ぶらっくぱんさぁ

ぶらっくぱんさぁ

アンセムレポート12


その肉体の行き先はどこに
向かうのだろうか?

心と魂は別であり、その魂は
肉体に宿ったままとなる。
魂が宿りし肉体を、滅んだと
認識してもよいのか?

確かに、心がハートレスへと
回帰するさい、肉体は消滅
する。


だが、それはこの世界での
話であり、また別の世界で、
ハートレスの様に姿を変え、
存在しているのではないか?

だとすれば、自分以外の自分
がどこかに存在することに
なる。

闇でも光でも無い存在。
狭間に生きる存在。
心に捨て去られ、抜け殻と
なり、光も闇もうらむ者。

単純には解明できはしない
であろう。
心と肉体の関係は複雑で
ある。

だが、自分がここに存在す
る以上。それを存在する者
だとは呼べまい。

ならば、こう呼べば良い。

   「存在しない者」

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: