わん。わん。わん。

わん。わん。わん。

ローズの子育て 日記 1

<2002年9月7日>生後3日目
02.9.7
この写真はアンディです。
産まれてから、何度写真を撮っても、顔を写せません。シャイなんでしょうかね~。
それでも、積極的にママのおっぱいを飲むようになり、体重もやっと100グラムを超えました。

母犬は、授乳を始めると、お腹がすいて何でも食べると聞いていたのに、ローズはフードを食べようとしません。
それでも、何か食べさせなくてはと、色々あげてみました。
今のところ、ミルク、チーズ、ささみは食べています。

3号から5号までのクリーム軍団は、他の子たちに比べて成長が遅いので、ミルクも多めにあげるようにしました。


<2002年9月8日>生後4日目
02.9.8
授乳後のお昼寝タイムです。
全員で集まって寝ています。
仔犬の時は、体温調節ができないので、お互いに温めあうために寄り添うことが多いようです。
下になっている子は、窒息しないのか、チョット心配。
ちなみに、カラダしか見えなくて、一番下になっているのがアンディです。


<2002年9月9日>生後5日目(☆一つ目の試練 感染症☆)
02.9.9
子育てのお手伝いに夢中で、ラブリーにかまってあげられないので、気晴らしにシャンプーに連れて行きました。
シャンプーしてもらうと、毎回かわいいリボンをつけてもらいます。
そして、その間に部屋を掃除したり、足りないものを買いに行ったり、自分の食料も確保しなくては・・・・・。

・・・・・・・・と、そんなことをしていたら、夕方大変なことが起こりました。
アンディの左目が、まだ開いてない状態で、出目金が目をつぶっている時のように、大きく腫れ上がっていることに気付きました。
右目の3倍くらいの大きさになっています。
あわてて病院に連れて行ったら、細菌が入ってしまったのではないか。とのことです。
また、目が開いてないので、消毒することも出来ないし、薬も飲ませられない、もしかしたらこの子の左目はだめかもしれないと言われました。
そして、他の子に感染するといけないから、隔離するように言われました。
病院の帰り道、どのように歩いてきたかも覚えていません。
とてもショックな出来事でした。

家に戻ると、また3号がみんなの輪からはずれています。きっと、おっぱいも飲めなかったのかもしれない・・・・・。

ローズが出産する少し前から、リビングにお布団をひいて寝ていたのですが、今晩から寝室で3号・5号とともに別居します。
先生に、カテーテルは慎重にやらないと難しいからね!と、念を押されていましたが、本当に神経を使います。
この線まで、のどの奥に入れてと言われた細い管を、変な場所に行かないように胃まで入れます。(と、言っても胃が見えるわけもなく初めての手探りで、大変でした)
5号の目は、どんどん腫れてくるような気がして、見るのがつらかったです。
3号も、時々ミルクをつまらせてしまいます。
おしっこも、うんちもちゃんと出てこないんです。

とりあえず、二人を別々のバスケットに入れて、私の両脇にセットしました。
ローズのかわりに2時間おきに排泄と授乳しなくちゃ!


<2002年9月10日>生後6日目(☆悲しい別れと奇跡的な出来事☆)
02.9.10
2頭隔離しているので、5頭の授乳風景です。

昨晩は、ほとんど寝ませんでした。
二人の排泄の世話をしてお湯をわかしてミルク作って、一人は哺乳器、一人はカテーテル。飲み終わる頃までに約1時間、うとうとしているうちにまた排泄の世話の時間です。
自分のおっぱい飲ませられるなら(無理無理!)添い寝したまま出来るのに・・・。


明け方、3号の様子がおかしいです。
目が腫れてしまった、5号にばかり気を取られていたのでしょうか。
3号のカラダが冷たくなっています。
心臓は動いているようでした。
あわてて、心臓マッサージ(したことないので、我流です)。
とにかく、カラダを温めて、ミルクをあげなくちゃ!!!!
ミルクを準備して、まず排泄・・・・・。
出てきません。何をしても、おしっこも、うんちも出てきません。
カラダをさすりながら、「頑張れ!頑張れ!生きるんだよ!」と、声援を送りました。
でも、足の先も、お腹も、冷たい・・・・・・。

カラダをさすりながら、ミルクを飲ませてみました。
でも、口から、出てしまいます。
鼻からも出てしまいます。

「どうした?頑張れ!大丈夫だよ!」
どんなに声を掛けても、この子はその後動くことはありませんでした。
午前6時、小さな命が、天使になりました。

ラブリーは、昨日の夜から一緒に、お世話をしていました。
この子の最後もラブリーと私で看取りました。
ラブリーは、最後に愛情を込めて、この子のカラダをなめていました。
その姿は、まるで我が子にお別れを言っているようでした。

私には、悲しんでいる時間はそれほどありませんでした。
ローズに悟られないようにしなくてはいけません。
涙を拭いて、何事もなかったかのように、ローズの様子を見に行きました。
ローズと、5頭の子供たちは、みんな元気です。

