オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/成否・比較編(大小・強弱・長短)


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   独活の大木
   (うどのたいぼく)
    └大きくなった独活は食用にも用材にもならないことから、
     体ばかり大きくて役に立たない人をいう。

   枝を伐って根を枯らす
   (えだをきってねをからす)
    └木を枯らすには、まず切りやすい枝のほうから手をつけ、
     だんだんに根本に及ぼすのがよいという意。転じて、敵
     を攻撃するときに、攻めやすい末端から攻撃し、本拠が
     次第に衰えるのを待つということ。

   大男総身に知恵が回りかね
   (おおおとこそうみにちえがまわりかね)
    └体だけ大きくて役に立たない男を嘲笑うことば。「小男
     の総身の知恵も知れたもの」と続ける川柳から。

   鬼に金棒
   (おににかなぼう)
    └もともと強い鬼に金棒を持たせること。強いものに、さ
     らに強みを加えるたとえ。よい条件にさらによい条件が
     くわわること。

   餓鬼に苧殻
   (がきにおがら)
    └痩せ衰えて力のない餓鬼が、折れやすい麻の茎を振り回
     しても、さっぱり役に立たない。頼りにならないことの
     たとえ。

   雀の涙
   (すずめのなみだ)
    └小さな雀が流すほどのわずかの涙。あるかないかのごく
     わずかなさまのたとえ。

   滄海の一粟
   (そうかいのいちぞく)
    └青海原に浮かぶ一粒の粟。広大なものの中の極めて小さ
     いもののたとえ。また、宇宙における人間の存在が小さ
     いということのたとえ。

   大海の一滴
   (たいかいのいってき)
    └全体に比べて、あまりにも小さな一部分のこと。また、
     広大な場所に極めて小さなものがあることのたとえ。

   大巧は拙なる若し
   (たいこうはせつなるごとし)
    └本当に功名で優れている者は、一見したところでは下手
     に見えるということ。

   大は小を兼ねる
   (だいはしょうをかねる)
    └大きいものは小さいものの働きを兼ねるが、小さいもの
     は大きいものの働きは兼ねられない。容器などは、小さ
     いものより大きいもののほうが用途が広いということ。

   小さくとも針は呑まれぬ
   (ちいさくともはりはのまれぬ)
    └いくら小さくても、針を飲むことはできない。転じて、
     小さいからといって侮れないことのたとえ。

   長所は短所
   (ちょうしょはたんしょ)
    └長所に頼りすぎると、かえって失敗することがある。長
     所は時には短所にもなるので気をつけよ、という戒め。

   角を矯めて牛を殺す
   (つのをためてうしをころす)
    └牛の曲がった角を直そうとして、手を加えているうちに
     牛を殺してしまう。わずかな欠点を直そうとして、かえ
     って全体をだめにしてしまうことのたとえ。私用末節に
     こだわって根本を損なうこと。

   鶴の脛切るべからず
   (つるのはぎきるべからず)
    └鶴の脚は長すぎるからと、切ってはいけない。ものには
     それぞれ持ち前の性質があるのだから、いたずらに人の
     手を加えるのはよくないというたとえ。出典は「荘子」。

   蛞蝓に塩
   (なめくじにしお)
    └蛞蝓に塩をかけると小さく縮んでしまうことから、苦手
     な相手の前で萎縮してしまうことや、すっかりしょげて
     元気のないさまをいう。

   歯亡びて舌存す
   (はほろびてしたそんす)
    └頑固なものはかえって早くだめになり、柔軟なものが生
     き残ることができるというたとえ。出典は「説苑」。

   針は小さくても呑まれぬ
   (はりはちいさくてものまれぬ)
    └針は、小さいからといって飲み込むことはできない。小
     さいからといって侮れないもの、小さくても優れた能力
     があるものをさしていう。

   氷山の一角
   (ひょうざんのいっかく)
    └表面に現れているのはほんの一部分で、大部分は隠され
     ていることのたとえ。

   弁慶の泣き所
   (べんけいのなきどころ)
    └弁慶ほどの豪傑でも、そこを攻撃されると痛がって泣く
     という急所のことで、向こう脛。あるいは中指の第一関
     節から先の部分ともいう。転じて、その人の一番弱点。


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