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2011.10.29
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カテゴリ: SF


監督 アルバート・ヒューズ アラン・ヒューズ
出演 デイゼル・ワシントン ゲーリー・オールドマン

 ヒーロー・デイゼル・ワシントン、悪役・ゲーリー・オールドマン、2人の演技派の対決ということで、楽しみにしていた、近未来SFアクション映画です。

 世界滅亡後のアメリカ、イーライ(デイゼル・ワシントン)は、1冊の本を守り、西へ向かって歩いていました。ある町で、ある本を探す、町の独裁者カーネギー(ゲーリー・オールドマン)に出会います。イーライが持っている本こそ、探していた本であることを知ったカーネギーは、執拗に彼の後を追います。

 派手な色の全くないくすんだ風景は、まさしく、世界滅亡後という、いい感じですが、「マッド・マックス」か「北斗の拳」かという感じで、二番煎じ感は否めません。短い刀を片手で操るデイゼルはかっこいいですが、アクションとしては、いまいちです。というか、せっかくの知的な演技派の2人ですから、心理戦というか、知的な対決を期待してしまったので、残念でした。ゲーリーのボスぶりも、力で抑えつけている感じで、いまいちでした。

 イーライが守っている本ですが、TVCMなどで予想していた通り、「聖書」です。(今回結末は語らないようにしていますが、この本の正体についてはバレバレですので、はっきり書きます。)イーライは、この本を手にした時、声が聞こえたそうで、その声に従って、西に向かっているそうです。カーネギーは、その本を利用し、人々を支配しようと考えていました。
 こういったキリスト教的背景が、日本人で、キリスト教徒ではない僕には、全くわかりません。どうして、「聖書」というのは、これほど特別視されるのか、なぜ、それを読むことで、心の安らぎを得ることができるのか、そういうことが分からないので、はっきり言って、この映画のことが実はよく分かっていないのでしょう。
 イーライは、「この本が戦争の原因と言われた。」と、映画の中で語っています。30年前の世界が滅亡する原因となった戦争(30年前に、世界が滅亡したという設定らしい。)は、宗教的な要因を持った戦争だったのでしょう。ということは、今の状況から考えるに、アメリカVSイスラムと考えるのが順当なところでしょう。

 キリスト教には詳しくないですが、確か「モーゼの十戒」の中に、「汝、殺すことなかれ」とか「汝の隣人を愛せよ」とかありませんでしたか?なぜ、キリスト教をめぐって、人々の争いが絶えないのでしょうか。
 無神論者の僕ですが、ひとつ考えるに、唯一神というのが一因かな、と思います。キリスト教の神は、唯一神で絶対神、万能の神ですから、ほかの神が許せないのではないでしょうか。僕自身の勝手な考えで、あまり深く考えられておりませんので、むきになって反論されて来られても困りますが、日本の八百万の神、あらゆるところに、様々な神が宿っているという考え方の方が、争いにならなくていいと思うのです。

 ということで、今回話がそれまくりでしたが、そんな宗教的なことを考えさせる映画で、アクション映画としてはいまいちでしたが、退屈することなく、最後まで、楽しめる映画でした。

 ところで、アメリカって、歩いて横断すると30年かかるのですね。やっぱり大きな国ですね。確か、寛平ちゃんは、走って2.3カ月で横断していたと思いますが。





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Last updated  2011.10.30 02:29:21 コメント(4) | コメントを書く


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