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2004.02.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 「虐待としつけはどこが違うのか?」という問いから始まって、一連の日記を書きました。
途中、「軽度発達障害と向き合う」というテーマが立っているのを見つけ、「むしろ内容的にはコレだったかなあ」とも思いましたが、書き出したのがこちらのテーマでしたので、最後までこのテーマで書きあげさせていただきました。

 もともとここの日記には子どもの事は一切書かない主義だったのですが、その自分ルールも破りました。

自分が息子にしてきたことは、一体なんだったのか?
テーマで問いかけられた「虐待としつけはどこが違うのか?」を考えていたら、書かずにいられませんでした。

テーマに参加されている日記を拝見すると、上の問いには「よく分かりません・線引きできません」とコメントされているものが多いと思いました。
 実は私も、よく分かりません。

 線引きなさっている例もいくつか拝見しました。(楽天サイト以外でも)
「子どもの将来を思ってするのはしつけ、親のの感情に流されてするのは虐待」「愛があるのはしつけ、ないのが虐待」「どんな理由があれ、子どもを傷つける行為は虐待」「親の都合は関係ない。された子ども側から見て、理不尽に辛い仕打ちは虐待」



「私が息子にしてきたことは、一体なんだったのだろうか?」
 息子を心身共に傷つけていた事実は否定しません。私は親として、してはならないことを息子に繰り返しました。息子の悲しそうに背中を丸めた後姿を、私は多分一生忘れられません。
 虐待を容認しようという気持ちはありません。が。
私は息子を愛し、心配してもいました。それも本当です。
 なんとか息子を周りに適応させようと必死で、それが空回りすることに苛立ち、なぜ かわいいはずの息子がこんなにも腹の立つ存在なのだろうかと悩み、そして自己嫌悪に陥っていました。

 子どもの将来を思っていても、それがいけないと頭では分かっていても、子どもを殴っちゃう・怒鳴るのを止められない親だっているんだよ、という事を書きたかったのが、この一連の日記の出発点です。
 そして私の場合、本当に幸運だったと思うのですが、とりあえずその泥沼から抜けることができました。どうやって泥沼から抜け出したか、書いておけば、ひょっとしたら現在その泥沼で辛い思いをしている人の手助けにならんとも限らない、そう思いました。
 勿論私自身が違う泥沼に、またはまらないとも限らないのですが…。

 実は今日も、息子と一緒に出かけたショッピングセンターで、周りにいる人々がちょっと引いちゃうような剣幕で、小さな男の子を怒鳴りつけているお母さんがいました。
「お疲れなんだろうな。折角の休日、おチビちゃんにも楽しめるようにここに来たんだろうに、切ないことだよね。」と、私は心の中で思っていました。どういう行動をとったら不自然でなく、あの方の手助けになるか分からなかったからです。

 子どもを怒鳴ったり叩いたりする原因は、ひとつではないと思います。親の体調が悪い、急いでいる、他に気にかかることがある、さっき嫌な思いをしたばかり、子どもの機嫌が悪い…など、小さな小さな「間の悪さ」が積み重なっているのではないでしょうか。そしてその場だけを見て「なんてひどい親」とも、私は断定できません。そこに至るまで、親子にどんなやりとりがあったか(親はそれまで、耐え忍んで穏かにとりなしていたのかもしれない)分からないからです。


 「他人事にしておかない」というのが、これからの私の課題です。虐待なんて、する側もされる側も自分には関係ない、と思ってしまうのが一番恐ろしい。
人間は、「他人の苦しみは五万年だって我慢できる」(「そんなのたいしたことないよ」と明るく笑って言えちゃう。悪意なく)存在ですから。

 例えば電車の中で泣き止まない幼児に苛ついている親を見たときに、「私はチビちゃんの泣き声は気になりませんよ。お母さんも大変ですね。」という意思表示ができる大人、騒いでいるのが小学生だったら「うるさいです。やめてください。」と、自分としての注意ができる大人、そういう人になりたいと思います。

一連の日記は、推敲の上、私の別館(サイドコンテンツ「息子の事」からリンクしています)にあげる予定です。

明日からまた、息子抜きの日常日記に戻ります。


最後になりましたが、読みつづけてくださった、モニターの向こうのあなたにも、深く感謝いたします。ありがとうございました。

もしよろしかったら、ご感想など頂けると喜びます。




石投げられたらどうしよう。





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Last updated  2004.02.17 19:56:38
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Re:蛇足。(2/11)  
お疲れ様でした!liveshowさん!
一連の日記を読んで気づいたり勇気づけられたりした人、たくさんいらっしゃると思うよ。
書いてくれて、ありがとう。

追いつめられていく親御さんの気持ち、すごくよくわかる。
だから、キーパーソンは親子を取り巻く周囲の人だと思うんだ。
お母さんがピンポイントで子どもに向けている目を
その側に咲いている花に向けられるような、
そんな言葉かけができる人間に、私もなりたい。

