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サイレントベビーにしないために
一般には「抱き癖がつく」と抱っこすることをマイナスイメージで言いますが、抱き癖がつくほど抱っこすることや、人見知り不安が発生するようにするのは、サイレントベビーにいしないためです。
おとなしく寝ていると、お母さんは家事や仕事ができるので助かります。
泣いても放っておかれると、赤ちゃんは泣かなくなります。
後に何らかの問題行動を生じるのは、「この子はおとなしく、よく寝てくれました」という報告を聞くことです。
あまり抱っこされず、寝かされていたかどうかは、後頭部が平らのことでわわります。
生後八ヵ月になると、いつも傍にいて世話してくれるお母さんとそれ以外の人を区別できるようになります。
だから、お母さん以外の人が近づいたり、抱っこしよとすると、この時期の赤ちゃんは泣きます。これを「八ヵ月不安」と言います。所謂、「人見知り」です、
初め赤ちゃんに自他の区別なく、母という自分以外の人がいることさえ知らないところから人生が始まったのですから、これは大きな成長・進歩です。
寄る辺なき存在の赤ちゃんが、泣かずに静かにおとなしくいている訳がありません。
胃が空っぽの不快感や、おむつが濡れた不快感、眠りたくても眠られない不快感から泣くのが当たり前です。
言葉が無い赤ちゃんには泣くということでしかサインを出せないのですから。
泣かなければ死です。
人間は意味の病である
赤ちゃんが泣くことを、お母さんは自分の世話が不適切であったり、文句を言われていると取ると、イライラしてしまいます。
ここがラカンの言う、「人間は意味の病である」という所以です。

オッパイも飲ませた、おむつも換えた、抱っこもしたのに何が不足で泣くのなのか、この上何をしろと言うのかとなるのは、お母さんの無意識にあるフレーズを赤ちゃんに投影しているためです。
何か足りないものがあって、それが何か自分でもわからない、お母さん自身が文句を言いたいのに言えなくて我慢している。
対象を見て、思ったこと、感じたこと、意味づけたことは全て自分の中にあることです。
だから、人によって見方、聞き方、意味づけが違うのは当たり前です。
しかし、この違いを認識しないので、自分が思ったこと、感じたことは他者も同じだと思い込んでいるため、誤解が生じます。
だから、自分と違う意見を他者が言うと、不機嫌になり怒り出します。
その対象が赤ちゃんであるだけです。
精神の死
これが母子間に起き、子供は自分の感覚を持てなくなります。子供の側の感覚で訴えても、お母さんの意味づけで取れられしまうからです。
怒られることを子供は望みません、怒られないようにするには、母や父の感じ方、考え、価値観に合わせることです。
そうして自分というものを放棄せざるを得なくなります。
親が自分を子供に押し付けた分だけ、子供を殺しているとは思いませんが、それは子供の精神の死です。
これは法律では裁かれない犯罪、殺人罪と言っても過言ではないと考えます。
親自身もその親に精神を殺されて来ました。今度自分が親になったときに、自分がされたことを子供にしてしまっている、このことに気づけるかどうかです。

人間は宇宙そのもの
その気づきをもたらす何かの事象に会うと、無意識が活性化し動き出し、現象が変わります。
現象が起きないということは、精神が死んでいることになります。
人間は渦だから、無意識が動き出すとそれに伴って現象が動き出します。
心は銀河系宇宙のようなもので、中心のエネルギーがあれば渦を巻いて、そこに物・事・人が集まって事象・現象が起きます。
これが人間にも起こります。
「生命のダンス」、精子と卵子が受精すると左回りに動きだすと言います。
精神が死んでいる人は渦を起こすエネルギーが無く、何も集まってこない、現象が何も変わらない。
ただし、悪い渦を持っている人は、悪いものが集まってきます。ここは書き換えが必要です。
自分とは無意識とは宇宙そのもので、「量子もつれ」を起こします。
量子もつれとは、二つ以上の粒子が互いに深く結びつき、一方を観察するともう一方の状態が瞬時に決まると言います。
大元の親が変われば子供はその影響を受け変わるということです。親子、家族は繋がっています。
ライト .a 精神科学研究所 登張豊実
( LAFAERO1 大澤秀行 『インテグレーター養成講座』テキスト 1 病理編より筆者まとめ)
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