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2006.11.14
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テーマ: 心の病(7267)
カテゴリ: 心

毎日毎日、自殺・殺人のニュースが後を絶たず流れてきます。

何でこんなにも「命」は軽くなってしまったんだろう?

自殺しようと思う人は、
「何もかもから逃げ出したい」
「自分を必要としている人はこの世の中に誰もいない」
きっとそう思うんでしょうね。

というか、そう思うんだっていうことを私も知っています。
私も大学生の時、本気で死のうと何度も何度も思ったから。

でもね、やっぱり死んじゃダメ。

「何もかもから逃げ出したい」
それなら、しばらくの間、何もかもから逃げていればいい。
自分の好きなことだけやって、辛いことやしんどいことから逃げればいい。

そんな状態であっても、生きて欲しい。
自分の大切な人には生きて欲しい、本当にそれだけなんです。

私は9年前、弟を15歳で亡くしました。


亡くなる1年前の夏、突然、何の前触れもなく弟の左半身は麻痺しました。
初めに私が父から告げられたのは「脳梗塞」
数ヶ月すれば治る……と言った内容でした。

でもその秋ごろ、「お前には隠せないから言う。最悪の事態も覚悟しておいてくれ」
父から言われた残酷な、とっても残酷な宣告でした。

弟はそんなこと全く知らず、
「治ったら野球してぇなぁ」
「来年高校受験だから、勉強遅れないように数学教えて!」
お医者さんと両親の言う言葉を信じて、懸命に病気に立ち向かっていました。

弟は生きたかった。
だってたったの15歳。

自分の目標に向かって頑張ることも、

好きな人ができて大恋愛することも、

友達とお酒飲んで羽目はずすことも、

普通に生きていたら何でもないようなこと全て。。。
弟は何一つすることができなかった。

いじめられて辛かったら逃げたっていいんだよ。
人をいじめて何とも思わないような、最低なヤツのために命を落とす必要なんてどこにもない。
学校変えたっていいし、学校なんて行かなくたっていいし、
どこにも行きたくなかったらずっと家にこもって好きなことだけしてたっていい。

生きていれば、できることがたくさんある。
死んでしまえば、できることなんて何もない。

もし、自殺で家族を亡くしたら、
その人がいなくなった悲しみだけじゃなくて、
「何で助けてあげられなかったんだろう」っていう罪悪感を背負っていかなくちゃいけない。

私は今年、妹までも失うところでした。

原因はたくさんあります。
でもその時の直接的な原因は「ネット」でした。

妹はブログで知り合いになった人と、直でメールのやり取りをするようになり、
「会おう」という誘いを断った途端、卑猥なコメントつきの写メをばらまかれるようになりました。

そしてアドレスを変えても変えてもその人からの嫌がらせは続き、
「死ね」なんていうメールが頻繁に来ていたみたいです。

妹が薬を大量に飲んだ日も、直前にその人から嫌がらせのメールが来ていました。

妹はそんな嫌がらせにあっていたのに、私には何も言ってこなかった。
ケータイ自体を買い換えればとりあえずその人からの嫌がらせは回避できたのに、
解約すると違約金をオネエに払わせなくちゃいけないから……
そんなことを考えて言わなかったというんです。

それで1人で耐えて耐えて、限界が来て未遂を起こしてしまった。

あのまま、気づかずもう数時間経っていたら……
妹は間違いなくこの世からいなくなっていたでしょう。

私は弟だけじゃなく、妹まで亡くすところでした。

今考えても怖いです。
「もし」
発見が遅かったら……

私も生きていられないかもしれない。

妹も言います。
「あたしを必要としている人なんていない。
 あたしが死んだってみんなすぐ元の生活に戻るよ」って。

戻れないよ。
毎日毎日助けてあげられなかった自分を責めて、
気づいてあげられなかった自分を責めて、
病気もせずに幸せそうに生きている自分を責めて……

人間は生まれた以上、その命は必ず誰かとつながっています。
妹が未遂を起こした時、あまりのショックと悲しさで泣き喚いたのは私だけじゃない。
父も母も。
そしてじいちゃんやばあちゃんも。
じいちゃん、ばあちゃんの悲しい顔を見るのはつらかった。
「先に逝くのはばあちゃんなんだかんな、頼むから生きてくれな」
退院した妹を抱きしめながら、ばあちゃんはそう泣いていました。

親族だけじゃない。
妹のことを心から大切に思ってくれているお友達も、
未来の義妹としてかわいがってくれている私の彼も……

みんな妹の消えそうな命を前に涙を流したんです。

きっと自殺してしまった子供達の家族の方は、毎日自分のことを責めているでしょう。
その気持ちを思うだけで本当につらい。
時間を巻き戻せるものなら……と心底思う。

私は、命を絶とうとしていた時、一度だけ母に泣きつきました。
当時は1人暮らしをしていて、実家に電話することなんてほとんどなかったけど、
その時はどうしようもなくなって、気がついたら受話器をとっていました。

