きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2012.03.24
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テーマ: 自己成長(446)
カテゴリ: 仕事術


『ファシリテーション入門
(堀公俊、日経文庫、日本経済新聞社、2004、830円)

この本の読書メモを書いています。
本日が第4回。(第1回は こちら 。)

=============================
『ファシリテーション入門』
読書メモ ロゴ
(p37~58:第2章「応用が広がるファシリテーションの世界」より。
 ・以降の太字部分は、本の内容。
 顔マークのあとの 緑文字 は僕の個人的コメントです。)

体験学習 の流れ

 ・メンバーやグループが成長するために働きかける人を
  ファシリテーターと名づけた。

ファシリテーターの役割

メンバー相互の関係を活性化させる ことで、
潜在的な能力や内なる可能性に目覚めさせる

スマイル 教育という意味の英語educationの
   もともとの意味は、「引き出す」という意味のラテン語から来ているので、
   まさに「教育する」ということは
   ファシリテーションなのだ、と思います。

   上に書いてあることは、そのまま教師の役割と同義です。(^^)

・企業変革のセオリー

  トップの強いリーダーシップからスタートし、
  ファシリテーションでチームの潜在的な力を引き出し、
  最後にマネジメントで実行に落とし込む。

・結論ではなく、そこに至る プロセスが重要

最大多数の最大幸福 に向けて、
  粘り強く対話を進めていく

ファシリテーターに求められる技術

 (1) 場のデザインのスキル

    ・ 場をつくり、つなげる

    ・ 活動のプロセス設計

スマイル ゲームに例えるとよくわかるかもしれません。

   コンピュータゲームでも、スポーツの対戦でもいいです。

   ゲームデザインというのは、すべての元、出発点。

   「プロセス設計」は、「シナリオを描く」ということですね。
   ストーリーを思い描く。

   「人を動かす」ということは、
   例えば対戦ゲームでここでこうなったら次はこうなる、
   という、展開予想ができていてこそ、できるというものです。

 (2) 対人関係のスキル

    ・ 受け止め、引き出す

    ・傾聴、復唱、質問、主張、非言語メッセージの解読など、
コミュニケーション系(右脳系・EQ系)のスキル

 (3) 構造化のスキル

    ・ かみ合わせ、整理する

    ・ 発散が終われば収束です

    ・ 図解を使った構造化手法

    ・思考系(左脳系・IQ系)のスキル

 (4) 合意形成のスキル

    ・ まとめて、分かち合う

    ・創造的なコンセンサスに向けて
     意見をまとめていく

    ・ コンフリクト・マネジメントのスキル

    ・体験を学習へ、学習を行動へと結びつける技術

・成果志向・組織志向になるほど、
経営学をベースにした論理的で体系的な形式知 としての技術が
 求められる。

・学習志向・個人志向になるほど、
心理学をベースとした直感的で属人的な暗黙知 の領域になる。

ファシリテーションのレベル

  ・会議よりもプロジェクトの方がハイレベル

  ・ 社会変革のファシリテーション は究極のレベル

(p58まで:第2章「応用が広がるファシリテーションの世界」より)=============================

ひと言でズバッとまとめてあるのが、すごくいいです。

標語にして貼っておきたいくらい。

ファシリテーションの4つのスキルは、どれも大事なスキルですが、
僕としては1番最初の「場づくりのスキル」を
大事にしたいです。

たとえば、発達障害のお子さんの「特別な支援」をチームで話し合う際も、
最初にファシリテーターがその後の展開を予測して
「こう準備すればこううまくいく」というシナリオを描いておくことが大事。

そうすれば、話し合いの前の調整や、話し合いの場の設定から
工夫することができます。
その後の「いい意見が出るか」とか
「皆が気持ちをひとつにできるか」
「決めたことを実行できるか」といったことの成否に
大きくかかわってきます。

でも、スキルとしては4つとも伸ばしたいですね。

僕のスキルとしては、今どれくらいなんだろう・・・。 

(2)と(4)は弱いような気がするなあ。

それでは、また次回!

ありがとうのおじぎ男の子

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Last updated  2012.03.24 21:25:33
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