2008年01月12日
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カテゴリ: 今日のテレビ映画
とにかく楽しい。日本の戦後史の中で唯一の汚点となったバブル、そんなバブルを思い切り笑い飛ばした映画が「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」である。

この映画、いたるところに、日本の経済成長の伏線が張り巡らされている。
そもそも、題名になっているドラム式の洗濯機、これは日本の技術力が作り出した画期的な洗濯機だった。ほかにも、バブルが単に日本の経済力を弱めただけではないというメッセージが随所にウィット満点にちりばめられているのが、さすが君塚良一の脚本のうまさだ。

そもそも、バブル真っ最中に金融機関に勤務していた私には、あの崩壊の原因が手に取るようにわかる。
国民の浮かれでも、銀行のおごりでもない、ただひとえに故橋本龍太郎大臣の経済政策の失敗であったことなのだ。

ところが、バブル崩壊の後のマスコミ報道はこぞって、銀行を非難し、金融機関破綻を作り出していった。本当の原因は子供のような経済引き締めを考え出した当時の政府にあったにもかかわらずだ。

と、そんな堅い話は別として、この映画、とにかく最初から最後まで拍手拍手である。登場人物、ストーリー展開すべてに日本映画はまだまだ健在と見せ付けてくれる傑作でした。




バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

民放pm9:00




上映時間 116分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(東宝)
初公開年月 2007/02/10
スタッフ
監督: 馬場康夫
原作: ホイチョイ・プロダクションズ
脚本: 君塚良一
撮影: 松島孝助
音楽: 本間勇輔

キャスト
阿部寛
広末涼子
吹石一恵
伊藤裕子



ストーリー
2007年、現在の日本。景気の回復に力強さはなく、低迷が続く日本経済だが、なかでも800兆円という国の借金が重くのしかかり、国家の崩壊は目前に迫っていた。そんな日本の危機を救うべく、財務省大臣官房経済政策課に勤める下川路功はある計画を進めていた。

それは、1990年にタイムスリップしてバブル崩壊をくい止め、歴史を作り変えるという極秘プロジェクトだった。ところが、タイムマシンの開発者・田中真理子が90年3月の東京にタイムスリップしたまま行方不明になってしまう。

そこで、真理子の娘で借金取りに追われるフリーターの真弓が、母親を救うためタイムマシンに乗り込むのだったが…。・・




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最終更新日  2008年01月12日 08時04分37秒
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