LavenderFaction

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February 23, 2004
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今日は「文芸春秋」を読む事に。

小説は読む時は大量に読み込むんですが読まない時はまったく読まないタイプです。
最近はあまり読んでなかったので久しぶりにいっぱい読みたいなと思ってます。
で、手始めに最近話題の「芥川小受賞作」でも読もうかなーと思った訳です。

まずは比較的読みやすそうな「綿矢りさ」の「蹴りたい背中」から。
最初は世田谷公園でひなたぼっこをしながら。
夕方からは喫茶店に場所を移して一気に読みきりました。

高校に入り周囲に違和感を感じながら生活している少女「ハツ」は同じくクラスの余り者の「にな川」とある一人のアイドルを通じて交流する事となる。
やがて「にな川」に対してより複雑な感情を抱いていくハツの心境の変化と関係性を描いた作品。


文学少年を気取って小説や詩集などを読みあさっていた頃の自分です。
実家が本屋なのでその頃は毎朝新しい文庫本をカバンに入れて登校していました。
そして授業中、休み時間を問わずに読み続け1日1冊文庫本を読破。
主人公「ハツ」ほどの違和感は感じてはいなかったけど「みんなが読んでない本を読んでいると自分だけが頭が良くなった様な優越感」みたいなものを感じていたのは確かです。
でもその頃は自意識過剰だったのだからどうしようもない。

この小説はそういった「どうしようももない感情」を描いているんじゃないかなーと思いました。
つまり少なからず主人公「ハツ」の心境が分からないでもない感覚が自分にはあります。

不思議なのは登場人物の「顔」が全員ぼんやりとしていて誰一人としてイメージ出来なかった事。
主人公の「ハツ」でさえも。
俺の想像力が弱いのか人物描写が弱いのかはよく分かりません。

「にな川」は正確にはオタクではないと思います。


それから「にな川の部屋」と主人公の同級生の「絹江」の使い方がとても効果的。
特に最終章で「絹江」が一人だけで帰らずに主人公と一緒に「にな川の部屋」に泊まる構成はとても良く出来ていると思います。
「ハツ」と「絹江」、「部屋の中」と「ベランダ」の対比。
俺は「絹江」はそのまま帰らせて「ハツ」と「にな川」を二人だけにするんだろうなーと考えてたので結構意表を突かれました。

ラストは唐突に終わってしまった印象で続きが気になる。

文章も好きです。もっと読みたい。

近いうちに「金原ひとみ」の「蛇にピアス」も読みたいと思います。





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Last updated  March 1, 2004 10:16:30 PM
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??  
Alone-the-Goat  さん
Re:今日は「文芸春秋」を読む事に。最近話曹?~、こう言った内容の日記もたまにいいですねぇ。また、こういうのもお願いしますね。それに私もその小説読んでみましょうっと。 (March 2, 2004 02:05:10 AM)

Re:今日は「文芸春秋」を読む事に。最近話題の「芥川小受賞作」。まずは比較的読みやすそうな「綿矢りさ」の「蹴りたい背中」から。(02/23)  
間宮アイコ  さん
いまどきの高校生っぽくはない、女の子でしたね。主人公。
あんまりオシャレに関心がなく、いつまでも子供みたいな
格好をしているところが、生々しいダサさでした。
らべふぁくさんの蛇にピアスの感想も、読んでみたいです。 (March 2, 2004 10:03:04 AM)

アイコさんへ  
らべふぁく  さん
確かにいまどきって感じからは程遠いですね。
オシャレに関心がないって言うよりも意識的にオシャレとかそういう感覚を遠ざけてる感じがしますね。
それで流されない自分を作ってるというか。

次は蛇にピアスの感想を書きますね。 (March 2, 2004 09:12:37 PM)

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