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翼を受け継ぐ物



誰も悪くはありません。これといった理由すらないのです。
小さな不幸・小さな誤解・小さな行き違いが絡み合って大きな流れとなり、もう誰にもどうする事が出来なくなっていただけのです。

「この星にも派遣委員を送らないと、大変な事になる」
「それも、一刻の猶予もない」
「ベテランの派遣委員を送るべきですな」
「で、誰を送る?」
「正式な派遣委員は足りない、養成学校の生徒にとりあえず行ってもらうというのはどうでしょう?」
「まだ誰も行った事のない辺境の星だぞ!留年のリスクどころか命の危険もある」
「でも、誰かが行かなければ・・・。」

     第一章 4人の候補生 

「と言うわけで卒業試験を控えた君達の中から4人選抜する事になった。特殊な事態なので、指名も推薦もしない。誰か行ってくれる者はいるかね?立候補してくれた生徒はその時点で派遣委員として任命される事になる。」
大きなざわめきがあがる。
10人に一人しか受からない試験。
その中でも300人に一人しかなれない派遣委員。

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