*sunny smile*

*sunny smile*

3さいからの銭湯

3さいからの銭湯。

3さいからの…シリーズ第三弾です。

3さいの、りーちゃんが、初めて一人で銭湯に行くお話。
お風呂が壊れて、妹が熱をだして、お父さんは残業…。
お母さんは困っている。という出だしです。
りーちゃんは、子供ながらに平気な顔で「一人で行ける」と
家を出ます。でも、平気なはずはありません。
お母さんの言いつけをしっかり守って、始めは元気に歩きますが、
知らない人に声をかけられたり、親子連れの姿を見るたびに
りーちゃんの顔は真剣になっていきます。
それでも頑張って頑張って、きちんと女湯に入り、脱いだ服を
たたみ、一人で頭を洗います。(初めてだったみたい)
同じくらいの子が走って転ぶのを見て、「りーちゃんは走らない」
って思います。走らないのが、お母さんとの約束の中にあったから。
でも…次の瞬間、石鹸が滑って…排水溝に落ちてしまいました。

さて、困りました…。排水溝を見つめます。石鹸はもうありません。
どうしよう。体が洗えません。石鹸もなくしてしまいました。
ここまで頑張って頑張って何とかやってきたりーちゃん。
でも、もう限界です…3さいですもの。
ついに、りーちゃんは泣き出してしまいました。
すると、優しいおばちゃんが、石鹸を貸してくれて、
背中も洗ってくれて、一緒に湯船につかってくてました。
(ううう…すでに私は号泣です。あやしい…)
お風呂から出てマミーを飲んで、もうりーちゃんは元気です!
得意顔で家に帰り、お母さんに、一大事件を話します。
話の最後に、「石鹸を落として、ちょっとだけ走ってしまった事」も
打ち明けます。そして、お母さんの膝で、イイコイイコしてもらいます。

その夜、お母さんはお父さんに、りーちゃんの頑張りを話します。
お父さんは、りーちゃんの寝ている横で嬉しそうに聞いています。

次の日、りーちゃんは張り切って銭湯に出かけて行きます。
一人でも、今日はちょっと余裕です♪


この絵本はあとがきもステキです。
長女であったからこその気持ちや、3歳の頃の複雑な思いを
あとがきで語っておられます。
私は自分も長女だからでしょうか、同じく妹をもつ姉の、
子供時代の思いって、すごく共感してしまいます。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: