夜、

僕は何度も魘されて目を覚ます。

―――見るのはいつも同じ光景。

見るのはいつも同じ夢。


Shadows&lights―臣の章―


僕には語るものがなかった。

何も語れない。

だって僕には記憶がなかったから。

何処の誰のか。

僕って何なのか。

自分で自分がわからなかった。

誰にも理解されない。

苦しみと悲しみと絶望。


―――でも。


その苦しみと悲しみと絶望は何なのか、


自分もわからなかった。


―――そう。


自分もわからないのに他人に理解できるはずがないのだ。


―――そしていつの日か…


僕は同じ境遇の人間に出会った。


飛鷹 健。

工藤 耀璽。


…そして、

藤宮 蘭。


ケン君は初めて会った時、
少々荒っぽくて誰にも寄せ付けないような雰囲気をもっていた。

ヨージ君は男が嫌いでWeiβのメンバーに不服そうだった。

アヤ君は…
ケン君と少し似た目をしていたけどケン君とは思いっきり対照的な性格で。
よくケン君と喧嘩していた。

みんな悲惨な過去を持っていたけれど、

僕よりか自分が何なのかわかっていたような気がした。


それが少し羨ましかったのかもしれない。


“羨ましい”だなんて3人にはとても言えないけど。


―――僕は羨ましかったんだ。


僕はというと…
自分自身がわからず、ただ不幸な人生を受け入れた人間と言うだけであった。

以前マンクスとペルシャが話していた会話。

それだけでは僕が一体誰なのかということはわからなかったけれど。

少しだけ「僕という人物」というのはわかった。


―――「ペルシャ、オミは…本当にWeiβとしてやっていけるのでしょうか?」

「…オミは記憶を失っている。今のままの方が…オミは躊躇うことなくやっていけるだろう」

「しかしWeiβをやっていけば…必ずいつの日か自分が誰なのかわかってしまう日が来ると思います」

「……だろうな」

「……あの子は真実を受け止めきれず壊れてしまうかもしれないのですよ!?」

「だからと言って今のオミには行くべき場所がない。…これ以外方法がないんだ」

「……そんなの!!……あの子が可哀想……!!」

「そういう運命なんだ…。オミも…そして私も」

「………ペルシャ……」


―――ああ、そうなんだ。


僕って可哀想な子だったんだ。


それが運命だったんだ。


僕は…そういうところで生まれてきたんだ。


何が可哀想なのか。


何が運命なのか。


やっぱりわからないけれど。


「僕は“可哀想な子”なんだ」と思えば思うほど、


僕は“可哀想”になっていた。


―――何故大切な人を殺さなくてはならないのか?

何故こんなことをしなくてはならないのか?

僕って誰なのか?

それはペルシャもマンクスも教えてくれることはなかった。


だから僕は信じた。

ペルシャの言うことを…


僕の進むべき道は…

間違えていないんだと。


そして…

僕が何者なのかわかる時が来た。


マンクスは受け入れられないかもしれない。と言っていたけど、


僕は受け入れた。


僕は逃げたくはなかったから。


真実を受け止めなければならない。


そういう人間だったから。


―――僕は全てを受け入れた。


自分の運命を。


自分と言う人間を。


自分のやるべきこと、やってきたことを。


「ペルシャ?」
呼ばれて振り向くとレックスがコーヒーを片手に僕を見ていた。

哀れむような。

そんな目をしながら。

「ん?…何?」

「いえ…少しボーッとしていたようですから…お疲れなのではないかと…」

「ううん。大丈夫。…これが終わったらもう休むから」

「…そうですか?ではこれを…」

そう言ってレックスは僕のデスクにコーヒーを置いた。

微かにコーヒーの香りが鼻をくすぐった。


「有難う」

一言例を言うとレックスは静かに部屋を出て行った。

僕はコーヒーを手にとって一口飲みデスクの隅へと置く。

ふと…デスクに置きっぱなしであった写真に目がいった。

それは昔の“楽しかったとき”の僕の姿。


もうあの時には戻れない。


もう幸せだったあの頃には戻れないけれど。


「僕は…決して後悔なんかしていない。」


写真ををそのまま机の上に伏せさせると僕は再びキーボードを叩いた。


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ぐはぁ…!!(吐血)
フリー小説の中でもっとも意味不明になったかも…(滝汗)
ゴメンよオミ君…。毎回ヘボになっちゃって(;;)
最後が駄目だ…まとまらない(涙)
しかも場面がバンバン変わるから読む人混乱ですよね…。
申し訳ございません(;;)
こんなんでも良いよ。と言う方は貰ってやって下さいまし~(誰


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