| |
◆ 「愛する」ということ
ヘルマンヘッセが書いた物語です
ドイツの田舎に夫婦が住んでいました。
ある時、夫が急に亡くなり、
一人残された妻は、その後男の子を産んだのです。
するとそこに神様が現れ、
生まれた子供に一つだけ願いを叶えようと言われました。
母親は、
「この子が、誰からも愛される人になりますように」
と願いました。
それ以来、その子は皆から誉めそやされ、
いたずらをしても叱られず、
年頃になれば、娘という娘はこの青年に恋焦がれました。
皆に愛される幸せな生活を続けたのです。
ところが母親は心配になりました。
この青年は、赤ん坊の時より皆に愛され、可愛がられて
それを当たり前と思って生きてきたので
他人を犠牲にしても、迷惑をかけても悪びれず
感謝の心を知らないのです。
母親は神様に懺悔し、
「自分の願いが、この子を心の貧しい人間にしてしまった」
と伝えました。
すると、神はもう一度、願いを聞いてあげようと言われたのです。
今度は母親は
「我が子を、誰をも愛することの出来る人間にして下さい」
と願いました。
とたんに、今まで青年にだまされたり、
迷惑をかけられた者達がやって来て、
青年をなじり、踏んだり蹴ったりしました。
でも 青年は、そんな相手を憎むことが出来ず、
誰をも愛し、感謝するようになった、ということです。。。
私達は、人から愛されたり、
大事にされたりする事が幸せと思い、
いつもそうでいたいと願っています
もちろん
「誰からも愛されること」は、幸せな事です
でも、受け止め方を間違えると
そこには「傲慢な笑顔」しか存在しません
「誰をも愛すること」
それが出来れば、こんなに素晴しい事はありませんよね
そこには『感謝の笑顔』があるのではないでしょうか
☆.。:*:.★。.:♪*:・(*⌒ヮ⌒*))) スマイル.。*:☆.。:*.★
感謝!感謝!!感謝!!!

![]()
![]()