オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/社会生活(病気・困窮・助け)


人気blogランキング

   顎で蠅を追う
   (あごではえをおう)
    └体にとまった蠅を追うのに、手が動かず、顎を動かし
     て追い払う。病人が衰弱し、動きもままらない様子を
     さしていう。体力の衰えた人のたとえ。

   家貧しくして孝子顕る
   (いえまずしくしてこうしあらわる)
    └家が貧しいと子供も家計を助けたりするので、自然とそ
     の孝行が人に知られてくる。逆境のときこそ、人の真価
     が表れて認められるという意。

   医者が取るか坊主が取るか
   (いしゃがとるかぼうずがとるか)
    └生きていれば医者が金を取り、死んでしまえば僧侶が金
     を取る。生死の境を行ったり来たりしている重病人をさ
     していう。また病気、葬儀に金がかかることにもいう。

   医者と味噌は古いほどよい
   (いしゃとみそはふるいほどよい)
    └医者は経験豊富な人ほどよく、味噌は時間がたって塩に
     よくなじんだものがよいということ。

   医者の不養生
   (いしゃのふようじょう)
    └医者というのは、人には養生を勧めながら、自分では不
     養生をするもの。転じて、人にはたいそう立派なことを
     言っても、自分では実行が伴わないこと。

   鬼の霍乱
   (おにのかくらん)
    └「霍乱」は、日射病や暑気あたり。頑強な鬼が意外にも
     暑気あたりをしたという意から、普段極めて丈夫な人が、
     珍しく病気にかかるということ。

   尾羽打ち枯らす
   (おばうちからす)
    └鷹の尾羽が傷んでみすぼらしくなる。以前は羽振りのよ
     かった者が、落ちぶれてしまったさまをたとえていう。

   溺れる者は藁をも掴む
   (おぼれるものはわらをもつかむ)
    └溺れているときは、頼りにならない藁でも掴んで助かろ
     うとする。危急の際には、どんなに頼りにならないもの
     にでもすがりつくということ。

   稼ぐに追い付く貧乏なし
   (かせぐにおいつくびんぼうなし)
    └一所懸命働いて稼いでいれば、貧乏で苦しむことはない
     ということ。

   窮すれば通ず
   (きゅうすればつうず)
    └追い込まれてどうにもならなくなると、かえって活路を
     見出せるものであるということ。人は絶体絶命の窮地に
     陥ると、かえって意外な名案が浮かび、進むべき道を見
     出せるものであるということ。

   窮鼠猫を噛む
   (きゅうそねこをかむ)
    └追いつめられて逃げ場のなくなった鼠が天敵の猫に噛み
     つくことから。絶体絶命になると、弱者が強者を苦しめ
     ることがあるというたとえ。

   薬九層倍
   (くすりくそうばい)
    └薬の売価が、原価に比べて非常に高いこと。また、暴利
     をむさぼることのたとえ。「薬」の「く」と「九層倍」の
     「く」をかけた語。

   采薪の憂い
   (さいしんのうれい)
    └「采」は「採る」、「薪」は「たきぎ」の意で、病気で薪
     を採りに行けない憂い。自分の病気をへりくだっていう
     ことば。出典は「孟子」。

   地獄で仏
   (じごくでほとけ)
    └窮地のまっただ中で、予想もしない助けに遭遇したとき
     の喜びを表すことば。「地獄で仏に会ったよう」の略。

   四百四病より貧の苦しみ
   (しひゃくしびょうよりひんのくるしみ)
    └「四百四病」は、人間のかかるあらゆる病気。どんな病気
     よりも貧乏のほうがつらいということ。

   赤貧洗うが如し
   (せきひんあらうがごとし)
    └まるで洗い流したように何一つ持ち物がない、たいへん
     に貧しい暮らしのこと。

   爪に火を灯す
   (つめにひをともす)
    └ろうそくや油が買えないので、明かりの代わりに爪に火
     を灯すの意。極めてけちなこと。苦労して倹約すること。

   鳴かず飛ばず
   (なかずとばず)
    └将来の活躍に備えて長い間じっと力を蓄えていること。ま
     た、活躍して認められる機会や場が長い間ないこと。

   腹八分目に医者いらず
   (はらはちぶんめにいしゃいらず)
    └腹いっぱい食べないで、八分目程度にしておけば、健康
     でいられるということ。

   貧者の一灯
   (ひんじゃのいっとう)
    └貧しい者の真心のこもった寄進は、たとえほんのわずか
     なものであっても、富者の虚栄に満ちた多くの寄進にま
     さるものである。心のこもった行為こそ尊いということ。

   貧すれば鈍する
   (ひんすればどんする)
    └人は貧しくなると日々の暮らしを立てることで頭がいっ
     ぱいになり、精神、道徳などに対して鈍感になってあさ
     ましいことをするようになるということ。「貧すりゃ鈍
     す」ともいう。

   貧にして楽しむ
   (ひんにしてたのしむ)
    └貧しくても、正しい道を楽しみを持って歩むこと。君子
     の心境をいった孔子のことば。出典は「論語」。

   貧乏人の子沢山
   (びんぼうにんのこだくさん)
    └養育する金のない貧乏人に限って、子供がたくさんいる
     ということ。

   貧乏暇なし
   (びんぼうひまなし)
    └貧乏人は日々生活に追われ、ゆとりがないということ。

   焼け跡の釘拾い
   (やけあとのくぎひろい)
    └火事で家が焼けたあとで、燃え残った釘を拾う。遊興な
     どで大金を失ってしまったあとで、細かなことにけちけ
     ちすることのたとえ。「焼け庭の釘拾い」ともいう。

   病は気から
   (やまいはきから)
    └「病気」の文字通り、病は気の持ちようで、良くも悪く
     もなるということ。

   よい中から養生
   (よいなかからようじょう)
    └体が健康なうちに養生するのが最上の健康法であるとい
     うこと。用心するにこしたことはないということ。

   渡りに舟
   (わたりにふね)
    └川を渡ろうとするとき、都合よく舟があること。困って
     いるときに、また何かしようとしているときに、都合よ
     く助けや必要なものがそろうことのたとえ。「わたしに
     舟」「渡りの舟」ともいう。

   藁にも縋る
   (わらにもすがる)
    └人は苦しい状況になると、助かりたい一心から、頼りに
     ならないようなものにまで頼ろうとすることのたとえ。


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: