ロビンソンの不定期日記

第12話真の力

第12話真の力

そのころジャックは･･･まだ戦っていた。

「どうした、さっきまでの威勢のよさはどうしたんだ？」

「ぐっ、第三段階になってから早くなったようだな･･･新薬の開発にでも成功したのか？」

「何いってるんだ？俺の実力はこんなもんじゃないぞ。」

「･･･しかもお前の周りに浮いている水･･･強い酸性だな？」

「ふっ、こんな短時間でそこまで見抜けるとはな･･･。」

「俺も、無駄に攻撃されてたわけじゃないさ。」

敵の左腕からは血が流れていた。

「まぁ、そう強がるな。いいだろう俺の秘密を教えてやろう。」

「何のつもりだ？！」

「まぁ、そういらだつなよ。これから死ぬやつに教えるのは無駄かもしれないがな･･･。」

「くっ！！」

「まず俺が使ってるのは、第三段階ではない。」

「な、なに？！」

「これは最終段階といわれるものだ。」

「あ、あれはただの伝説では？」

「そう、能力者の歴史上最終段階を覚醒するまでにかぎつけたものは、一人としていない。」

「最終段階･･･これほどの能力とは･･･。」

「何いってるんだ？俺はまだ十分の一程度の力しか使ってないぞ。」

「･･･！！」

「俺はまだ覚醒していないが、第二式と終式ってのがあるんだぞ。」

「･･･このまま戦うのは分が悪い･･･ひとまず退散させてもらおう･･･。」

敵の右手には筒のようなものが持たれていた。

「なんだ？」

敵はその筒のようなものをジャックに向かって投げた。

「え、煙幕弾！！」

ものすごい煙とともに、敵の姿は消えていた。

「･･･逃がしてしまった、ジェフに怒られる･･･。」

「ジャック！」

「ん？」

レオンが走ってきた。

「最終段階って何だ？」

「見てたのか？」

「おう、一番初めから。」

「最終段階ってのは第三段階書く生後一定の経験をつめば･･･」

「覚醒できるのか？！」

「あ、あぁ。」

「さっきので十分の一か？」

「魔力をもう少し込めれば水はオートで動く。」

「そうなのか、それは便利だな。」

「･･･今日はよくしゃべるな。」

「ん？」

「お前本当にイギリスでパン屋をやっているレオンか？」

「あぁ、今度イギリスに遊びにこいよ。」

「･･･お前偽者だな？」

「な、何をいってるんだ？俺は偽者じゃない！」

「レオンはフランスのパン屋だ！」

「くっ！」

「お前さっきのやつだろ？」

ジャックの目の前で光を放ちながらさっきの敵の姿の戻った。

「死ぬためにわざわざ帰ってくるとはな･･･ランス！！」

敵は後ろに大きくジャンプした。

「お前が姿を変えているのは闇の力の第三段階か？」

「そのとおり！！」

「何で威張ってるんだよ･･･。」

ドカン！敵の真上に雷が落ちた。

「レオンか？」

「あぁ。」

「今度は本物か？」

「本物？」

「さっき偽者が現れたんだ。」

「そうか。」

「今度は本物らしいな･･･。」

「それより、厄介なことになった。」

「なに？本部に戻るのか？」

「あぁ。」

「そうか、急ごう！･･･ところでジェフには？」

「リュークがいってくれた。」

「そうか、それはよかった。」

第13話へフラフラ＼（▽￣＼）～～～～～

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