もちろん「死にたい」なんて言えなかったけど、ただ母の声を聞いてボロボロ泣きました。
母は、きっとつらかった私の気持ちを察してくれたのか、気が済むまで泣かせてくれました。

人前で泣くことは、たとえ家族であっても私の中では「恥ずかしいこと」でした。
弱い自分をさらけ出すようで、絶対したくないことでした。

でも、つらかったら、しんどかったら、いいんです。
みっともない自分をさらけだしたって、逃げたって、泣いたって、わめいたって。

生きよう。
カッコよく生きなくたっていい。
自分で自分の命にピリオドを打つんじゃなくて、
自分の生を全うする時が来るまでは……
どうあったっていい。

ただ、ただ、
生きてください。

私が言えるメッセージはこれだけです。





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Last updated  2006.11.15 01:45:37
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Re:「生きて!」大切な人を亡くした私だから言えること(11/14)  
k@-zu  さん
今日のこの日記!
今、自殺を考えているすべての人に読んでもらいたいです。

身内を亡くした者の気持ち!
ただただそれだけを思い、自殺を思い留まって欲しい!
どれだけの悲しい思いでその後の人生を送らなければならないか。

自殺を思い留まるには十分過ぎる理由がそこにはあるのだから!!

15歳で亡くなられたくるみさんの弟さん!
きっと大人になりたかったんですよね。

その夢である大人になっている、くるみさんのこのメッセージ!
弟さんの生きた証としてひとこと、ひとこと受け止めました。

とてもとても深くて心に響くメッセージです。
(2006.11.15 02:11:02)

k@-zuさんへ  
桜井くるみ  さん
k@-zuさん

帰りの車の中で、今日は命についての日記を書こうかなと思っていました。でもやっぱり弟のことや妹のことを考えると、涙がボロボロこぼれてきて、つらいことも鮮明に思い出しちゃうからやめようかな……って思いました。
でも、k@-zuさんの日記と、そこに書き込まれたコメントとk@-zuさんのレスを読ませてもらって、やっぱり書こうと考え直しました。

こうしてブログでメッセージを配信すること、
それでひょっとしたら1人でも2人でも気持ちが変わる人がいるのかもしれない、って。

家族を亡くす、って本当につらいです。
今私は自分のことを幸せだって思うけれど、でも「弟がいればなぁ」っていつもどこかで思ってる。
「弟がいれば」
…兄弟3人で一緒にお酒のみに行きたかったなぁ。
…一緒にドライブしたかったなぁ。
…私の彼と話している姿見たかったなぁ。
…弟の彼女と会ってみたかったなぁ。
……
……

生きることができるのなら、生きて欲しい。
周りの大人は全力で子どもの命を守らなくちゃ。
私はまだまだ不安定な妹の命を絶対守ります。
今日の日記は、自分に対する誓いも込めて…… (2006.11.15 02:31:29)

Re:「生きて!」大切な人を亡くした私だから言えること(11/14)  
ニシム-  さん
この記事を読んで胸が打たれました。


自分も16歳の弟と10歳の妹がいるんですがもし2人が死んでしまったらと思うと考えるだけでもつらいです・・・
とても他人事のようには思えなくて感情移入して記事を読んでしまいました

くるみさんの弟さんまだ15歳という若さでなくなられて本当に残念です。


生きたくても生きれなかい人たちの分も今を精一杯生きなきゃならないんだと感じることができました。

ホントに力をもらえたメッセージでした。

(2006.12.05 23:28:37)

Re[1]:「生きて!」大切な人を亡くした私だから言えること(11/14)  
桜井くるみ  さん
ニシム-さん

初めまして。コメントありがとうございます。
弟を亡くした悲しみは、もちろん今までの私の人生の中で最も悲しかったこと。そして、これからあと数十年あるだろう私の人生の中でもきっとこれ以上の悲しみはないんだと思います。
来年で10年経っちゃうんです。弟が死んでから。
それに伴って、弟の声や弟の手のぬくもりや小さな小さな思い出の一つ一つが、記憶の中で薄れてきてしまいます。
もちろん、忘れることはない。
だけど、あいつの声ってどんな声だったっけ…ってふと思ってしまう時がある。
その時、もう二度と弟には会えない現実を突きつけられているようで涙がどうしようもなくこぼれます。

ニシム-さんにも弟さんと妹さんがいらっしゃるとのこと。
ずっとずっと仲良くいてください。

宗教とか私は信じていないけれど、生まれ変わりだけはあるって信じたい。
その時はまた父と母の子どもとして、
弟と妹の姉キとして、
今度こそはずっとずっときょうだい3人仲良くじいちゃんばあちゃんになって、私が一番先に自分の命を全うして……
それを心底願っています。

現世ではそれは無理だから、私は私の与えられた命を、精一杯、本当に精一杯生きるだけです。

長いレスになってしまいました。
また是非お越しください。 (2006.12.06 00:24:31)

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