2008年02月06日
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カテゴリ: 今日のテレビ映画
「ラスト、コーション」公開、そしてヴェネチア映画祭グランプリと、いまや押しも押されぬ栄術映画の巨匠になったアン・リー監督の出世作品「グリーン・ディスティにー」をご紹介しましょう。

正直、この作品をはじめてみたときは、そのあまりにも非現実的なカンフーシーンの数々に、なんでこの映画がアカデミー賞なんだと思ったものですが、少したって見直してみると、その流れるようなカメラワークで作られていくカンフーシーンは、今までになかった斬新なものであり、リアリティではなくアートであるということに気がつきました。

そもそもブルース・リーカンフーで育った私たちのような世代は、いつまでたってもあの肉体的なぶつかり合いを期待してしまうのですが、あのままでは映画界で次に世界を制することはできないとアン・リー監督は思ったのでしょう。

「ラスト、コーション」にせよ「ブロークバックマウンティン」にせよ、彼の演出スタイルはその流れるようなシーンの連続にあるということに気がつくのです。それはアジアの様式美とはまた違った形式美の世界観かもしれません。ぜひ彼の映像に酔ってみてください。



グリーン・ディスティニー

BSpm9:00



[原題]臥虎藏龍
[製作国]アメリカ=中国
[製作年]2000
[配給]ソニー・ピクチャーズ
スタッフ
監督: アン・リー
原作:  ワン・ドウルー
脚色: ジェームズ・シェイマス
ワン・ホリエン
 ツァイ・クォジュン
撮影:  ピーター・パウ
音楽: タン・ドゥン
 ティン・イップ
キャスト
チョウ・ユンファ 
 ミシェル・ヨー
 チャン・ツィイー 
 チャン・チェン 
 ラン・シャン 



ストーリー
天下の名剣グリーン・ディスティニー(碧名剣)の使い手として名を轟かせるリー・ムーバイ(チョウ・ユンファ)は、剣を置く決意をし、瞑想修行を途中で切り上げ女弟子ユー・シューリン(ミシェル・ヨー)の元へやってくる。

二人は密かに惹かれ合っていたが、師弟に愛の関係は許されなかった。

そんなある日、ユーは貴族の娘イェン(チャン・ツィイー)に出会う。イェンは両親に名家に嫁ぐことを決められていたが、本当はユーのような剣士になりたがっていた。やがてイェンは、盗賊の青年ロー(チャン・チェン)と砂漠で恋に落ちる。 ・・ ・・









byくらのすけ映画社









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最終更新日  2008年02月06日 06時54分19秒
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