャツを着た運転手さんはすでに仕事が終わって宿で寝るべきところ、6時まで一緒にいてくれて、オイラ達をバスの中にかくまってくれました。捨てる神あれば拾う神あり。この旅で思ったのは、「服装がしっかりした人は信用できることが多い」ということでした。日本では必ずしも当てはまりませんが貧富の差の激しい国では、服装がいい=それなりに収入がある⇒ボッタくる必要が無いので、信用できると言えることが多いのかも知れません。もちろん、服装が良くても悪い人はいるはずなので、用心するに越したことはありませんが。6時になって、N子さんが車で到着。彼女の姿を見て、やっと安心することができました。ほぼ直線の道をひた走り、メルズーガというオアシスの町に到着です。これまでフランスで写真などの勉強もしていたと言うN子さんの宿「Wilderness Lodge」おしゃれでくつろげる、本当に素敵な宿です。おまけに一泊2食(朝、夕)つきで2千円くらい。まずはお部屋をご覧ください!素敵でしょう?N子さんと使用人のベルベル人(モロッコの原住民)の2人だけで営業しています。食事はモロッコ料理が中心で、お願いすれば日本食も作ってもらえるそうです。この地方の家は土と藁で作られていて、家の中は薄暗くひんやりして、日中の暑さを防いでくれます。窓から涼しい風が入ってきますし、外から射す日の光と屋内の暗さのコントラストが印象的です。ベルベル料理は塩とクミンがポイントで、シンプルな料理もいつもとは違う味わいになります。ベルベルパンは、毎朝村の女性が作る釜のもの。客引きのいない、静かなこの宿で、やっと安心して眠ることができました。(砂漠の写真は次回ね)
2007年05月18日
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本当に長らくご無沙汰しておりました。イギリスではこの時期、5月中旬に学期末を迎えます。大学の学生さんなら、学期末試験の準備なのでしょうけれど、オイラが通う美大では課題の作成に追われます。去年も、同居人たちが深夜まで作成に没頭していました。夜中の2時にコーヒーを飲みに行けば、同じく休憩している友達と遭遇したものです。今年は、グループプロジェクトとエッセイの締め切りが5月中旬です。モロッコ旅行の前から課題に負われ、それだけじゃ煮詰まってしまうので友達と公園に気分転換しに行き、一日が終わってしまうという毎日。だけど、今日は公園に行く代わりにモロッコ旅行のご報告をしようと思います!同じ大学で一緒のKちゃんと行ってまいりました。Kちゃんはしっかり者で、特に面白いことに対して頭の回転が速く、勇気あふれる大和撫子であります。若干20歳ながら、あっぱれな落ち着きを見せる彼女がいなければ今回の宿無しモロッコ旅行、どうなっていたか分かりません。(本当に)。モロッコはアフリカ大陸の北西の端っこの国。一番北側はスペインと目と鼻の先。なので、スペインからモロッコに入る観光客も多いですし、ヨーロッパ大陸からバスの旅で行くことができます。オイラはイギリスから飛行機でモロッコのフェズという都市に入りました。空港に降り立ち、情報収集開始、と思いきや、重大な問題に気づきました。英語がほとんど通じない!!!!公用語はアラビア語とフランス語、とガイドブックに書いてありましたが、そうは言っても英語くらい通じるだろうと軽く考えていたんです。ところが空港から一歩出てバス乗り場を探すと、すべての看板はアラビア語かフランス語。英語が全く見当たりません。国際空港のバス乗り場でですよ!ありえません。この先、どうしたものか、一瞬たじろぎました。バスがどこに来るかも分からずにウロウロしていると、タクシーのおじちゃんが近寄ってきました。はるか10年以上前に大学の支倉教授から習った片言のフランス語を繰り出しました。おるとびゅす!!(バスのことです)すると、彼はフランス語でなにやら言っています。「おーじょーでゅい、?????、ノン、???おるとびゅす」聞き取れた単語だけ組み合わせると、どうやら「今日、バス無い」と言っているらしいのです。えぇ~まっさか~平日の昼間ですよ、それも国際空港。バスくらいあるでしょ。それでも、「ノン おるとびゅす」とおじちゃんは繰り返します。するとKちゃんは、「そんなのウソだね」と判断。少しバス停らしき場所でバスを待つことにしましたが、ちょっと待てば真偽が判明するような、そんな低レベルなウソを国際空港の玄関で言うものかとも思いました。ところが、本当にウソだったんです。バスはすぐにやってきました。今おもえば、この出来事がこの旅の先行きを暗示していたように思います。その日一日、オイラ達二人はウソをつく人や、真実と引き換えに客引きをしようとする人々に遭遇しつづけました。疲れて公園のベンチに座っていると、怪しい若いお兄ちゃんがニヤっとこちらを見ました。気分が悪いのでその場から離れましたが、はっと気づくとそのお兄ちゃんが後ろからつけてきます。気分が悪くて足早に歩きましたが、どこまでもついてきます。巻いたかと思いきや、オイラの真横にいたりして、本当にゾッとしました。Stop it!! Fuck you!! こんな言葉は吐いたことがありませんが、気味の悪いお兄ちゃんを振り払いたくてそんな罵声を浴びせかけました。そんなのが延々30分も続いて、やっとお兄ちゃんは姿を消しました。それ以外にも杖を振りかざしながら得体の知れない呪文のような言葉を浴びせかける老人がついてきたり、おいら達の行動を読んで、先回りして待っている客引きのオヤジ等々、最初の日は散々な目に会いました。誰も信じられません。人間不信になりそうでした。唯一、オイラ達を救ってくれたのは、マクドナルド☆世界遺産に指定されているフェズの旧市街を一望できる場所にマックがあって、そこのテラスからの眺めを楽しみました。日本とほぼ同じ価格レベルでしたが、ここには客引きや得体の知れないお兄ちゃんは入り込めないので、絵を描いたりしながらのんびりすごすことができました。次回へ続く
2007年04月27日
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I will go to Morocco from 3rd to 14th of April.Have a nice Easter holiday!!
