「遠くの空 ~桜の花弁~」



太陽は暖かな光で 白銀の世界を淡い世界へ

春風の香りで 心の奥に沈めた箱(記憶)が浮き上がる

何度も消そうとした 君の顔はどうしても消えなくて...

蒼く澄んだこの空の下 春風は僕を包み

君も誰かと包まれているだろう...



遠くの空はいつも鮮やかで

あの頃と変わらないまま

思い出はいつまでも色褪せないまま 輝きつづける

君とよく待ち合わせをしていた 桜の木の下で

今 一人 春風に吹かれる...



愛し方を教えてくれた 君にはありがとうの言葉を

君を愛した僕には なんの言葉があるのだろう...

君は最後の言葉も言わないまま

そっと消えた...

「涙の数や傷ついた数だけ人は 大きく強くなれる」

そう何度も自分に言い聞かせて

一人でここまで歩いてきた...



遠くの雲から差し込む光が

眩しくて瞳を閉じると君が現れる

僕の隣にはいつもいたはずの君はもういない

君とよく口付けを交わした 桜の木の下で

今 一人 涙を零す...



桜が舞い散る季節は 君を失った季節

そう思い込んでしまっている 自分が悲しくて...

桜のつぼみを見ると 君と出会った頃を思い出す

何度も願った この恋が散らないようにと...

咲き誇りきった桜の様に

二人の恋(桜の花弁)は 桜乱舞の様に一気に咲き乱れた...



遠くの空はいつも鮮やかで

あの頃と変わらないまま

思い出はいつまでも色褪せないまま 輝きつづける

遠くの雲から差し込む光が

眩しくて瞳を閉じると君が現れる

僕の隣にはいつもいたはずの君はもういない

君とよく口付けを交わした 桜の木の下で

今 一人 涙を零す...

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