司法書士つるぴかはげまるのノート

司法書士つるぴかはげまるのノート

メルマガ30号


◇今週のわたくし・・・
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今週は研修1回、法律相談が1回。日曜日に参加した研修が非常に面白か
ったので今回はそのお話です。


9月から「調停人養成講座」という研修をほぼ月1回のペースで受けてい
るのですが、この第6回の講義として「協調的問題解決のためのコミュニ
ケーション」というのが今回の研修でした。


調停というのは、ものすごく簡単に言ってしまうと、話し合いということ
です。裁判をするとどうしても「勝ち」「負け」が決まってしまい、当事
者双方納得できる解決に至ることが出来ません。


ですから、この話し合いでの紛争の解決というのも注目されているわけで
す。司法書士も簡易裁判所の代理権があるわけですから、こういった能力
も身につけておかなければいけない!?ということで、この研修は企画さ
れたようです。


もっと大きな話としては司法書士調停センターを各県に作るとか色々ある
ようですが、そういった硬い話はこれくらいで中身に入ります。


この研修、講義を一方的に聞くという形式でなく、5~6人で実際にコミ
ュニケーションに関するワークをしながら、理解を深めていくというもの
でした。


内容は多岐に渡りましたが、私が一番なるほどな~と感心したワークを一
つだけ紹介します。


二人組みになります。真ん中に国境線を引きます。
そこでこんな課題「相手をこちら側の国にこさせて下さい。」


皆さんならどうしますか?ちょっと考えてみてください・・・。

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   5秒ぐらいは考えてみてくださいね。

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私はしきりにこちらの国がどんなに素晴らしい国かを力説して、なんとか
こちらにきてもらえるように、あ~だ、こ~だとしゃべりました。


私とペアを組んだ方も私と同様で、「こちら側には美女とお金が溢れてい
るから是非こちらに来なさい」と説得されました。。


でもこれってばかばかしい話しですよね。なぜなら講師の方が課題を出し
た時に、そんな前提は一切お話しされていないわけですから、いくら美女
だお金だといっても絵空事なことは両者とも分かっているわけです。


3分のワークの時間が終わり、解説が始まったのですが、引っ張り合いを
したペア、実際にお金をみせてこちらに来るように説得したペアがいた中、
両者がそれぞれ国境線を越えあったというペアが一つだけありました。


もう一度課題を確認してみましょう。
「相手をこちらの国に来させてください。」です。これだけ。


私の頭の中は、相手をこちらに来させる。=自分が相手の国へ行ったら負
け。という単純な図式が出来ていました。


くどいですがもう一度課題を確認します。「相手をこちらの国に来させてく
ださい。」つまり、「自分が相手の国に行ったら負け」とは一切言っていな
いわけです。


純粋に今回の課題を両方で解決しようと考えれば、お互いに国境を越えあう
ということが一番ハッピーな関係であることは誰でも分かりますよね。
これが「協調」の関係です。


引っ張り合いをしたり、お金をみせた場合は力が強いものが勝つという
「強制」と「服従」の関係。


私のペアのように双方が国境を越えられなかった場合は「回避」の関係。
お互い片足だけ国境を越えた場合は「妥協」の関係となるそうです。


皆さんはどんな方法を考えられたでしょうか?「当たり前じゃん」と言
える方は常に相手への配慮と自分への配慮がある複合的な視点がある方で
すね。素直に感心します!


私はこの話を聞いた時に、自然と物事を「勝ち負け」で捉えている自分に
改めて気がつくことが出来、「はっ」とすると同時に「なるほどな~」と
非常に目からうろこが落ちるような感じがしました。


私の文章だけだとちょっとうろこ感?が少ないかもしれませんね。


この話、別に法律相談だけではなく、色々な場面で使える考え方じゃない
かな~と思いませんか?


仕事の場面では当然ですが、日常生活の中でも色々と気をつけてみようと
思いました。


もうちょっと詳しい話を知りたいな~とう方はこちらが教科書です。
「交渉とミディエーション」
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=1519


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◇あの頃のわたくし・・・
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公務員を辞めてから、司法書士試験に合格するまでの勉強時間などを、
今年の試験にあわせて赤裸々?に公表していきます。


使用上の注意!司法書士試験には激しく役に立ちません。
こんなもので合格できるんだ~と自信を持っていただければ幸いです。


◇平成13年の2月第2週は・・・

63.5時間
ストーブの火をつけっぱなしにしていないか!?と気になって、予備校か
ら帰ってきます。あまりにもあほらしいな~と思ったのでチェック表を作
りました。


気になる事を書き出しておき、家を出るときにはそれに従ってチェックを
すると安心して家を出れます。色々と使えると思いませんか?


◇平成14年の2月第2週は・・・

57.5時間
突然めまいがして半日ほど勉強出来ていません。この年は講義の関係で1
月~3月の間、週に1度のダンスレッスンに参加できず、精神的には非常
にメリハリの無い生活でした。


一週間に半日ぐらいは好きなことをするのがいいようです。


◇平成15年の2月第2週は・・・

60時間
寝る前に記憶の時間をとるようにしました。やることは簡単、今日一日勉
強したことを思い出して、どうしても覚えておきたいことを覚えるのです。
欲張ると寝るまで30分以上かかってしまいますので、ほどほどに。


最近、条文の内容など覚えてないな~としばしば思うのですが、こういう
ことをしなくなりましたので当然ですね。覚えていなければいけないこと
はやはり覚えておかなければいけません。


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◇編集後記
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「あの頃のわたくし・・・」でよく出てくるダンスの話。3年以上同じ先
生に習っていたのですが、その先生が平成15年5月にニューヨークに留
学してしまい、私のダンス生活!?は一旦終わりました。


そのスーパー、グレート、カッコイイ先生が先週から一時帰国しており、
今日有志で帰国パーティーがあります。ほぼ3年ぶりにお会いするので、
今から楽しみです。今日仕事手につくかな~♪

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