2007年04月03日
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2007年04月03日
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2007年04月03日
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今日もいろいろと面白いことがあったんですけど、その中でも特にオイラ的に大ヒットだった画像があるので是非見てください!手の影絵。凄すぎ!!ココをクリックしてね。
2007年02月28日
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今日は、朝から少しずつ声が出るようになって来た。明日からは、学校やバイトに復帰できそう。そう思ったので、今日一日はゆっくり好きなことをして過ごすことにした。それで選んだのが、Kちゃんから貸してもらった本のうち、「生きながら火に焼かれて」というノンフィクション。ずっと忙しくて読めなかったんだけど、ちょうどいい機会だからと1日で読んだ。今日は朝から晴れていいお天気。蜂蜜&生姜にお湯をそそぎ、湯たんぽを抱いて、毛布に包まりながらお昼過ぎからサンンテラスで本を読んだ。鳥の鳴き声が色んなところから聞こえてくる。だけど、読んでいる本は、両親によって火あぶりにされ殺されかけた少女の話。ヨルダンの田舎の男尊女卑の部落の話。女性が家畜のように扱われ、それが当たり前だと皆が信じている世界。そんな場所では女性の権利などなく、教育を施すことも無い。女性は男性と話すことすら禁じられ、ありえない理由で家族の恥と言われてしまい、それがゆえに家族の手によって殺される。逃げ出し、一命を取り留めて病院に収容されても、見舞いに来たはずの母親が更に毒入りの飲み物を飲ませようとする。こういう話を読むと、女性が教育を受けることの意味を考える。就職のため?肩書きのため?いやいや、そんなことじゃない。カンタンに虐げられ、搾取されてしまいがちな女性達がもっと広い視野から世界を見渡して、自分にどれだけの価値があるのかを見せることが教育を受けさせることなんだ。そう気づいたのは、オイラが随分大きくなってからのことだった。人権問題、特に女性と子供について国連などが取り上げているが、その背景にあるこういった事実を知らなければ、何が問題なのかピンと来ないだろう。この本を読むまで、ここまで悲惨な現状を知らなかった。悲惨だ、と言っても、私自身が想像できる悲惨さの更に先を行っていた。この本の表紙にあるのは仮面をかぶった著者自身の顔。仮面の理由は、もしも両親が彼女の生存を知ってしまったら殺しに来るかもしれないからだ。当然、著者名も本名ではない。仮面をかぶった表紙は注意を引くが、それはデモンストレーションのためではない。しかし、どんな理由であれ読者の注意を引くことが大事だ。そうして本を読んでもらい、一人でも多くの人に事実を知ってもらうこと。ただ、仮面の奥に見える目がとても綺麗なので、オイラは別人のものだと思っていた。それからもう一つ。問題を抱えている人はそれを一人で抱え込まないで、口に出して誰かに伝え、聞いてくれた人に「ありがとう」と口にするだけでこころが既に少し軽くなる、と著者が後書で言っている。「誰にも言ってはいけない」と禁じられた秘密がある場合、それが自分のココロを蝕むならば禁を破って人に話して良いものだろうか?以前からオイラはそんな疑問を漠然と持っていたんだけど、彼女の話が一つの答えになった。さて、今日も蜂蜜&生姜であたたまろ~っと!!
