くろすけ雑記帳

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マドンナ・マイセン・バッハ♪



ドレスデン。いいところだ♪

 よくイタリアでみかけるエンジェルのモチーフは有名だと思う。二人のエンジェルが縁にもたれて上の方を見上げているポーズをとっているもの。

 そのエンジェルのいる絵が、ここドレスデンにある。

 ツゥインガー宮殿にはステキなコレクションが目白押し。ザクセンはお金持ちだったのねー、としみじみ思う。マイセンとか持っていたからかな。
 そんなザクセンの王様がほれ込んで、国が買えるくらいの大枚はたいて手に入れた一枚の絵。

 エンジェルの絵、というかラファエロのマドンナ立像なんだけど、私のお気に入りのマドンナの一つだ。もう一つのお気に入りは、フィレンツェにいる「小椅子の聖母」

 このマドンナは大きい絵だ。階段を上りながらぐぐっと、見つめてしまう。ラファエロのマドンナは恋人をモデルにしていると聞いた。身分違いで叶えられなかった思い。彼女への憧憬が、愛情がこの中にこもっているのかな、という柔らかい絵だと思う。

 でも、お子様キリストを抱える彼女、力持ちにみえる。だって、赤ちゃんサイズのキリストでなくおっきい子を平然と抱いているからね。まあ、宗教画なので仕方がないけど、本当だったら母はやはり力持ち、というとこです。

 ドレスデンは、戦争で随分とひどい被害を受けたと聞く。私が行ったときにはまだまだあちこち工事している姿が目に付いた。旧東側の地域ではそういう光景は必ず目に付いたが、このあと旧西側の地域にいくとそんな大掛かりな工事は目に付かなかった。旧体制下では修復もままならなかったのだろうか。そんなところに「壁のあと」を感じた。

 ドレスデンから電車で少し離れたところに小さな町、だけど世界に名をとどろかす町がある。マイセン。

 川のほとりにたたずむその町、駅からぽてぽて歩いていくとマイセンの磁器工場がある。中に入ると、成型、絵付けなどの一連の行程が見学できる。美しい・・・。
 普段使いには、私の好みは萩焼、益子焼のような土の温かみのあるものなのだけど、眼がひきつけられるのは辞められない。
 工場直販。お安くなっていますが・・・バックパックの中にはいれられません!!

 涙をのんだマイセンの次は、ライプツィヒ。
 ゲバントハウス♪バッハのいた聖トマス教会の外にはバッハ立像がいたりする。バッハ一色でしか、ライプツィヒをみていなかったのだが、少し離れたところにメンデルスゾーンの住んでいた、小さな黄色いお家発見。

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