PR
Calendar
Comments
Keyword Search
滋賀在住の友人や滋賀方面で仕事中の友人が、ウチのおひいさん(お姫様)くり乃のために、
病気平癒のお参りに行ってくれた。
こういっちゃ何だけど、歴史ある滋賀には、封じ込めよろしくの古刹が多い気もする。
日本一の水瓶と、肥沃な土地があるんだもの、太古からの神様がいたって不思議じゃない。
その力強さに思わず知らず拝んじゃった、にしても、御礼は欠かしちゃいけない、
いや、友人達にではなくて、神様に。
ことは、くり乃さんの病魔退散ですからね。
血液検査が良好で経過観察になった頃合い、雪がなかったのが幸いなクリスマスシーズン、
大急ぎで、お礼参り(※犯罪者や虐げられた者が行う報復行為。ぶぶー!)に周ってきた。
目的地は、湖東地区は近江周辺(大ざっぱな土地勘)「苗村神社」と「太郎坊 阿賀神社」。
その途上に、とても風変わりなお不動さんがあったので、寄ってみた。
古墳(恐らく6世紀頃)の石室を、お堂にしている「岩屋不動」。
拝殿から見上げると、ぽっこり小さな丘が、古墳であることがよくわかる。
奈良や南大阪では、石棺を田畑の天水桶に転用してたらしいし(耕すと、色々出るもんで)
秀吉だって、大阪城の石垣に石室の岩を転用したし、
神様仏様だって、せっかくの堅牢な石組みを、利用しない手はない(笑)
狭いお堂(石室)に提灯を提げてはいるけれど、壁も天井も、素っ気なく岩がむき出しだ。
床も板を張るでなく、むき出しの上にゴザや座布団を敷くだけで、
石室に、ほとんど人の手は入れてないんじゃないか。
正面には、小さなお堂らしく小さなお不動さんが安置されていた。
小さな境内は掃き清められ、表も裏も鳥居には門松が据えられ、
地元の方に大事にされている様が伺えた。
この一帯には、崩れかけも含め大小の古墳が、運転しながらでも見付けることが出来る。
それほど沢山あるのに、なぜ、この古墳だけにお不動さんが祀られたのか。
境内には、小さなお墓やお地蔵さんが残っていて、何かに吸い寄せられたみたいだった。
さて、お礼参りの目的地「苗村(なむら)神社」。
神社には珍しい楼門(重文)と国宝のお社を持つ西宮と、東宮とに分かたれている。
友人Aがお参りしてくれたのは、元々は本宮だったという東宮。
平らかな田園地に立つ楼門やお社が、大きな空に明るく映える西宮とは異なり、
東宮は、杉の森に囲まれている。
参道に足を踏み入れると、空気は冴え渡り、鳥の声まで西宮とは異なる気がする。
東宮の小さなお社は、参道のどんつき、掃き清められた円形の広場にぽつりとあった。
これは、古代の祭祀場まんまじゃないか。
拝殿も持たないこの本宮の、この場所が、古より祈りの場であることが容易に想像できる。
お社の聖別された結界を超え、森に入り込もうという気にはなれない。
この一帯は古墳群だったらしく、でこぼこした地べたはその名残と見える。
小さな鎮守の森なのに、暗く果てしなく、時間と空間を踏み外してしまいそうな、
巨木の先端で丸く囲まれた空は、西宮と変わらぬ青空だった。
で、くれぐれもお礼申し上げ、さらなるご加護をも祈願し、次なるお礼参りに向かう前に
昼食だが、 って、長すぎるねん、神社ばっかりで。
※御本尊やお社(本殿)の撮影が苦手ですので、ずれた写真ばっかりですm(__)m
鳥取県若桜町・不動院岩谷堂/物見遊山へGO… 2009年06月16日
初午詣はふく詣/物見遊山へGO!2 2009年03月26日
物見遊山へGO!神戸市/須磨寺編 2009年03月21日