KUMATAN's Diary

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和裁は手作業が多いから躾をかける事によって 生地が思い通りになってゆく(収まらない事もあるが) 

 私は和裁学校に通っていた頃 仕付け糸を買う事を殆どしなかった。 他の人から分けて貰ったetcの理由ではナク ある類の糸を使用していたのだ

それは「洗い張り」をして貰った際に発生されるモノで生地と生地を繋ぐ為にロックミシンの様な感じになっている 丁度 既製品の縫い代の始末を想像して頂きたい 

少し引っ張るとするすると解けるのだ  これを糸板等に巻く 和裁学校では二人のお婆ちゃん先生がいて一人の先生はこの糸を絶賛していたが もう一方の師は 「キツすぎる」との事で「とじ糸」(袷の長着を作成する折 表地と裏地と付ける際に使用される糸 一般的には カタン糸50~80番)として使用するのであれば 妥協しましょう的反応を示していた  

反対された先生が厭がる通りこの糸は大変に丈夫な糸で 手で切る事は出来ない。
和裁は留(とめ)等 力を要する作業も多い為 男仕立てとかいうのも存在するらしい 詳しくは不案内だが.... 

 反対する先生に逆らうつもりは毛頭 無かったが 教材費や諸々.....

もう一人の先生は この糸のファンだから 私も気に入って使っていた この他に 仕付け糸 とガス仕付けというのがあったが  反対派の先生はガス仕付けを好んでいた 確かにガス仕付けは 絹仕付けに似ていて細くて 丈夫で品のイイ感じがする  どうもガスを吹き付ける?らしき糸の様である  

 縫い糸だが「糸は金亀」とか一般的に言われるが 私達は 「ハッキリした色=金亀糸」「中間色=オリヅル」これに該当しない時はタイヤーと教えられた

学校に入学する迄 糸には色見本と いうのが存在し 残布をこの色見本の中の糸の下に置いて 色を選ぶ   
金亀の糸のカードタイプ(紙の板状になっている)のは 使い終えると朱子学?的教えが
書いてある。 
和裁だけに集中し根を詰めると世界が狭まってくるので このコメントに私は一時の清涼感を覚えた  糸の量が少なくなるのが楽しみだった
私は主に絹糸を使用していたので 絹糸は糸弾きもしなければ ならない 最初の内は 上手く弾けず 力を入れ過ぎてしまい 切ってしまった事もあった......

この絹糸は二本の糸を撚っているので 割って使う事もあった ぐし(紬以外に 使用され 袷等 裏と表を離れるのを防ぐ 飾り等の役目をする) や 訪問着の柄合わせ 背の紋合わせ等に用いるのだが 私は大変に不器用なので この割り糸を絡ませたり ちぎってしまったり.....上手く扱えなかった 

ぐしをする際には 白い(黒もあるが一般的に これは喪服用を位置付けされる)絹仕付けを使用するのだが 割糸を使用しても良いとされている 白ぐしだと濃い布の場合かなり目立つ  
1分(4ミリ)の寸法で針目を出さなくてはならないので 本当に綺麗に仕上げるのは容易では無い 「ミシン糸でも代用出来るのよ」と教えて貰った時には 「私にはこれだ!」と閃いた    

 現在 袷の仕立てを呉服屋さんにお願いしているのだが「ぐし縫い」は別料金を取られてしまうので せめて これ位は自分で と考える  出来上がったら どの様にして 糸の色を決めるか 和服を持って 糸売り場に行かなければならないのだろぅか? ん~ん ......... / (× ×)

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