あと。
「光とともに」という漫画で自閉症への正しい認知度がぐっと上がったように
軽度発達障害への社会の理解も、もっと深まってほしいと思う。
そういう知識があれば、そういう視点でお子さん達を見ることができるから、
早く気づけるし、早く治療も開始できる。
早くお母さんを楽にしてあげられる。
そんなことを思いました。長くなってごめんね。




(2004.02.11 19:49:55)

Re:蛇足。(2/11)  
 前回からまとめ読みしました。もう泣いてしまって…。

 今度ね、うちの二男の脳波を取ってもらうつもりなんです。はっきり原因が分かればまた対応の仕方が違ってきますよね?
 あるママとあった時に「うちも一人目で苦労して、二人目の人は、ああ、ちゃんと育児できるんだって悲しくなった」と告白してくれました。うちもまさか二人目で苦労するとは…。

 私は、しつけとは、ひとりで外に出しても恥ずかしこと、迷惑をかけることをしないように教えることかな。
 怒るは、感情まかせ(生理前よく怒鳴るけど)、叱るは、子を思って注意する。
 虐待は、自分がされて嫌なことをした時。

 そうそう、最近相談した先生は、前にもお世話になった人で「お母さんの育て方は間違ってません」と誉めてくれ、アドバイスをくれたのでああ、カウンセラーってこんな感じかしら?と受け止めてもらいました。
 ちゃんとふたりの子供たちにもあいさつをして、様子を見てから話してくれたの。 (2004.02.12 00:06:38)

Re:蛇足。(2/11)  
minael  さん
はじめましてー

私も、私自身が虐待経験者という立場。 DVも・・・なんていうことは、あんまり公表していないのですが、子供の虐待防止プログラムCAPに携わる中で、しつけと虐待の違いを学びました。
ほんと、線引きは難しいのですか、しつけとは「ことの善悪、していいことと、悪い事を子供に教える事、子供に自立する力生きる力を教え育む事」そして、虐待は「子供のきる力を奪う事」だと感じました。

私も子育てしている上でつい感情的になってしまう事もあります。思いどおりに育ってくれないのはどんな子でも同じ。
でも、子供は障害の有る無しにかかわらず、ひとりひとりとても素晴らしい存在だと認識しています。
その子供達を守りたい。そして、頑張っているお母さんたちを応援したい。そんな気持でいます (2004.02.12 14:08:19)

Re:Re:蛇足。(2/11)  
liveshow  さん
ぴか探さん:
 そうなの。周りの人の対応で、楽になることも更に追い詰められることもあるのよ。発達障害の知名度も上がると楽になるでしょうね。経験者が声を上げるのも大事かな、と思います。

とちとちあきあきさん:

書きこみありがとうございます。
子どもの天分、っていう言葉を、最近良く思います。誰にでも「それをするために生まれてきた」みたいなこと(そんなに大袈裟でなくても、得手不得手みたいな感じでも)があると思うんです。
 なんとかそういうものに辿りついてくれればいいなと思います(っていうか、天分に向かって育つのを邪魔しないようにしたいっていうか)

頑張っている自分を認めてくださる先生で良かったですね。

minaelさん:
 おお、いい定義ですね。
(どうでもいいけど、私は定義づけが大好きです。←癖です。定義がつかないことがあると、考えこんでしまって、自分の中で概念が言語化できるとホッとするという。)ホッとしました。 (2004.02.12 19:21:29)

Re:蛇足。(2/11)  
ちーちゃん さん
liveshowさんの書いた文章を読むのが好きです。だから、最近は少し忙しいのですが、毎日ここに訪れてしまいます。
今回の少し長く深い文章にも一気に入り込んでいきました。読んでいる途中、自分自身にも少しグサリと突き刺さる部分もありました。(子供に対する態度で)私なりにいろいろ感じながら読ませていただきました。
そして、読み終えた後、いい映画を観た後や素敵な本にであった後ような・・・これはつまり感動だと思います。うまく、書けませんが、もっともっとたくさんの人にliveshowさんの文章を読んでもらいたいな、と思いました。 (2004.02.12 20:24:32)

Re:蛇足。(2/11)  
ヅ:OVA  さん
>子どもを怒鳴ったり叩いたりする原因は、ひとつではないと思います。親の体調が悪い、急いでいる、他に気にかかることがある、さっき嫌な思いをしたばかり、子どもの機嫌が悪い…など、小さな小さな「間の悪さ」が積み重なっているのではないでしょうか。
-----
うちの関係者の中でも、いつも息子を怒鳴っていて、こずいたりしてる母がいます。
はじめは、わたしたちもちょっと引いたし、他の子たちや、親たちの中には怖がる人がいたので、どうしようかと悩んだこともありました。

彼女は、すごく真直ぐな人で、自分に起こった今までの様々な不幸なこともけっこう大声で、思ったままに、話してくれるような人でしたので、ある日わたしたちも、率直に、彼女に、そのことについて相談してみました。

彼女の場合には、『自閉症と診断された息子だけど、自閉症である前に、わたしの息子なんだから、わたしの息子としての育て方をしたい。物を壊したり、人をぶったり、乱暴にふるまうのは、ダメなものはダメだし、ぶたれたら痛いんだってこと、人間として当然のこと理解させたいんだ』っていってました。
もちろん、彼女も勉強家で、障がいのことは、よく理解していました。
だけど、どうしても、「自閉症だから、叩いても理解できない」っていうのが、嫌なんだっていってました。

