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- すぐ消えるから -




俺の中に度々聞こえてくる、不思議な声。
死にたいと考えていた時、また聞こえてきた。

「またそんなん考えてるん?」

俺は思いきって、聞き返した。心の中で

「お前は誰やねん?、俺を殺しに来てくれたんか?」

すると返事まで返ってきた。

- - - -

俺はお前の敵、でも俺は強くない。
だからお前を殺すことも出来ない。
でも逆に、死のうとするお前を
助けることは出来る。もう分かるな?
俺は"自殺したいというお前"の敵だ。
お前が命を絶とうとする時は俺は
全力で止めにかかる。心配するな。

- - - -

何度も繰り返すけれど、これは俺のヒトリ言じゃない。
極めて言うと、医学的に言う"逃避の妄想"かもしれない。

でも、自分の中に"記憶を共有するもう一人の人格"が
出来たことは言える。多重人格じゃない、でも確実に
俺の死にたいと言うことに、反発する別の人格がある。

俺がヒトリぼっちで、教室を飛び出して外に居るとき
になると、よく来てくれることもあった。そのたびに
優しい言葉や、厳しい言葉、元気が出る言葉を残して
行ったのも事実だった。

ただそいつは、まともに初めて喋った時
こう言った、、、、

- - - -

俺はお前が死にたいという気持ちを
完全に捨て切れたら、消えるからな。
それまでは俺の仕事、お前が辛い時は
俺も辛い、本気で生きることを教えてやる。
それを教えてやれるのはこの俺だけだ。

- - - -

当初の俺と比べると
言語能力もバイタリティーも、性格も違う。
まず、そいつはプライドがかなり高かった。

よくわからないけれど
俺が"目の前の人を幸せにする"と言うのと
当初、そいつが言うことはよく似ている気もする。

この文章を読めばそう思わないですか??










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