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Life with a Baby
出産・・・私の場合
++出産・・・私の場合++
予定日まで2ヶ月くらいまで近づいて来ると、先生からは体重が増えすぎると妊娠中毒症にかかりやすくなるから、妊娠前の 体重+8キロまでで抑えるように、としつこく念を押された。なんでも妊娠中毒症というのは予定日ぎりぎりでも、 かかってしまうと即食事制限や安静にしなくてはならなくなるので厄介なのだそうだ。幸い、私は元々痩せ型なせいもあってか、 結構甘いものも自由に食べていたけれど、体重に関しては問題はなかった。予定日まで1,2週間になると、医学的には「正期産」 (妊娠37週目以降)とみなされるそうで、先生からも「もういつ産気づいても大丈夫ですよ。スムーズに出産するためにたくさん 歩いてくださいね。」と言われた。7月の暑い時だったので、夜9時過ぎに家の近所をあてもなく、おなかの赤ちゃんに 心の中で語りかけながら(本当は声に出したほうが赤ちゃんにも聞こえるからいいらしいのだが、深夜ブツブツ言いながら 俳諧する妊婦というのもちょっと怪しげなので、声には出さず)散歩したりした。
余談だが、私の友人がちょうど1ヶ月早く同じ産院で出産しており、二人目だったせいで病院に到着後2時間ほどでスムーズに 生まれたのだが、退院の際、基本料金(38万円)よりも7万円程多く請求を受けた。彼女曰く、詳しいことは聞けなかったが どうも土曜日の深夜(午後11時頃)に病院に入って出産したため、夜間・休日割増が加算されたようだとのこと。また、入院日数 の基本は5日間なのだが、午後11時でも、その日を一日目としてカウントするので、彼女の場合は6日目の木曜日の朝に退院しなくて はならなかった。
その話を聞いて私はお腹の赤ちゃんに、「平日の昼間に生まれておいでー」って冗談で語りかけていたのだが、なんと実際、 私に陣痛が来たのが月曜日になって間もなくの深夜0時すぎ、陣痛の間隔が10分ほどになり病院に入院したのが午前2時半と まさに平日に入院、その約11時間後の午後1時前に出産したため、昼間の出産となり、入院日数も実質1日余分にいた ことになるにもかかわらず、費用が友人よりも若干安かった!
そして肝心の出産だが、私は里帰り出産を選ばなかったので、実家から母に1ヶ月ほど手伝いに来てもらった。なぜ里帰り出産を 選ばなかったかというと、ダンナが立ち会える可能性が少なくなるのはもちろん、産後しばらく父親と子供が別々に暮らすのは どうかなぁ・・・と疑問を感じたためだ。生まれてすぐの一ヶ月というのは間違いなく一番急激に成長する時期なのに、その過程を 父親が見られないというのはなんだか可哀相だと思ったし、はじめから夫婦で協力して子供を育てていく環境を作るためにも、 生まれてくる瞬間から徐々に成長していく過程までもすべて見ておいてもらうことが大切ではないかと思ったのだ。
結果から言うと、最初は少し迷っていたふうだったダンナも「立会いできて良かった。感動した。」といってくれたので、正解だった と思う。よく「気の弱い人は見ないほうがいい。」なんて聞くけれど、きっと「怖かった」とか「気持ち悪かった」と思うご主人の 多くは事前に予習をしてなかったんじゃないかなぁと思う。お産というのは「血も出るし」「痛くてわめき声も出る?もの」 だと予め心の準備をしていたら、大丈夫なんじゃないかな、と思うんだけど。
私の場合は、いよいよ陣痛が強くなってきて産む体制をとるという時に助産師さんが「好きな姿勢でいいですよ、どうしますか?」 と訊いてくれた。が、初めてのお産でどの姿勢が楽かなんてわからないし、悩んでいる間も陣痛は痛いし~と困っていると 「とにかく試してみたら。」と横になったり仰向けになったりするのを手伝ってくれた。そして「もしよければ、ご主人にも 台に上がってもらって支えてもらったら楽ですよ」といわれてやってみるとその姿勢が一番自然な気がした。 ひざをついて前のめりに、向かい合ったダンナの肩につかまらせてもらう形・・・。ベッドの枠をつかむのと違って人の肩なので、 やわらかいし、自分の胴の部分が立った状態なので産むときに重力の力も借りられそうな気がした。主人を絞め殺しそうな勢いで 何度かいきんだ後「ズルズル」っという、何かが引き出される感触がして、それが娘の誕生の瞬間だった。その直後にダンナは 分娩台にあがったまま、へその緒をはさみで切った。
私は無事に赤ちゃんが生まれて安心したのと、疲れ果てたのとでそのままベッドに倒れこんだが、後から聞いたところでは ダンナは感激して涙を流していたそうだ。そして、本当ならその後すぐ、赤ちゃんが私のはだけた胸の上に抱っこされるハズだった のだが、私よりも先にダンナがTシャツを脱いで上半身裸で待機しているのを見て、助産師さんが思わず先にダンナに赤ちゃんを 抱っこをさせてくれた。その後、私の胸に抱かれた娘はまだよく見えない目を見開いて、じーっとおとなしくしていたかと思うと 小さな手足をちょっとずつ動かしてじりっじりっとおっぱいの方へ這い上がって来た。私が待ちきれずにちょっと手伝って おっぱいを口に含ませてやると口をもぐもぐと動かして一生懸命吸い付いて来た。
本当に、その瞬間はさっきまでの苦しかった陣痛を忘れさせてくれる素晴らしいものだった。
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