ξクラピカξの詩・小説

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七幕// Reencounter



七幕// Reencounter(再会)




二階の廊下で多くの管理員たちがロキを狙っていた。

「さぁ、子供は寝る時間だぜ・・・・・。

 牢獄っていう狭い場所でな!!」

ざっと六人ほどの管理員達が一斉にロキにかかって来た。

「俺は、ひ弱な子供じゃないんで夜更かしOKなんだよ!」

六人全てを相手にせず、一番速く来た管理員だけに狙いを付けた。

管理員達は曲線状の剣を取り出し斬りかかった。

ロキは全て紙一重で交わし、首筋に鋭い手刀を放った。

手刀を受けた管理員は倒れこみ、ロキはすかさず剣を拾った。

そして、五人の管理員が一斉にかかって来た。

ロキは忍刀を持つように剣を持ち、五人の管理員に向かって走り出した。

相手の剣舞を全て交わし、天井まで勢いよくジャンプした。

足は天井の方に向け、すぐに天井を強く蹴り一人のところに柄の部分を向けて飛び込んだ。

その管理員は後頭部に強い打撃を受け倒れ込んだ。

残りの四人はロキを取り囲み、再度一斉に攻撃を仕掛けた。

だが、全て紙一重で交わされ一人は峰打ちをくらい、倒れ込んだ。

残りの三人のうち二人は遠くから拳銃を取り出し、構えた。

「ハッ!!

 流石の貴様も銃弾は避けれないだろ!!」

ロキは微笑し挑発させるように答えた。

「当てれるもんなら・・・・・当ててみな!」

管理員は笑いながら連続で発砲した。

拳銃を発砲した煙で、ロキの姿が見えなくなるまで発砲を続けた。

「子供が夜更かししたら、こうなるんだよ!」

二人の管理員は大声で笑い出した。

だが、残りの一人の管理員の叫び声が煙の向こうから聞こえた。

「ま、まさか・・・・・あの銃弾の雨だぞ・・・・・」

管理員は怯えた事を隠しきれず腰を抜かした。

「さてと・・・・・。

 そろそろフィナーレにしようぜ」

二人の目の前にロキは現れ、どちらも峰打ちで気絶させた。

ロキはため息を吐き、天井を見上げた。

「高みの見物はどうだった?

 ジャン=クエルソン」

ジャンは地面に着地しロキを見て答えた。

「なかなか、いいもんだったよ泥棒野朗・・・・・!」




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