2007年02月22日
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はい。いまだにイギリスの風邪と死闘を繰り広げております。学校の医者に行って口をあけて見せたら、5秒で「抗生物質だすからね~」と言われました。民間療法じゃ治らないわけですね。ましてや梅干なんて、王子!(前回のコメントより)6時間毎に空腹時に服用。時間管理が面倒な薬をもらいました。さっそく薬を服用し、お見舞いにとYちゃんが持ってきてくれたお粥をいただき、次の薬のあと、同居人がレモネードを作ってくれました。今回は前回と同じかもっとすっぱい。あまりのすっぱさに、目がパチクリ!!同居人にその顔を笑われましたが、とっさにオイラが思い出したのは智恵子抄のレモン哀歌。そんなにもあなたはレモンを待ってゐたかなしく白いあかるい死の床で私の手からとつた一つのレモンをあなたのきれいな歯ががりりと噛んだトパアズいろの香気が立つその数滴の天のものなるレモンの汁はぱつとあなたの意識を正常にした続きオイラの通っていた中学では、高村光太郎って詩人(兼彫刻家)の作品を扱ってたんです。高村智恵子はその奥さんなんですけど、最後は狂っちゃうんですよね。よくこんな暗い内容のものばかり扱っていたなぁ。「智恵子は東京に空が無いといふ。」から始まる詩。好きなわけじゃないんだけど、ずっとココロに引っかかるものってあるでしょ。この詩はオイラにとってそういう詩だった。(これもさっきのHPにのってるよ。)イギリスの田舎に住むようになって、大きな空を見渡したときにコレが空だよね~なんて思った。だけど、オイラと智恵子じゃ、言っている意味が違う。オイラにとっての故郷の空は、東京の空のはず。とっても狭いけれど~
2007年02月20日
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ここ数日、風邪引いてます。この土日は声も出なくて、頭痛もするので、ずっとベッドに釘付けです。だけど同居人が張り切って(?)世話してくれるので安心して寝ていられます。チキンスープを作ったり、レモンを絞ってホットレモネードを作ってくれたり。おまけにリビングルームの掃除も家の外全体の掃除も何から何までやってくれました。頼られると俄然張り切っちゃうタイプらしいです(笑)同居人のパートナーがウチに遊びに来たんですが、オペラ歌手で一番風邪を移しちゃいけない相手なので今回はご挨拶しませんでした。今回の風邪はかなり強力。皆さんも、風邪には気をつけてください。
2007年02月18日
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オイラは週に2回、ロンドンの南の外れの町でバイトしてます。日系企業の現地法人で、ボス&オイラの二人だけ。ボスは英国紳士の日本人バージョンといった印象。スラリとしていて身長もそこそこ高く、年は50歳近く。いつもヨーロッパ各地を飛び回り、ちゃんと奥さんと二人のお子さんもいて、一家を支えながら、その会社の一切を仕切っている。オイラの仕事は、経理から雑用まで、できそうなコトなら全て。イギリスに来る前、オイラは日本で4年弱働いていたんだけど、そのときは自分に自信が無さ過ぎて、臆病な気持ちをいつも隠しながら働いてた。そんなオイラのことを理解してくれる上司や先輩に恵まれたのでどうにか4年弱を過ごすことができたけど、仕事に喜びを見出したり、達成感を感じることはほとんど無かったんだよね。ところが、2006年の夏、インターンで働く機会に恵まれて、そこで初めて働くことにやりがいを感じることができたの。自信がもてるコトをやっていたからだと思うし、意欲的に働くオイラに、さらに刺激を与えてくれる良い仲間たちに恵まれたからだった。仕事をするって、もしかしたらとっても素晴らしいことかもしれない。。新しい仕事は経理を含む地味目な仕事だし、オイラがやりたいこととはちょっと違う。だけど、今度こそ、そんな仕事であっても自信をもってこなせるようになりたかった。イタリア、ポルトガル、ハンガリー、etc今月だけでも沢山の国に足を運ぶ方なので、ボスにいつも会えるとは限らない。沢山のドジを見つけられて、ボスに会うときはいつも緊張する。オイラはまだまだダメだな~って反省する。ボスがいないときのほうが気楽でイイや、なんて思ったりもする。だけど、折角新たにお仕事するんだモノ、依然持っていた苦手意識を克服して、自分に自信が持てるようになりたかった。まずは、基本のホウレンソウ。「報告・連絡・相談」をコマメにする。できるだけ正直に、自分が間違っていたらゴメンナサイと謝って、どんなにダメ出しされても、ダメで当たり前なんだからと前向きに考える。そして、微力だけれどいつも精一杯できる限りの注意を払った。ボスはいつも厳しく指摘してくるけどそれでも突き放さずに見守ってくれた。話題をがらりと変えて、笑顔で話してくれるときもある。一番大変なのは、問合せの電話や苦情の電話を取引先に入れる時。ほとんどの場合、オイラは英語でそれをこなさなきゃいけない。相手の言っていることが分からなくて受話器片手に頭を抱えた。支払い関連の話題がほとんどで、お金が絡む問題だからナアナアにはできない。「こんな簡単そうなことなのに、どうしてミスっちゃたんだろう?」と思うことがよくある。その度に、以前の仕事で接してきたクライアントの人たちがどんなに苦労して数字を作り上げてきたのかがよく分かった。そうやって徐々に慣れてきたんだけど、新学期が始まって、いきなり毎週の日程が変わってしまったのでいつものように週に2日行くことができなくなった。その話をボスにしなきゃいけない。そう思っていた日、お昼休みになって、突然ボスがこう言った。「この会社にはクリスマスのための予算があるんだよね。12月や1月だったら、いつでもその予算を使っていいんだ。今日のランチはそれを使って、どこか好きなところに食べに行こう。」やっほ~い!!ボスが提案したいくつかの案の中から、オイラは迷わず日本料理店を選んだ。そして、お店では、迷わずお寿司を注文した。値段は3千円弱!!