オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/社会生活(学芸・教育・知識)


人気blogランキング

   一寸の光陰軽んずべからず
   (いっすんのこういんかろんずべからず)
    └「光陰」は、月日・時間のことで、時がたつのはあっと
     いう間なのだから、一寸、つまりほんのわずかな時間で
     あってもむだに過ごさず、勉学に励むようにしなければ
     ならないということ。

   一丁字を知らず
   (いっていじをしらず)
    └「丁」は「個」。一個の字も知らない。無学で文字が読め
     ないことをいう。

   田舎の学問より京の昼寝
   (いなかのがくもんよりきょうのひるね)
    └田舎で一所懸命学問してもたかがしれている。怠けなが
     らでも都会で暮らしたほうが見聞は広くなるということ。

   韋編三度絶つ
   (いへんみたびたつ)
    └「韋編」は、竹の札をなめし革の紐(韋)で綴じた中国古代
     の書物。転じて、広く書物全般のこと。書物の綴じ紐が
     三度も切れるほど、繰り返し熱心に書物を読むことのた
     とえ。「韋編三絶」ともいう。

   瓜に爪あり爪に爪なし
   (うりにつめありつめにつめなし)
    └似た漢字で、「瓜」には下に「つめ」があるが、「爪」にはな
     い。「瓜」と「爪」の漢字の違いを覚えさせることば。

   教うるは学の半ば
   (おしうるはまなぶのなかば)
    └人に教えるということは、半分は教える側にとっても勉
     強になっているという意。教えることによって自分の学
     問も進歩するということ。

   温故知新
   (おんこちしん)
    └古典や伝統を研究して、新しい知識や見解を得ること。
     また、昔の出来事、古い物事の中に今に通じる新しい
     価値や意義を見出すこと。

   学問に王道なし
   (がくもんにおうどうなし)
    └「王道」は、王のための特別な道。学問は順序を踏んで
     地道に積み重ねてこそ身につくものであり、一足飛びに
     習得できる安易な方法などないということ。

   眼光紙背に徹す
   (がんこうしはいにてっす)
    └眼の光が紙の裏まで突き抜ける。書物の字句を解釈する
     だけではなく、その奥底の深い意味まで読み取ること。

   聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥
   (きくはいっときのはじ きかぬはいっしょうのはじ)
    └知らないことを人に聞くのは恥ずかしいが、そのときだ
     けでずむ。聞かずに知らないまま過ごせば、一生の恥に
     なってしまう。知らないことはすぐに人に聞けという教
     え。

   芸術は長く人生は短し
   (げいじゅつはながくじんせいはみじかし)
    └人の命には限りがあって短いものだが、優れた芸術作品
     は作者の死後も長く残り、人々に影響を与え続ける。よ
     って、芸道に精進すべきであるということ。

   蛍雪の功
   (けいせつのこう)
    └貧しい中で苦学すること。苦学に励んだ末の成果のこと。

   十遍読むより一遍写せ
   (じっぺんよむよりいっぺんうつせ)
    └十回繰り返して読むよりも、一度でもそれを写したほう
     が覚えが早いという教え。

   少年老い易く学成り難し
   (しょうねんおいやすくがくなりがたし)
    └月日のたつのは早いもので若者もすぐに年をとってしま
     うが、学問は簡単には成就しない。時間をむだにしない
     で勉学に励むべきだという教訓。朱熹の詩「偶成」の中
     のことばで、「一寸の光陰軽んずべからず」と続く。

   鉄は熱いうちに打て
   (てつはあついうちにうて)
    └鉄は、真っ赤に焼けて柔らかいうちに打てば、いろいろ
     な形に作り上げられるように、人間も若年のうちに教育
     し鍛えるべきであるというたとえ。また、好機を逃して
     はいけないというたとえ。

   読書百遍 義 自ら見る
   (どくしょひゃっぺん ぎ おのずからあらわる)
    └難解な本でも、何度も繰り返して読めば、意味が自然と
     わかってくるということ。出典は「三国志」。

   習わぬ経は読めぬ
   (ならわぬきょうはよめぬ)
    └習ったことのない難しい経など読めるはずがない。知識
     も経験もないことは、やれと言われてもできるものでは
     ないというたとえ。

   百芸達して一心足らず
   (ひゃくげいたっしていっしんたらず)
    └いろいろなことに優れた才能を見せながら、しっかりし
     た心得がないために大成しないこと。

   文は人なり
   (ぶんはひとなり)
    └文章は、その筆者の思想や性格を表現したものであると
     いうことから、文章を見れば、書き手の人となりがわか
     るということ。

   亡羊の嘆
   (ぼうようのたん)
    └「亡羊」、羊を失うこと。逃げた羊を追ったところ、分
     かれ道が多くて羊が見つからず嘆くという意。学問の道
     が複雑に分かれているために、真理を見極めにくいこと
     の嘆き。また、方針が多すぎて選択に迷い思案にくれる
     こと。出典は「列史」。

   学びて思わざれば則ち罔なし
   (まなびておもわざればすなわちくらなし)
    └師や書物から学ぶだけでなく、自らそれについて研究
     し、思索しなければ真理には到達できないということ。
     出典は「論語」。

   孟母三遷の教え
   (もうぼさんせんのおしえ)
    └子供の教育には、よい環境を選ぶことが大切であるとい
     う教え。「孟母の三居」ともいう。出典は「古列女伝」。

   門前の小僧習わぬ経を読む
   (もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ)
    └寺の門前に住む子は、習わなくても聞き覚えて自然とお
     経を読むもの。普段見聞きしていることから、自然と影
     響を受けることのたとえ。

   魯魚の誤り
   (ろぎょのあやまり)
    └「魯」と「魚」は字形が似ていて誤りやすいことから、似
     ている文字の見誤り、書き誤りをいう。

   論語読みの論語知らず
   (ろんごよみのろんごしらず)
    └論語を読めても、その内容や精神は身についていない。
     書物の内容、理論・理屈を知っているだけで、実行でき
     ない者のたとえ。「論語読みの論語読まず」ともいう。


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: