第五章


  「えっ?五人組に・・・?」こんな組織に入りたがる奴が居たのか?っと疑問にもちながら
  蒼馬が答えた。
  「はい!俺、自分の家柄に合わなくってだから俺強くなりたいんです。あんなチャラチャラした
  生活にうんざりしてるんです!五人組が憧れなんです。お願いします。」
  再び頭を下げられた蒼馬はさらに混乱していた。
  「おい?なにごとだ?騒々しいぞ。」「あっ羅紫涙様」
  飛弼は様という言葉を聞いて、下げていた頭を羅紫涙の方に向けた。
  「・・・まあよい・・・蒼馬!この者を中へ通せ・・・。」
  「は~~いv」蒼馬はどうぞっという顔をして飛弼を“玄武院”へ案内した。
  玄武院の中の応接室のような小さな部屋で蒼馬と飛弼は2人きりになった。
  「桜田君、もしかすると君って桜田財閥の息子さん?」
  「はい!俺は桜田飛弼、桜田家の次男です。」
  飛弼は自分のことを聞かれるのが嬉しいのか、にこにこしていた。
  「ところで、、、腰に下げている刀はなんですか?」
  「えっと、これは代々伝わる“飛桜囁劉刀~ひざくらしょうりゅうとう~”といいます。」
  「飛桜囁劉刀?伝説の5本の指に入るというあの飛桜囁劉刀か!!そしたら俺の刀と一緒ですね。俺が
  持っているのはそのうちの2番目に入る、“蒼龍聖裂空刀~そうりゅうせいれっくうとう~”ですよ」
  「すげ~流石五人組!!!!」
  2人は当分刀の話をしていた。
  すると障子をパシンと開けて、羅紫涙が入って来た。
  「待たせた、テストを受けてもらう、勉強時間は一日だ、良いな?」
  「はい!!絶対合格します!!!!」
  勢いは次の日まで続き、気付くとテストはすでにスタートしている段階になっていた。
  飛弼と耕龍はもちろん参加していた。
  30分・・・40分・・・・。「終わり!!!」
  蒼馬の声によって2人のテストは無事に終了した。
  耕龍や飛弼以外にも沢山の人がいた、、、受かる確率は5分の1ぐらい・・・・・。
  2人はすっかり仲良くなっていて、一番明るい入門生として噂がたったほどだった。
  その夜、羅紫涙の部屋の明かりは消えることが無かった。羅紫涙は寝ることも無く入門生のテストの
  採点をしていた。障子が人の影を写し、パシンという音を立てて開いた。


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