たった6貫しかなくて、味も日本の良い店とは比べちゃいけないけど、こうしてボスと一緒に外に食べに来て、ご馳走していただけるなんて夢のようだった。ランチがテーブルに着く前に、新しい授業日程の話をした。今後の進路についても、つつみ隠さず思っていることを全て話した。オイラを雇い続けることが会社にとってデメリットならば、解雇されてもしょうがない。「そういう事情なら、新しい人を探すよ。」そう言われてもしょうがないと腹をくくった。でも、ボスは、「それならしょうがない。来れるときに来てもらうしかないね。」と言ってオイラを解雇しなかった。「やりがいのある仕事をしたいなら、そのコツはただひとつ。出会った人を大切にすることです。」そんな話を聞いたことがある。きっとその通りなんだろう。これからも、もう少し、このボスの下でがんばろう!p.s.同居人Cが激安オレンジを買ってきた。 食べるには苦すぎるからジャムにしてね、と言われたらしく、 オイラもマーマレード作りにいつの間にか参加することになった。 出来上がったジャムにはCとオイラとNさんの名前をミックスして こんな名前をつけてラベルにした。(かなり間違った英語です) 茶色い文字だけ並べ替えれば、オイラの名前になるよ!
2007年02月02日
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今日は、オイラがとっても好きな本の話をします。もうすでに読んだ人は沢山いると思う。リリー・フランキーさんの「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」。オイラはいまイギリスにいるので、日本の本を手に入れるには2倍のお金が必要なんですが、この本は友達から貸してもらうことができました。Yちゃん、ありがとう。リリーさんの名前は女性雑誌のコラムで見かけたことがあった。とってもナチュラルで優しい表現をする人なんだけどちょっとエッチな話も赤裸々に、でもサラリと書くものだからこの人はゲイだったりするのかな??なんて思ったのを覚えてる。(そうじゃないみたいです)でも、それくらいの印象でしかなかった。「東京タワー」は、リリーさんご自身のお話。小さい頃の一番最初の記憶から始まって、本当にしょーもない(ご本人には失礼ですね。すみません)出来事も含め、この話を書き始めるまでのリリーさんとお母さん、そしてお父さんの話。日常の出来事を、当時の目線そのままに描写していて、それも凄い。だけど、それ以上にひきつけられたのは、本の隅々にちりばめられた現在のリリーさんのコトバ。それは、リリーさんとご両親の関係を飛び越えて普遍的に当てはまるような真実を語っている。その部分を丸々引用するのはルール違反かと思うので、オイラのコトバで噛み砕いて、短い例を挙げるね。例えば、リリーさんが小学生になって色んなことが分かり始めた頃の話の冒頭。(この時期って、夢と現実の分別ができ始めるでしょ)人間には果てしない可能性があるんだって。でも、みんなその半分も出し切っていない。その能力を出そうと思って飛び出したばかりの頃は凄い。でも、ちょっと先にいくと、この先に「幸福」があるのか??っていう感情がでてきて能力を出し切ることをストップさせちゃう。(オイラの要約を読んでもらうよりも、本文を読んでもらったほうが確実かな(笑))こんな風に、思っても見ない視点からのコメントを加えつつ、リリーさんのお母さんについて語られる。オイラはバイトの行き帰りの時間を利用して電車のなかでこの本を読んだ。電車の座席から窓の外を見ながら、何度も涙が出るのをこらえて上を向いたんだ。「まだ本の途中なのに、何なんだよ、この本は~!?」って、自分にツッコミ入れながら。イギリスでは人前で鼻をすするより、鼻をかむほうがずっとマシだと言われているけれどそんなのお構いなしに何度もすすらざるをえなかった(泣)オイラの友達には、ご両親が大変な思いをして育てられた人もいて、どんなに好きな恋人がいても両親が望まないならばその人とは別れて両親が望む相手を選ぶ、と言っていた。(そして、実際にそうしていた。)オイラにはなかなか理解できなかったんだけど、両親、特に母親に対する息子の気持ちがどんなものなのか、この本を読んでいるうちに分かった。老いて、小さくなった母親の姿を見ると、誰でも切なくなるよね。「きっとそれは、子供のために愛情を吐き出し続けて、風船のようにしぼんでしまった女の人の姿なのだ。」リリーさんはそう表現している(321ページ)。東京に帰ったら、この本を買おうと思う。ちなみにリリーさんとオイラ、ほとんど同じ時期に中目黒に住んでいたらしい。どこかですれ違ったりしたのかしら?2006年の夏、イギリスから久しぶりに帰ってきたときにとっさに撮影した東京タワー。
2007年01月22日
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誕生日にKちゃんからもらったヒヤシンス。水栽培で育てるのは小学生以来。あの頃は、ちゃんと水を替えなかったり、適当な水分量にしなかったり、随分面倒見が悪かったせいで、グロテスクな育ち方をしたまま、育ちきらずに哀れな姿になっていた。。。そんな思い出があったから、水栽培のヒヤシンスを自分から買うことはなかった。30歳の誕生日にもらったヒヤシンス、ちゃんと育てられるんだろうかと半信半疑のままグラスに入れてちょうどいい高さまで水をやり、あまり日の当らない場所に置いていた。クリスマスの間中、遊び呆けているうちに、根をはり、緑の目をどんどん伸ばし、こんなに綺麗になりました!!芽が出て、つぼみができて、花が咲く。日々、少しずつ変化していくのを見るのって、とても嬉しい。植物を育てるのにはよく失敗してきたからちょっと苦手意識があったんだよね。枯らしちゃって、「こんなコトさえできないのかな~」とか思うとガックシ。実家の父親が元気のない植物を見違えるように生きかえらせたりするのを見ると、とってもうらやましかったなぁ。今日は、バイト先からポトスを一部おすそ分けしてもらってきた。茎と葉っぱだけで根が無い状態。しっかり根を出して育ってくれよぉ!
