KUMATAN's Diary

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透けない絽


「薄物なのに 透けなかったら涼しさも情緒も無くって単衣と同じ」とお叱りを受けそうだが 今 私が作成している色無地の長着は 透けないのである
正確には 「かなり透けにくい 透け辛い生地」という表現が適切かもしれない   

当然 絽の目があるから 生地を持って見れば向こうの 景色は分かる  しかし 掌の上に生地を載せても 手を認識する事が出来ないのである この事は縫い代等が見えなくて大変に好都合である 和裁は洋裁の様に縫い代を切る事は常では無いので 縫い代の始末に一苦労する..... 広衿の部分に付けるスナップも引き糸でも構わない事になるなぁと思案している   

この反物は地元の良心的な呉服屋さんから求めた品である 透けない理由には 生地がしっかりして 厚い事も手伝っている  この御時世だから 当然 安価である  ノンクレーム品なので若干だが 折り傷や 布目が生地の耳側の辺りで曲がっているが 支障は殆どナイ

一昔前迄は 本当に和服は高価であった この呉服屋さんが教えてくれたのだが 現在は問屋さん等 減る一方だそうである  その様な中 数カ月前 強烈な呉服屋に遭遇した
 一時期 呉服屋に勤めた事もある私 なので 大抵の事は平気って楽観視して地下街の呉服屋を覗いた
最初は普通の店員さんに見えたが 数員がどんどん私を囲んで 蛇に睨まれたカエル状態 「くまんは蛙?」あれこれあれこれ出して来て私は着せ替え人形の様.....

「ウチのイメージキャラクターの女優さんみたい」
閉口してしまう 
蛇が大きな卵を飲み込んじゃう如く私も喰われるのは?と後ずさりしちゃう様な 手口.....

電卓を弾いて ローンの月々の支払い額迄 計算してくれちゃって.....何とか断って帰って来たけれど くれぐれも 用心しなくちゃ と戒められた出来事だった

....現在もこういう お店って実存するのね   

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