その子は、はじめの何年かは、鉛筆を見れば、踏み付けて折るし、ペンを見れば、ペン先を叩き付けて、書けなくしてしいました。
でも、そんな母と子を接しているうちに、彼が、壊したいのでなく、中身に興味があるのでは?と、気付くようになりました。

テレビやビデオを見ると、壊そうとしていたので、ある日、「アトリエだけでやるんだよ」と念を押して、壊れたビデオを渡したら、あっという間にドライバーの使い方を憶えて、すごく器用に解体するようになりました。
できないところは、「コレヤリタイ」とスタッフにお願いす… (2004.02.13 01:46:15)

Re:Re:蛇足。(2/11)  
ヅ:OVA  さん
(つづき)
できないところは、「コレヤリタイ」とスタッフにお願いするようになりました。
解体した部品を組み合わせて、オブジェを作るようになりました。
箱の中にいろんな物を詰め込んで、中身を覗くと、中身が見えるので、すごく満足そうです。

以前は、中を見るのに必死で、壊すという方法しか知らなかったし、わたしたちも、その表層だけを見て、冗談で「乱暴者」なんて呼んでましたが、お互いに、ちょっと理解が足りなかっただけだったようです。

わたしたちが、この子の母に、あの相談をした日から1年くらいが経ち、息子の制作も日常になってきたころ、彼女は、「この子は、もうだいぶ物がわかってきたから、もうわたしもアトリエでは、叩かないことにする」と自分から言い出しました。
ずっと私たちの相談を気にかけてくれていたのです。

息子は相変わらず、悪いことをすると怒鳴られたり、家では叩かれたりしているみたいですが、だけど、息子は、そういう母の教育によって、たしかに、痛さや恐さを理解してきているようにも見えます。

とりあえず、今、成長してきているこの息子は、全然不幸でもなさそうだし、悪い方向にむかってもいないことは確かなようです。

実際、「これって虐待?」「いらいらしてるから、叩いてるの?」って、当初は、引いていた私たちも、この数年、この母子の姿をみて、そうとは限らないんだ、と思うようになりました。

障がいがあってなくても、親子は親子。
母には母の歴史があって、考えがあって、叩いている場合もあるようです。

育て方、育ち方、すべて、人の数だけあって当然なんだと彼らと数年過ごしてきて、実感しています。
この母のすごいところは、正々堂々と、自信をもって、息子をしつけるためには、場所を選ばず、きちんと叱りつけていること。
彼女のその信念ときちんと人の話にも耳を向けてくれる柔軟さ… (2004.02.13 01:50:55)

Re:蛇足。(2/11)  
ヅ:OVA  さん
(つづき)
彼女のその信念ときちんと人の話にも耳を向けてくれる柔軟さはすごいなあと思っています。

すごく長くなってしまった、、、ごめんなさい! (2004.02.13 01:52:10)

Re:蛇足。(2/11)  
きゃめ さん
最初、布ナプキンとみみずコンポストの記事でおじゃまさせていただいており、いままでずっとROMさせていただいておりました。

私は、正直な想いとして「母親の思い」に縛られてしまったと感じているものです。
家庭の事情で父親と別れ、「子供が立派に育つことが、私の生きた道が正しかった事の唯一の証」と、
暗に陽に、感じ続け、言われてきました。

今の私は、「一応」立派に育ちました。
でも、育ちきったはずの社会人になって、母親の元をはなれてから、
無理が一度に、いっせいに出たのかと思います。
親元にいた頃、私は「イイコ」ブリで、「男役」の、オトナブリをしてました。今考えると。


私が幸いだったのは、弱いのも甘えも、全部受け止めてくれるオットと、出会えていたことです。
もう一回、遠慮せずに甘えきれる時を、少しだけやりなおしてみようかと思っています。
それからもう一度、社会にきっと、出直そうとも。

まだ私には、子供がいません。

でも、ここに出会えてよかったです。

ありがとうございます。 (2004.02.17 00:58:27)

Re:Re:蛇足。(2/11)  
liveshow  さん
きゃめさん

書きこんでくださってありがとうございます。
ROM全然問題なしですが、やっぱり書きこみがあると嬉しいです。

 大変でしたね。とてもお母さま思いのお嬢さんだったんでしょうね。

きゃめさんが現在感じていらっしゃるような重荷を、息子に背負わせてしまっているのではないかと、時々思います。(もっとも息子はまだ小学生で、本格的な彼の自分捜しはこれからが本番でしょうけど)

よいパートナーさんと出会えて、本当によかった。
「あなたはそのままで良い」って言ってくれる人は、本当に貴重です。
あなた自身も、どうぞ今まで頑張ってきた自分をいたわってください。

それでは。よかったらまた書きこんでくださいね。

(2004.02.17 19:56:36)

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モコさん@ Re[3]:昔住んでいた団地を歩く(08/03) liveshow(柘榴)さんへ うひょー 返信あ…
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