紫禁城、天壇公園


 明初の名臣:劉基が詠った詩には、
   北竜、地に結ぶこと最も佳し
   万頃山峰、入り望みて遠し、
   鴨緑・黄河、前後を抱き
   金台{北京}千古、帝王の家
とあり、環境アセスメントの風水思想上も、「四神相応」の地として、さまざまな都市計画がなされてきた。
 青竜{東神}には、白河を配し、
 白虎{西神}には、玉河、
 朱雀{南神}には、ろ溝橋、
 玄武{北神」には、湿余河 
を配した。
 塔はすべて西部にあり、東部にはひとつもない。
 「青竜、万丈の高きをおそれず。ただ白虎の頭かかげて望むをおそる。」という諺がある。 東は青竜、西は白虎で、また竜は皇帝の象徴であり、虎は凶神だった。したがって、西に塔を建てて、白虎を制したのである。
 紫禁城:保和殿の北側には、巨大な大理石の1枚岩に竜を彫った「雲龍階石」があり、皇帝が通る御路を飾っている。20トン以上といわれる。
紫禁城


ラストエンペラー・フ儀の弟の方が、故宮博物院で働いていらしたので、いっしょのスナップをお願いしました。 皇族を降りての中華人民共和国での平民としての生活は、たいへんだったことでしょう。
溥儀の弟


 天壇公園:The Temple of Heaven
旧北京城内のほぼ南にある、明清期の祭典・豊作祈願の祭場。
天{南}・地{北}・日{東}・月{西}の四効分しにより、南効に作られた。天壇そのものは、天は円く、地は四角い、という「天円地方」の宇宙観による建造物。
 ラストエンペラーが、満州国の皇帝位を、黄色の竜の皇帝服でなく、軍服で、天に報告する場所だったと思う。
天壇公園






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