ひまわり
ひまわりソフィア ローレンとマストロヤニ主演の古いイタリア映画。
戦争を兵士ではなく、一般の人が巻き込まれた場合で切なく悲しく
描いている作品。戦争が終わり、兵隊に取られた夫を毎日待って
駅まで通っている妻。いくら待っても帰って来ない。
でも死んだという報告も無く、彼女は戦地のロシアに探しに行く。
そこには、怪我で一度記憶喪失になりロシアの女性に救われて、
その人と夫婦となって暮らしている夫がいる。その時はすでに
記憶を取り戻しており、元の妻との再会と別離があまりにも
悲しくて。今書いていても、そのシーンを思うと涙が出そう。
最後の一面ひまわりのシーンがあまりにも印象的。
音楽も映画に合っていて、切なく美しすぎます。
愛し合っていても別れなければならなかった二人。
戦争さえなければ幸せに暮らして行けたはずの二人。
なんともいえない切ない気持ちになってしまう映画です。
作品の紹介
アントニオ(M・マストロヤンニ)とジョバンナ(S・ローレン)はナポリで
知り合い、式を挙げた。
しかし14日後、アントニオは第2次世界大戦に召集され、極寒のロシアに
送られてしまう。
一人ミラノで待ち続ける彼女のもとに届いたのは、夫の行方不明の通知
だった。彼女は単身、モスクワへ夫を探しに行く決心をする。
しかし、そこで彼女がみたものは、ロシア女性マーシャとの幸せな結婚生活
を送るアントニオの姿だった…。
戦争に翻弄され、過酷な運命を強いられた一人の男と二人の女。その哀しく
も激しい愛の姿。それぞれの女心をソフィア・ローレンとリュドミラ・
サベリエーワが見事に演じている。
名匠デ・シーカが10年の準備期間をかけ、戦争を経験したあらゆる立場、
階層の人々に訴えかけた集大成ともいえる作品。
監督 : ヴィットリオ・デ・シーカ
出演 : マルチェロ・マストロヤンニ/ソフィア・ローレン/リュドミラ・
サベリーエワ/ガリナ・アンドーリワ
製作 :
収録時間 : 107分
画面 : ビスタサイズ
音声 : ドルビーデジタル(モノラル)
字幕 : 日本語字幕
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