第十五章


  「さぁ~ってと、そろそろ中・・・・。入りませんか?」
  蒼馬が夕暮れの空を見て羅紫涙に言った。
  「そうだな、寒くないか?」「はい、大丈夫ですよ」
  2人は先ほど食べていたこんぺい糖の皿を持って中へ入って行った。
  「あれぇ~?行灯がついてませんよ?」蒼馬は行灯の方へ近づいて行った。
  「風で消えたか?・・・・もしくは・・・・!!!伏せろ!!蒼馬!!」
  「えっ?」ヒュッっという音と共に何かが蒼馬の肩を貫いた。
  「う・・・・」蒼馬が肩を押さえて倒れこんだ。
  「何者だ!!!」羅紫涙が叫んだ瞬間障子を開けて、誰かが入って来た。
  「おっ???・・・・蒼馬様ぁぁぁ~vvv」
  女が2人、突然居間に入って来て、蒼馬に抱きついた。
  「きゃぁぁぁぁぁ羅紫涙様が避けるから、蒼馬様に当たったじゃないですか!!!」
  「・・・・右京≪うきょう≫・・・それに左京≪さきょう≫・・・お前達か・・・」
  羅紫涙が呆れた口調で言った。
  「誰・・・ですか?」「あぁ?お前は知らんのか?、こいつらは忍者だ、
  いわゆる忍びというやつだな、あっちの味方でもこっちの味方でもない」
  「ひっど―――――い!!羅紫ちゃんの味方よ~~」
  2人が顔を合わせて、「ねぇ~」っと言う風に首をかしげた。
  「蒼馬がこいつらを知らないのは無理は無いな。お前がちょうど心臓を悪くしてたから・・・。」
  「あっ!あの時ですかぁ~」蒼馬はポンッと手を叩いて、なるほどっという風に納得した。
  「蒼馬様ぁ~。大丈夫ですかぁ~?」純白のタオルで左京が蒼馬の血を拭った。
  「あはv大丈夫ですよ。このくらい・・・。」
  蒼馬はタオルを肩に当ててにこにこしていた。」
  「蒼馬・・・先ぱ、、うわっ・・・水持ってきました。」慣れない手つきで、大きな桶に水を入れて、
  耕龍が運んできた。
  「耕龍君!!有難う御座います~。」蒼馬は冷たい水にタオルに濡らして、再び自分の肩に当てた。
  「まっ・・・大丈夫ならいいな・・・・。それより、何しに来たんだ?」
  羅紫涙は右京と左京に聞いた。
  「あっ!そうでした。総君が帰ってきましたよ。」
  皆は驚いた顔をして一斉に門まで走った。


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