2007年01月20日
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1月も半ばになりました。今年もどうぞよろしくお願いします。年末年始、オイラはとっても充実した日々を送りました。イギリス人のほとんどは、家族と一緒にクリスマスホリデーを過ごすので当初は、孤独で寂しいホリデーになるかと心配していました。だけど、今年のクリスマスは本格的でしたよ!料理好きの友達2人が腕によりをかけて作ったオーブン料理にありつけたんです。イギリスでは最近、日本と同様に料理ブームらしくて、テレビをつけるといつも何かしらの料理番組をやっています。料理がまずいことで有名なイギリスですが、やっと彼らもこれはマズイと思ったのか、日本でも知られるジェイミー・オリバーに始まり、ゴードン・ラムジー、ヒュー・ウィッティングストール、といったカリスマシェフ(?)達の料理番組が人気です。その中で、今回オイラ的に注目の的だったのがナイジェラ(Nigella Lawson)。彼女はセレブな料理作家として知られ、叶恭子のシェフバージョンと例えれば分かりやすいでしょうか?実際、ナイジェラは有名なアートコレクターのチャールズ・サーチと結婚し、本物のセレブらしいです。オイラも何度かサーチギャラリーに足を運んだし、近代アートのパトロンとして大きな力を持つだんな様に恵まれたセレブ。そんなナイジェラの料理番組は、お色気ムンムンが特徴です。料理番組はストーリーにもこだわりたいのか、夜、真っ赤なガウンをまとったナイジェラがらキッチンへ登場。ガウンの下は明らかに素肌。これまた真っ赤なチェリートマトをフライパンの上で炒め写る映像は赤と黒で統一。味見するときもちょっぴり上目づかいで、見た目ばかりなのかと思ったら料理の手順を見ている限りかなり美味しそうな一品です。出来上がった料理を更に盛り付け、微笑のカメラ目線で歩き出し、なぜかそれをベッドルームに持ち帰っていきました。料理好きの友達はナイジェラに触発されたのか、お昼近くからチキンと野菜の仕込みにとりかかりました。肉汁をしっかりキープするように時間をかけ、詰め物にもこだわって焼き上げられたチキン。ありったけの蝋燭を並べて、演出も万全です。初日はチキン、次の日はラムで、豪華なクリスマス料理を頂くことができました。2人のメインシェフのうち、1人はムスリムでした。ムスリムは宗教上、ハラルミートという特別な肉しか食べられないのでわざわざハラルミートのお店からこの日のためにチキンとラムを調達してくれていたのです。寒い冬の夜、豊かな食事を頂き、一緒に過ごしてくれる友人達に恵まれたことに感謝です。クリスマスの贈り物とカードをあげましたが、ありがとうの気持ちはそれだけでは伝えきれない。学校職員でエキシビションなどを担当している中年のJさんに誘われて、昼間はみんなで森へ散歩にもいきました。オイラの家の近くには、車さえあればさまざまな森や山に行くことができます。山歩きに慣れているせいか、Jさんたちはどんどん先に行ってしまいます。ちょっとぬかるんでいるのはよくあること。低温でも多湿な土壌が、イギリスの豊かな緑をはぐくんでいます。2時間近く歩いて、ようやく頂上に着きました。すると、Jさんが取り出したのは、グラスとシャンパン!!かっこいいよ、Jさん!!Jさんの粋な取り計らい。素敵な思い出をありがとう!!後日、Jさんと奥さんと一緒にお食事をした席で、ありがとうのカードを渡しました。「森を歩き、澄んだ空気のなか、頂上に着いたときに、素敵なプレゼントをくれてありがとう。こんな素敵なだんな様を持って、奥さんが羨ましいわ」と英語で書いたのですが、とりようによってはエッチな内容にも取れる、ということでみんなに笑われました(笑)Reach the peak という表現は、色々な意味で使われるそうですので、皆さんも気をつけて下さいね (*^.^*)
2007年01月14日
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もうすぐクリスマス。日本と同じように、オイラの町でもクリスマスのイルミネーションが輝いてます。朝も夜も霧がたちこめて、イルミネーションの光がボォっと見える。ずっと先まで見渡せたはずの通りが、白い靄のなかにすっぽりと消えてしまってまるで白熱灯で照らされた繭の中にいるみたい。今年は霧が凄くて、クリスマス期間中のヒースロー発イギリス国内便はすべて中止の見込み、というのが今日のトップニュースだとか。"CHRISTMAS CANCELLED"この国では、いきなり電車がキャンセルされたり日本ではありえないことが起こっていたけど、今回のニュースにはあんまり驚かなかったな。日本でも霧で有名なのが釧路空港と熊本空港。