WITH OUR LIL’ ACE

いつまでも


相当こっぴどく。
しかも、あっさり言われたもんだから、なすすべはなかった・・・。

完敗/乾杯。


フラレタ相手は、とってもカワイイお気に入りの6歳の男の子。
本当に本当に素直でかわいくって、しかもなかなかカワイイ顔をした男の子。
とろけちゃいそうな笑顔の持ち主。

今日、「You know what! I have a little secret...!! Do you wanna know??」って言って、満面の笑みを浮かべてあたしに近づいてきた。

もちろん「Yeah, sure. Tell me!!」と言うあたし。

「Well, can you keep a secret??」だって。

「Sure!!」とノってやるあたし。

嬉しそうな顔して、こう言ったっけ。

「I have a girlfriend and I am going to marry her!!」だってさ。

きゃーーーーーーーーー!かわいい!!

「She is so pretty and all the boys like her but she likes ME because I am so cool!!」だってさ。

もーーーーーーーーー、最高!!

「Her birthday is coming up and I am going to give her a princess set because she is my princess!!」だって。

くーーーーーーーーー、言われてみたいねっ!!

そして、あまりの嬉しさに、小躍りをしながら全身で「嬉しさ」を表現していた。

いいわー、こういうの。
本当に、いいわー!!

そして、考えた。
いつから、人間って人の目を考えるようになったんだろうって。

年齢は人それぞれだろう。
でも、いつからか、少しずつ「大人」になり、人の目を気にするようになる。

こう言ったらカッコイイとか、こう言ったらダサいとか。

カッコ悪いと思われないようにちょっとした「ウソ」をついてみたり、カッコいいと思われたくてちょっとばかり「大袈裟」に言ってみたり。

自慢しすぎるのは良くないだとか、これを言ったら「嫌なヤツ」って思われるって意識しながら話してみたり。

そして、周りが聞きたいような話をでっちあげてみたり、周りに好かれて嫌われないような受け答えをするようになりだしてみたり。

挙げ句の果て、「あたしはこう考えておくべきだ」などと、自分の心を頭で支配しようとしだす。

それに比べて、子供の頃って、全くをもって「シンプル」だ。

好きは好き。
嫌いは嫌い。
自慢と思われても、言いたいことは言う。
カッコ悪いと思われても、白状する。

情報を選択せずに伝える。
反応を隠さずに示す。

好かれる、好かれないを意識しないで行動する。
自分の考えを純粋に出せるし、自分の考えのみで純粋に行動に移せる。

ああ、素敵だよな~。
いつから、人間は計算出来るようになっていくんだろう。

もちろん、何も学ばず、そのまま大人になってしまったら、社会に対応できなく、本人が苦しむだろう。

でも、あたしのカワイイ6歳の男の子には、このかわいさをずっと失ってほしくない。

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