春から秋の間に、濃緑色の厚い葉の間から、緑の葉が変形して赤くなった仏炎苞(ぶつえんほう)を出して、鮮やかな仏炎苞の中心に突き出た肉穂花序に密集して黄色い花が咲きます。
1月14日の誕生花、エナメル質の光沢のある赤く大きい仏炎苞のオオベニウチワ(大紅団扇)、アンスリウム(アンスリューム)
花の名は、ギリシャ語の anthos(花)とoura(尾)で、仏炎苞の中心に小さな花がたくさん集まった肉穂花序が動物の尾のよう突き出ていることから名づけられました。
アンスリウムは花を楽しむ種類、葉を楽しむ種類、実を楽しむ種類があります。
別名のオオベニウチワ(学名Anthurium andraeanum)は花を楽しむ種類で、ハート型の大きな赤い仏炎苞(花)をウチワに見立ててつけられています。
花言葉「恋にもだえる心」は、ハートの形をした仏炎苞にワックスをかけて磨いたようなギラギラした光沢のある赤色から連想してつけられたのでしょう。
花言葉「炎のような輝き」は、半日陰の弱い光の中でもきらめき、鮮やかな黄色い花を包む刺激的な赤い仏炎苞の姿からつけられています。
晩秋の窓下で、次々と仏炎苞が色づき、黄色い花が咲いていますが、暖地でもそろそろ室内に入れる時期になりました。
オオベニウチワ(大紅団扇)は白やオレンジ、ピンク、紫紅色などの花色があります。仲間のベニウチワ(紅団扇)は学名がAnthurium scherzeriaで、葉や仏炎苞に光沢がありません。
サトイモ科アンスリウム属、非耐寒性常緑多年草、原産地:中南米別名:オオベニウチワ(大紅団扇)、ベニウチワ(紅団扇)、オオウチワ(大団扇)、ヒメアンスリウム
アンスリウムの花言葉:煩悩、炎のような輝き、情熱、飾らない美しさ、印象深い、恋にもだえる心、無垢な心。
アンスリウムの誕生花:1月14日、1月22日、3月17日、6月14日、7月7日、8月8日、8月10日、8月25日、12月14日、12月16日
流通時期:鉢花を周年見かけます。
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