楽天家主婦の世界一への道

楽天家主婦の世界一への道

世界一への道★武道家の巻★

第一章 舞踊家から武道家へ


私は格闘技の類いは嫌い。
自分が痛いのも、他人が痛い思いをしているのも嫌い。
だから物心ついたころから、
お医者様と看護婦さんと、警察官には絶対にならないと決めていた。

私は美しいものが大好き。
キラキラ光るガラス玉やお花畑、蒼く澄んだ秋の高い高い空が大好き。
子供の頃からクラッシクバレエをやっていましたが
踊る事そのものはもちろん、すてきな衣装や赤や青のライト達、
あのきらびやかな世界が大好き。

そんな私が今、武道の世界に足を踏み入れました。
すべてはうちの旦那さんからはじまります。

彼は8年程前、近所で 「沖縄琉球古武道・上地流空手」 という
手書きの看板を見つけ、数カ月後、入門しました。
良い先生と出会い、三段になった彼は新しい支部を開く事にしました。

生徒さんを募集するにあたり、問題がありました。
極新会舘のようなネームバリューはない。
見学に来ても生徒が自分の子供(幼稚園児)一人だけでは
入ってくれないんじゃないか?

そこで白羽の矢が・・・

格闘技嫌いの私は当初、あまり乗り気じゃなかった。
どうせなにかやるならバレエがいいと思っていた。

生徒が集まらない事には支部が開けない。
生徒募集のチラシを作り、新しい支部を開く周辺で
彼と子供が楽しそうに1件1件ポストに入れる。
・・・
「さくら」なら・・・いいか?
2004年4月のことだった。
つづく


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