← 陽の向く方へ →

- 陽が眩しい -




"勉強すればね"
"受験はしておかないと"
"恋いなんて必要ないかも"
もううんざりするよ、生き甲斐って何ですか?

暗闇に吸い込まれていく様な気がするんだ。
誰かが俺の腕を引っ張って行く気がするんだ。
俺の背中を電車が来てるホームから突き落とすように

そんな俺でも歩くことは出来る
歩き続けることが出来た。
だから今生きてるんだと言える。

俺は意地を張らず初めて人に道を尋ねた。
その人は目的地まで連れて行ってくれる。

"物騒な町なのに、何故見知らぬ人をここまで?"

俺が尋ねるとさらっとその人は答えたよ

"太陽は眩しいねぇ。あなたの目的地が素晴らしいように"

確信した 俺の生き甲斐はこの人にある









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