以前、熊本出張のときに格安航空を利用したんだけど前の便が霧のせいで熊本上空まで行って引き返したと聞いたから、オイラも別便(ANAかJAL)を手配した。釧路と熊本には霧でも飛行機を誘導できるセンサーがあって、そのセンサーをキャッチできるハイテク飛行機(ANA JAL)とそうじゃないのがあるんだって。イギリスは霧が立ち込める国なんだから、早くセンサーを取り付ければいいのに、そこはさすが、我らがローテク・マイペースの国、グレートブリテン!!キャンセルしちゃうんですね~。どーしてかなー、みんなクリスマスで帰省ラッシュだっていうのに。。もぉ。休みたいのは分かるけどさぁ。休みすぎ!!実はオイラ、今日も電車のキャンセルにあっちゃったんだよね。だからグチっぽくなっちゃうんだな。今日のブログ。30分近く電車待ってたのに、予定の時間になっても来なくて、車掌さんに聞いたら「ロンドンの始発駅まで戻って、そこから出る電車に乗ってくれ」だって(泣)ま、しょーがないわけ。こんなノリの国だから。日本人の常識なんて通用しないから。だけど、今日はいいことがあったからチャラだな。バイト先の上司が、オイラに沢山骨付きチキンをくれたのぉ!!!今日はバイトの最終日で、帰り際にクリスマスカードを渡して今年のお礼を言ったら、ちょっと待っててって☆もぉ、ステキ~おまけに、マークスアンドスペンサーの上等なヤツ。人生、良いことと悪いことは、うまくバランスが取れるようにできているのね。オイラのおうちのクリスマスツリーではなく、クリスマスカクタスです。
2006年12月23日
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まずは、お母さん、お魚送ってくれてありがとう。マグカップに味噌汁をいれて、ご飯を炊いて、一緒に頂きました。突然の質問ですが、古いものって持ってますか?5年やそこらじゃなくて、何十年も前のもの。オイラはほとんど捨ててきた。持ち続けていると、それを見るたびに懐かしいようなメランコリック&センチメンタルななんともいえない気持ちになって、胸が締め付けられるから。そんな気持ちを持つのが怖くて、そうなる前に捨ててしまう。ところが、同居人のCは驚くほど古いものを沢山キープしている。母親が大学時代に作った陶器のティーポット。Cが小さいときに作った陶器のお皿。タートルが描かれている。リビングルームに座って、古いモノたちを眺めていると、ココロが癒される。古くて歴史のあるものは、不思議な力を持っている。いろんな思い出が詰まっているんだろう。過去が沢山詰まっていて、その時に二度と戻れないんだと感じてもその気持ちを受け止められるならば、今流れている時間も大事にできるような気がした。1ヶ月以上前、秋の初めに開いたパーティーでほとんどの人が食べ物や飲み物を持ってきたときに、一人だけ、チェコ人のMが持ってきたのは公園で拾った栗。栗ねぇ。。。。みんなで食べれないけど、、、なんて思っていたけど、数日後にCが突然、こう言った。「Mが持ってきてくれた贈り物がどんなに素晴らしいものだか、あの時は全然気づかなかった!」。。。。。。オイラは考えもしなかった。Mが秋を伝えてくれたことを。
2006年12月06日
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なこさんの日記見たら 地雷バトンってやつでした。 彼氏ができて無くても、そのタイトルで始めなきゃいけないらしいです。やられた~!!と、言いつつ、オイラの両親も見ている可能性アリでなかなかオモロイのでちょっと参加することにしました。見たらきっと、びっくりするぞー!!イタズラ好きな娘でゴメンなさい。コレ見た人、イヤじゃなかったらバトンまわしてね。 ---------+---------+---------+---------+---------+ ★ルール 見たらやる。 タイトルを「彼氏or彼女できました」に設定する。 地雷バトンです。 ▼見たらスグやるバトン ←コレ重要! ※見た人は、必ずやること。今すぐやること。 ●好きなタイプを外見で答えよう! ☆ 顔 :目力のある人 ☆体型:実用的な筋肉がある人 ☆身長:自分の目線より上 高すぎるのはNG ☆服装:すっきり ☆性格:周りをハッピーにする(したい)ひと ☆髪型:すっきり●年上が好き? 年齢は問いません ●財布はどんなのを使ってますか?? 男物のグッチ ●携帯電話はどんなのを使ってますか?? TESCOフォン(TESCO=UKのスーパーマーケット)●携帯ストラップは?? 落とした後、何もつけてない ●手帳って持ってますか? 持ってます。今年はクリムト。来年はクロネコ(Schwarze Katze) ●バッグはどんなのを使ってますか? 4℃の白黒。Cの字が並んでいて、まるでコーチのまがい物みたい(笑) ●[バッグ]の主な中身は?? 