LavenderFaction

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July 5, 2003
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2年ぐらい前の話し。

ある日の朝6時ごろ、早めに出勤して仕事を片付けようと考えた
俺は駅へ向かって歩いていたのです。
自宅から駅までは歩いて約10分。
あまりにも朝が早いので周りには誰もいない。
半分くらい歩いた頃、「あのー。すいません・・。」と後方から呼び
止める声がした。
振り返るとおばあさんが一人道端に立っている。
俺が「どうしたんですか?」と尋ねてみると、おばあさんは「駅へ

一緒に駅まで行って貰えませんか?」と言ってきた。
お年寄りは日本の宝。別に急ぐ訳でもない。
「ええ。いいですよ。」とにっこり快諾。
そうして駅までの残りの道のりをおばあさんとご一緒する事に。

道すがらおばあさんから聞いたところによると、いつもは駅まで
クルマで運んでもらっているのだけど今日は身内が誰もおらず、
タクシーも来るのに時間が掛かると言われたので仕方なく一人
で出て来たもののすぐに歩けなくなってしまったとの事。

実際、このおばあさんは本当に足が不自由で、俺が体を支えて
いてもほんの少しづつしか歩けない。
まるで牛歩の様にゆっくりなので残り5分の道のりも30分くらい

「よく一人で歩いてこようと思ったものだなあ。」とある意味感心。
しかしこのままじゃ埒があかない。第一おばあさんも大変だ。

そこで「僕の背中に乗って下さい。おんぶして駅まで運びます。」
と提案してみた。
おばあさんは「そんなの悪いです。いいですいいです!」と断って

と口説き落としてひょいっとおんぶ、さくさくと歩いてあっという間に
駅に到着。
おばあさんが「男性におんぶされるのなんていつ以来かしら!」と
興奮してたのが可愛かった。
最後に「せめてお名前と電話番号を!」と聞かれたが「当たり前の
事をしただけですよ。名乗るほどの者じゃありません。縁が有れば
また会いましょう。ハッハッハ。」的な事を言い残して会社へ向かっ
たのでした。

えっ!?うそっぽい?
いやいやいや、うそじゃないですって!ほんとの話しですよう!





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Last updated  July 9, 2003 12:22:50 PM
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