近親相姦




つまらないこと、退屈なことのたとえとして、「妹と酒をのんでいるようだ」というのがある。しかしながら、兄弟に対して性欲を感じる人はすくなくない。わたしなど個人的には妹の裸だとか想像するとおぞましいのだけれど(^^ゞ、実際のところ身の回りに「兄にいたずらされた」という女の子は結構いる(もちろん、そんな話はわたしが直接聞くのではなくて、恋人がその友達から聞いたと教えてくれたりするわけです)。

近親相姦はおぞましい、信じられない、気持ち悪い、といった感覚は、実は宗教や文化による捏造であるのかもしれない。

大胆な考えだが、人は近親相姦への大変な熱意と欲望を持っていて、しかし遺伝上の問題からこれを禁じるための抑圧機構として道徳や法律をもうけたのではないだろうか?

フロイトが親の子に対する性的虐待について述べたとき、批判の声は多かった。激烈、痛烈な罵詈雑言が飛び交った。

しかし、ある種の物事は起こってからでは遅い。grotesqueであろうと現実は現実として受け止める必要があり、その厳しい認識からしか先に進めない。

現在、性的なものとはかぎらないものの、世界中で親の子に対する虐待が問題となっている。深刻な、また大規模な問題に。

先日ドイツに行った際にも街のあちこちでチャイルドABUSEの問題を訴えるポスターが目についた。

だとしたら、やはり親子間であろうとなかろうと、また相手が幼児であろうとなかろうと、性衝動が発動することは十分あり得るのが人間なのだ、といういささか痛烈な認識をそれでも受け止め、そこからその処方箋を生み出すべく研究と試行を続けるべきだろう。a


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