●1/3「戦場のピアニスト」娯楽性も兼ね備えた人間ドラマの傑作

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2009年01月03日

テーマ：本日お薦めのテレビ映画(489)

カテゴリ：今日のテレビ映画

芸術性と娯楽性が完全に一致したロマン・ポランスキー監督満身の傑作「戦場にピアニスト」
ご存知のようにこの映画は実話をもとに、描かれています。

ポランスキー監督独特の透き通るような映像表現は、かつての名作「水の中のナイフ」のときのシャープな演出感覚で、激動のヨーロッパでの実在のピアニストシュピルマンの波乱の半生を描いていきます。

反戦映画でもなく、ひたすら芸術と人間ドラマ、そして人間の根本に存在する音楽への傾倒はこの映画の芸術性を最大限に高めてくれているように思います。それでいて、激動の時代を描くことでスケールの大きなエンターテインメントとしての魅力も十分で、破壊されていく都市、逃げ惑う人々、ナチスの侵攻などが劇的に描かれ、見る人を、あきさせない面白さも、しっかり映像となって迫ってきます

カンヌ映画祭パルムドール賞受賞作というのはえてして、難解な作品が多いですが、この映画はそんななかで、洗練された秀作であると思いますよ

ロマン・ポランスキー監督の映画

ロマン・ポランスキーの吸血鬼

オリバー・ツイスト

テスプレミアム・エディション　

戦場のピアニスト

民放深夜2：10

THE PIANIST
上映時間 148分
製作国フランス／ドイツ／ポーランド／イギリス
初公開年月 2003/02/15
スタッフ
監督：ロマン・ポランスキー
原作：ウワディスワフ・シュピルマン
脚本：ロナルド・ハーウッド
ロマン・ポランスキー
撮影：パヴェル・エデルマン
音楽：ヴォイチェフ・キラール
キャスト
エイドリアン・ブロディ
トーマス・クレッチマンェ
エミリア・フォックス
ミハウ・ジェブロフスキー
エド・ストッパード
モーリン・リップマン

ストーリー
1940年、ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、シュピルマンが家族とともにゲットーに移住。彼はゲットー内のカフェで演奏し、生活費を稼いでいた。しかし42年、一家を含む大勢のユダヤ人は収容所へ送られることに。・・