黒豆

黒豆

ちょこれぇと 事件*参*


「大佐は執務室か―・・もう用事なくなちゃったし―・・・。」

チョコを少尉に渡してしまった以上もう用がなくなったエドワード。

そのままuターンして、門へと足を向けた。

ところが、1人の女性」がその足をとめる。

「あらっ・・エドワード君?」

「中尉っ!」

リザ・ホークアイ中尉

ロイの補佐官を務め、別名『鷹の眼』と呼ばれる程の銃撃に長けた軍人。

そんな彼女がエドワードを引きとめた。

「こんにちは、エドワード君。大佐に御用事かしら。」

「どーも。大佐には用事はないんだけどね・・・これから帰るところ。」

「あらっ・・・大佐にはお会いしたの?」

うんうんと、首を横に振るエドワード。

「折角此処まできたのに?」

「まぁ―ねっ・・用がないからいく理由もないでしょっ?だから―」

「恋人なのに?」

『恋人』の文字に反応したエドワードは指の先まで真っ赤になった。

「こっ・・・こっ・・恋人っ・・って・・///」

「あらっ間違いではないでしょう?恋人だったら用がなくても会いに来たっていいじゃない。」

「でっ・・・でもっ・・・・・/////」

ごにょごにょとごねているエドを見かねた中尉は案をあげた。

「では、私が買ってきたチョコレートケーキを食べにいらっしゃい。これなら、なにも問題ないでしょう。」

「まぁ―・・これなら―。でも、どうして中尉はここまでして俺を大佐に逢わせたいの?」

この問いに中尉は笑みを崩さず答えた。

「ふふっ・・ケーキ1つぐらい・・・大佐があなたのおかげでしっかりと働いてくれるなら問題ないわ。」

笑っているはずの中尉の笑顔はとてつもなく恐ろしい。

(あぁ―・・ロイの奴、またサボってんのか―・・・。)

不適な笑顔の中尉のあとについていきながら、エドワードは重いため息をついた。


                       +つづく+



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