ちび助誕生!緊急帝切!その二
なんだか泣き笑いの赤い顔していた。
まぁ、びっくりしただろうなぁ、二週間後の予定だと思っていたら、でてきちゃったもんねー。心臓に悪い子だ、あっはっは。なんて言ったら、ちょっと怒り出した。
安心して少し怒れたんだって。病院から連絡がすぐにいってて、すぐに病院にこれたんだろうと思っていたのだけど違ったらしい。
病院でチェックして、何もなかったらすぐ帰ってくるさーといって出かけたくろ、戻ってこやしないどころか、電話もない。なんかしたかなー、と思って心配になってきたところに、病院からの電話。
「奥さんに子どもが生まれました、すぐ来てください」
以上。
詳しく聞こうとしても教えてくれず、とにかく来い、とのことだったとか。いろいろ最悪の事態を想像してやきもきしていたらしい。病院に着いても、満足させるくらい詳しく話せる人がいない(始めについてくれてた助産婦さんやら医師、一緒に手術入ってるもんね)ので、一人で悶々欝欝としていたのだそうだ。すまんね。
リカバリーで五時間くらいいたのだろうか?その間に義理ママと義理姉さん一家が来てくれた。みんな、びっくりしていたけど、早速ちび助に首っ丈である。
ちび助、めちゃくちゃオリエンタルベビ。
髪は黒いわ、もさもさしているし、背中にももりっと毛が生えてる。目も黒い。鼻ぺちゃだ・・・。うわー、私の遺伝子強すぎ?まあ、色とか生後すぐとその後で変ってくるというからまだわかんないけど。
痛み止めで使われたのはモルヒネ。いつも使っているけど、使われるのは初めてだ。そして...効くー!でも、ねむー!興奮しているのと、薬でぼんやりしているのと混ざった変な感じで過ぎていく時間。体も思うように動かせなくって、へろへろ。これで、母児同室...きっつー。
くろの入った部屋は帝王切開した人ばかりの部屋。後できたおかーさんたちを見ていたが...。なんでそんなに元気なのぉ?!と思うくらい回復が早い!!午前2時くらいにリカバリーから戻ってきて、その後午前11時にはバルン抜いて、夜にはドレーンも抜いてる。ひゃー。
くろは、もっとへたれでした。 点滴もあったから、日曜の午後まで点滴とバルン入ってた。(って、日本のこと思えば、はやいから!)結構、眠気が強くてとろとろした一日。それでも、ベビは隣で寝ている。本当はコットにいれないといけないのだろうが、起き上がるのもすっごくつらくて(他の人は楽々起きているようだ、すごい)結局ずーっと抱っこして寝てた。
こんなんで、三日で退院ってできるんかいな...と思っていた。
でも月曜になると、割とすっきりしてきて点滴などが外れると動きやすくなった。お腹痛いけど、これならいいのかな?という気になってくる。それに、ちび助が泣くのがやっぱり気になる。昼はいいけど、夜だと他の子もつられて泣き始めたりするのでひやひやする。ま、それはお互い様なのだが。
そして、オドロキは土曜の夜に部屋に来たときは一人だったのに、日曜に三人入ってきて満室。でもそのうちの二人は月曜に退院してしまったのだ。はやっ。 最後にドレーンを抜いたのだけど、それもやはりドキドキ。創部、かなり強めのテープががっしりと貼ってある。アンギオの時、動脈の止血とかに使うような頑丈モノ。
で、ドレーンのとこからもれてもいたので、ガーゼ替えて欲しいといっていたのだが「今日抜くから」といわれる。そして「シャワー入って、ゆっくりテープはがしてね。ぬらした方が痛くないわよ」と。
そうかぁ...、創部術後二日でシャワー自分で浴びて、ガーゼ自分ではずすんだぁ。
そして、はずしてみた。
あれ、ドレーンって固定されていなかった。テープ固定もなかったんだ。そしてシャワーのあと、ドレーンずれたのかトイレ行くとすっごくいたかった・・・あう。痛みのためと排液が復活したため、一晩ドレーン留置延長・・・うごくといったーい
退院日当日、昼ごろにやっと抜去、夕方には家にたどり着いた。なんだか、たった三日のことなのにもっともっと長く家を空けていたような感じ。そして、家を出たときには、二人だったんだけど、これからは三人なんだなぁ・・・と。こそばったいような、嬉しいような、緊張するような複雑な気持ち。
こんな感じで、ちび助は私達のところに来てくれた。この後のことを考えると、ちび助はすんばらしいタイミングで生まれてきてくれたのかもしれない。
そして、もういっこおもしろいのは「6」くろがイギリスに来てから、なんだか数字の「6」に縁がある。最初のKewのレジデンシャルホーム,Moner Houseのシェアハウス,Woolwichの部屋、そして今のフラット。すべて住所に「6」がついている。出、パパの誕生日も26日と、6がついている。
そして、とどめにちびの誕生日も「6」の日だ!!・・・ロッタリーでも買ってみようか?
© Rakuten Group, Inc.