携帯・財布・ポーチ・手帳・鍵・ノート・電子辞書・筆記用具●今はいてるパンツの色は? ひみつ ●星に何を願う? 3回願いが唱えられるように、ゆっくり落ちてくれ。●もしクレヨンに生まれ変わったら、何色がいい? 黒。 誰にも汚されないから●好きなスポーツは? もちろんスキューバダイビング。年に1回だけだけど(笑)●好きな日 お天気で公園にいける日。 ●最後に観た映画は? 黒澤明の「生きる」●怒ってる時にどうする? 「なんなのよ~!!」と一人で唱える●夏か冬どっち? 夏。汗だらだら。痩せてるような気分 ●最近泣いたのはいつ?なぜ? 誕生日のプレゼントにおばさんが大量の日本食を送ってくれた日。 こんな放蕩娘のオイラをそっと見守ってくれる、その気持ちが嬉しくて。 ●ベットの下に何がある? ここはオイラの荷物置き場です。 Adobeのソフト、日本食、日本から持ってきた大量の本、画材道具、医療品や日用品の宝庫。●昨夜何した? デンマーク人(デニッシュというらしい)とイギリス人の友達を呼んで、 夜9時半から1時までお茶した。 ●好きな車は? 古いベンツの外見はとてもいいね。 でも、中身はやっぱりトヨタかな。 ●好きな花は? きんもくせい。香りがいいよね。 ---------+---------+---------+---------+---------+
2006年11月26日
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オイラの窓の外には、ファーナムパークという大きな公園が広がっていて、木と草原しか見えない。家のすぐ近くに大きな公園が広がっているから、この家に住むのはとても快適。フラットメイトのCとアーティストインレジデンスのNさんが作業の合間の息抜きにと、公園の散歩にオイラを誘ってくれた。晴れた秋の日曜日。14世紀から続くといわれ、野生のシカが住むこの公園。太陽が沈んでしまうと迷子になって帰れない(かもしれない)くらいの広さ。まずは、芝の生い茂る丘を歩く。息が切れた。都会暮らしのせいか、舗装されていない草原を歩くのは慣れていないんだよね。そして、いつもの並木道を横切る。沢山歩いて、公園の中央にたどり着くと、十字路になっている。360度、草原が続く。地平線が見える。風に吹かれながら深呼吸をしている図。足が短いのが気になる(笑)今回はCの気まぐれで、道をそれて獣道をたどった。ぬかるみの中を進むと、そこには小さな小川があった。獣道にはびっしりと枯れ葉が敷き詰められている。日本にもこんな形の葉っぱがあるのかな?色はこんなだったかな?よく分からないから、とりあえずみんなに見てもらいたくて、もう一枚撮影。何時間歩いたんだろうか。気がつくと周りが暗くなりかけていた。オトナでも十分冒険できる、オイラの家の前の公園でした。
2006年11月21日
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こちらの国ではフラットシェアといって、一つの家を数名で借りて共同で生活するのはごく普通のこと。フラットメイトのCは、クイーンズイングリッシュを話す、ちょっとポッシュなカンジのスウィーディッシュ・イングリッシュ。フレンドリーゴーストで知られるこのキャラクターと同じ名前のせいで、小さい頃からよくからかわれたそうな。Cとはよく夕飯を一緒に食べるし、オイラの英語を直してくれる。おまけにあやしい日本語を覚えるのが大好きで、「あっち行け!」「へぇぇぇ」「あちっ」とか、よく使ってる。ズボンのチャックが開きっぱなしだったとき、Do you know the word 「シャカイ ノ マド」?って聞いたら、顔を真っ赤にして閉めた(笑)そんなCと共同生活をはじめて1ヶ月ちょい。お互いの地が見えてきて、ちょこっとギクシャクしたり、なんだか気に障る様な部分がでてきた。「なんで○○をしない(or する)のかな!?」と思ってイラつくオイラ。Cもオイラに対してそういう感情を持つときがあるはず。こういうギクシャクした感じは、別の人たちにも感じたことがある。なぜだろうか、相手が変わっても、オイラがムカつくポイントに大差が無い。それって、原因は相手じゃなくてオイラにあるってことかもしれない。。。。。そーんな風に考えたことがなかった。いろんな人間がこの世にいて、それぞれの考え方を尊重すべきだって頭で分かってても、オイラの根っこは違ってるみたい。どうにかしなきゃ。フレンドリーゴーストがフレンドリーなうちに。
2006年11月15日
