日本語に苦戦


このライブラリー、日本語を記したテーマ活動の友がありません。全体は会話文のセリフ形式で構成されており、英語は聞き取りやすく、また言いやすいといえます。ところが日本語のほうは、聞いているとわかったような気になるのですが、いざせりふを言おうとすると口が動かず、なんと言っているのか確かめようにも読むものがないので、日本語のdictationをしました。漢字を見ればイメージのわくことば、ただ音で聞いてもイメージがわかないという状況や、英語を読むから意味がわかるようなあいまいな日本語表現、口語で使われることはなくなったものの奥の深い意味を持つことばなどにたくさん出会いました。
いくつかご紹介しましょう。ひらがな表記します

あまがさひゃくとならべてもかんてんにじうなく
つまようじおくとつめどもくちにのりするにせんなし (こんな表現するんだ~)

なむはちまんだいぼさつ (いったいどういうときに口を突いて出るの?)

あってもけなげな (意味不明)

つづいてせっしゃがこれなるぬきみのやいばにとびおりんとはいたしまする(ほどんど古文の世界)

あのやばんじんのちくしょうめ、かいぶつ、ざんにんひどうのやから、ごんごどうだんのげどう!(なかなか多彩なけなしことば!)

ここでおうたはもうきのふぼくうどんげのはなまちえたるこよいのたいめんじんじょうに~!(このあたりは辞書の能力を測るのにいいかも。ちなみに角川は全部出てました)

日本の歴史や武士ものが苦手な私は、お侍ことばや文語調の言い方、加えて宮本武蔵ならぬ宮本ムズカシと平左衛門のチャンバラの場面がうまく動けず苦戦しています。 
第91号 2002年1月


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