日々是好日。。

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2025.11.15
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カテゴリ: お出かけ



ある日、YouTubeで偶然見かけた講演会。
登壇していたのは、あの『ビリギャル』の主人公、小林さやかさん。
金髪ギャルから慶應大学に合格したという逆転劇の主役です。

今や30代となった彼女は、今でも学びを止めていません。
彼女の講演の中で、こんな言葉が印象的でした。
「頭が良かったからできたんでしょ?ってよく言われる。でも、そうじゃないんです。」
彼女の中に高い自己効力感を育み、挑戦する力の土台になっていたのです。




私も今、子育て真っ只中。
周囲のママ友たちとの会話では、習い事の話題がよく出ます。
公文、水泳、ピアノ、英語、新体操…。
どの子も忙しく通っていて、利発でしっかりして見える。
一見すると、理想的な子育て環境のように思えます。


でも、ふと疑問に思うのです。
「この子たちは、本当にやりたいと思っているのかな?」
「“楽しい”が、いつのまにか“やらされてる”に変わっていないかな?」
親も「本人がやりたいって言ったから」と信じているけれど、
子ども自身は「言っても聞いてもらえない」と感じているかもしれない。

そんなときに出会ったのが、さやかさんの講演でした。
彼女の物語は、「やらせる子育て」と「信じる子育て」の違いを、私に静かに問いかけてきたのです。
『ビリギャル』の母親、ああちゃんは、さやかさんに「勉強しなさい」と言いませんでした。
代わりに、「あなたはあなたのままでいい」と、ずっと信じて見守っていたそうです。
その結果、さやかさんは「自分はダメじゃないかもしれない」と思えるようになり、
高校生になって初めて「勉強してみようかな」と、自分の意思で動き出しました。


私はこの話を聞いて、今の子育て環境との違いに改めて気づかされました。
習い事をいくつも掛け持ちして、スケジュールがびっしりの子どもたち。
親は「本人がやりたいと言ったから」と信じているけれど、
子どもは「言っても聞いてもらえない」と感じているかもしれない。


習い事が悪いわけではありません。
でも、“やること”よりも、“やめたいと言える関係性”のほうが、ずっと大切なのではないかと思うのです。


『ビリギャル』が教えてくれたのは、「信じることが、育てることになる」ということ。
幼少期に否定されず、失敗も「成長の一部」として肯定されてきた経験が、
彼女の中に高い自己効力感を育み、挑戦する力の土台になっていたのです。

私も、子どもが「自分で選び、自分で動き出す力」を信じたい。
習い事の数ではなく、その子が“自分の人生を生きているか”を大切にしたい。
周囲と違ってもいい。
私は、子どもが「自分って悪くないかも」と思えるような毎日を、そっと支えたい。
子育ては、正解のない旅。
でも、子どもの“本音”に耳を傾けることだけは、いつだってできる。
『ビリギャル』の物語は、そんな私たちに「信じていいんだよ」と教えてくれます。
今日も、子どもが「やってみたい」と言ったときに、
「いいね」と笑って言える親でありたいと思います。


参考書籍です






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最終更新日  2025.11.15 09:16:39
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