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イギリスで生活を始めて、これまでオイラは沢山のものを頂いてきました。オイラのお部屋は頂き物でできていると言っても過言ではない。節約生活も1年以上が過ぎると、かなり満足な生活ができるようになりました。ではでは、せっかくですのでオイラのお部屋をちょっとご紹介!まずはベッド(→昼間はソファに変身)。掛け布団も白いカバーも全部ロンドンの友人にもらいました。それから、棚の上にはYちゃんとKちゃんの誕生日プレゼント。今回の誕生日プレゼントで一番面白かったのがソファの上に置いてある湯たんぽ。赤いセーターが着せられていて可愛いし、熱湯を入れれば温かさが3時間くらいは余裕で持続するので、寒いイギリスの冬にはとてもありがたいプレゼントでした。窓には、ガレージセールで200円で調達した赤いカーテン。部屋に備え付けだった大きな鏡と箪笥。箪笥の上には日本を離れるときに大学時代の女友達3人がくれたお化粧ポーチ。(もらいもの特集なので乗せてみました。大事に使わせてもらってます!)さらに、箪笥の左側にある暖炉の上には、オイラの前の住人が残してくれた四角い鏡。前の住人はアイルランド人なのですが、日本人の彼女がいるそうで、なんでもこの鏡は、代々、この地に住んだ日本人女性に渡されてきたそうで、そんな理由もあってオイラが頂くことになりました。その鏡の両脇には、タイ人の友達がイギリスを離れるときにくれたスピーカー。このスピーカーのおかげで、アニメーションを一枚ずつ書くときも、鼻歌交じりにやってます。そして、最後は勉強机の脇にある棚。ここには今までもらったカードの一部と、オイラの趣味のものを飾ってます。まず最初は、エレキバイオリン!コイツは、かなりかっこいい。大学を卒業したときに、祖母が贈ってくれました。今回、イギリスに来るに当って本物とエレキ、どちらにしようか迷ったんだけどエレキならば分解してスーツケースの中に入れられるし、壊れる心配も少ないし、おまけに共同生活の場所でも音を小さくして弾けるし、、、ということで、エレキにしました。さて、バイオリンは置いといて、上の段にはアイラ島のウィスキーがあって、アードベックの小さなカラフェにはラフロイグが入っています。大事にしすぎて、全く飲めてません(笑)。最近、お酒が弱くなったせいもあるかな。それから、去年の夏に日本を出発する際に、くいだおれのみんなからもらったカード(写真右上)。とってもカラフルでオイラの部屋を明るくしてくれます。みんなの心のこもったメッセージも嬉しいです。その左隣は、今回の誕生日に家族がくれた一言コメント。弟くん「自分の好きなことが職業にできるといいですね。」だって。そう、それがオイラの夢なんだよね~。むずかしい!その左にはフラットメイトとその友達(主に学校関係者)がくれたメッセージボックス。真ん中にはバイオリンの形をした3DDの模型、その周りの枠にはメッセージが書き込まれていました。バイオリンの本体部分は紙で、中心の指板部分は木を削って作ってくれたそうです。これを作ってくれたTのメッセージは「材料代5ポンド、労力5ポンド、合計10ポンドだよ!」でした(笑)さて、下の段には学校の友達がくれたカード。左のものは、オイラの顔をフォトショップで加工して作ってあります。そこに手書きでメッセージが書いてあって、とても綺麗。さらに、右側の隅には、日本にいるRとSから。去年の日本出発のときにRがくれたものと、Sのウェディングカード。オイラと等身大、またはちょっと先をいく二人。日本に帰った時、同じ空の下にいると思うだけで安心できたんだよね。オイラはとことん、頂き物に囲まれて生活しています。もちろん、頂き物のおかげでお金の面で相当助けられました。ぷらす、みんなを思い出せるのがとっても大きいです。一人でも生きていけると信じていたときもあったけど、こうやって眺めて見ると、全然違うじゃない!?
2006年11月13日
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来年に向けて、ダメもとでも奨学金取得をめざしてます。オイラの歳で、海外にすでに留学していて、おまけにアート。なかなかこの条件で助成してくれる奨学金て無いんだよね。だから本当に望みは薄い。この一週間、その準備に追われていました。全ての資料がそろって、メールで日本の実家に送り、プリントアウトしてもらって郵送するという手はずでした。実家の父親だのみです。さて、準備完了。すると、父が一言。「このまま、郵送しても良いのですが、郵送に当たって、「助成金をいただきたく、申請書類をお送りします。宜しくお願いします」などと書かれた「表書き」を入れた方が良いのではないでしょうか。気持ちを込めた文章を、送って下さい。」なんだか、オイラ、ジーンときちゃった。うちの父ってそういうポイントを指摘してくれる人だったんだなって。
2006年11月11日
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