沙羅双樹 『改』

沙羅双樹 『改』

『snow snow snow』



   それは季節外れの   空の零した   「       」  



           『 snow snow snow 』

「雪なんて降ったって珍しくもなんともないだろ」  

「そんなことないですよ、三月に雪がふるなんて珍しいですよ」

任務中の二人の頭上にには雪が降り注いでいる。

真っ白でなにも穢れたような色のないその白。

まるで、アレンのような。

「・・・行くぞ」

「あっ、まってくださいよ!!」

アレンは先に歩いていく神田の手をぎゅっと握り締めた。

「これで迷子にはなりませんね♪」

悪戯っぽく笑うアレンに神田は「くだらねー」と悪態をつく。

「このまま任務なんて忘れてしまいたいですね」

そしたら一緒にいられるのに、とアレンは苦笑いした。





           神田は肯定も否定もしない。





                だけど





           握られた手を離すことは無かった  








   それは季節外れの   空の零した   「  やさしさ  」











****あとがき*****

初SS粉砕。
(もう死ねてきな!!)
なんかキャラおかしいし・・・。

お付き合いありがとうございました。
感想とかBBSに入れてくださいましたら幸いですぅ~;;

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