もう1度、寝室に戻りました。
今度は、5号にミルクをあげなくてはいけません。
すると、奇跡が起こりました。
腫れていた左目から、膿が出てきました。
最初は、ミルクが哺乳器から落ちたのかと思いました。
しかし、拭いても、また同じ場所にしずくのように、出ています。
初めて、膿だと気付きました。

昨日、病院の先生にやぶけて膿が出ればなんとかなるんだけど・・・と言われていました。
3号は、最後に5号に自分の命も託したのかもしれません。

「君の悪いところは、僕が持っていくから、僕の分も生きて!」

診察時間になってから、5号を病院に連れて行きました。
膿が出てきた場所から、洗浄できるから、これで様子を見ましょうと・・。

3号のことを話したら、「この子だけでも、助けたいから、頑張ろう」と言われました。
ここで、3号に対して、私がどのような処置をしたのか、聞かれていたら、それに対して先生の意見もあり、後悔することになったかもしれませんが、先生はたった一言「そう」と言われただけでした。


<2002年9月11日>生後7日目(☆母の力は偉大です☆)
今日は写真お休みです。
もう、寝不足がピークになってきました。
5号にミルクをあげながら、うとうとしてしまい、気が付くと口から離れていることが何度もありました。
子育てって、大変です。

ミルクをあげる時以外は、5号(もうアンディでいいですね)は、寝室で一人でお休みです。
そうしないと、ローズが心配で落ち着かないのです。
寝室に入る私を追いかけてきては、今までは一緒に入れたのにドアを閉めてしまいますから、何かを察知しているようです。
そうでなくても、ドアの下の隙間からニオイをかいでいます。
アンディのニオイがするのでしょうか・・・・?
そんなわけで、一人にしておいたのですが、目の腫れもひいてきて一安心したところに、またまた大事件です!

お昼ごろ、ミルクを作り寝室に行くと、アンディのベッドである小さなバスケットの中に彼の姿がありません。
それは、寝室の私のベッドの枕元に置いていたのですが、ベッドの上にも、アンディの姿が見当たりません。
神隠し?
寒くないようにと、たくさんおいていたタオルをひっくり返しても、どこにもいません。
ベッドから落ちてしまったのでしょうか????
しかし・・・・・・、アンディは見つかりません。
鳴き声もしないのです。
いやな予感がしました。
もぞもぞ動いているうちに、(これは元気になった証拠なのでしょうが)ベッドから落ちて、打ち所が悪くて死んでしまったか、生きていても寒くて相当体力を消耗してしまっているはず・・・・・・。
ひととおり探しましたが、見つかりません。
泣きそうになりながら、ワンワン名探偵にお願いすることにしました。

「ラブリー!ローズ!5号がいなくなっちゃったの。お願い探して!!!」
ラブリーは、真っ先にいつもアンディが寝ていたバスケットの中をクンクンしていました。
ローズは、まっしぐらにベッドの足元に向かい、私が見落としていた場所からアンディを見つけ出してきました。
(部屋を片付けていないため、こんなことになってしまいました・・・・)
ローズは、久しぶりに対面する我が子をペロペロなめています。
「ローズ、ありがとう!隠していたわけじゃないのよ。ちょっと具合が悪いから、こっちで面倒をみていたの。でも、ちゃんとできなくてごめんね。これからは、目を離さないようにするから、もう少しこの子を預からせてね。」
母の力は偉大です。
1度も、ここに移したことを見せていないのに、迷うことなくアンディを見つけてくれました。
また、涙が出てきました。

幸い、アンディは何事もなく無事でした。

しかし、アンディの居場所をはっきりと確認してしまったローズは、寝室の隙間からニオイをかぐ回数が増えてしまいました。


<2002年9月12日>生後8日目(☆母の力は偉大ですPart2☆)
02.9.12
右上のクリームの下になっているのが、アンディです。つぶされそう・・・。

産まれてから毎日、仔犬たちの体重を量っているのですが、アンディの体重は一日で2グラムしか増えていないのです。
2時間おきにちゃんとミルクをあげているのに・・・・・。
今日も病院に相談に行きました。
すると、ミルクが充分に溶けていないので、栄養がそのまま出てしまっていることがわかりました。
粉ミルクの缶には、お湯を入れて哺乳器をよく振れば大丈夫と書いてあったのに、
先生がおっしゃるには、ミルクをまず少量のお湯でマドラーなどで練乳のようになるまで、よ~く混ぜて、それから残りのお湯を入れないと、ダマになってしまうそうです。(そういえば、うんちに白い粒々が出てました)

アンディの目が順調に回復していることと、他の子たちも健康なので、感染の心配はないだろうから、みんなと一緒にローズに育てさせてみようということになりました。

ローズのもとに帰ったアンディには、1番、出の良いおっぱいをあげました。
なんと!1回の授乳で6グラムも体重が増えました。
昨日、おとといと私がやってきたことは、なんだったのでしょう・・・・。
自信喪失です。
そしてまた、母の偉大な力を見せ付けられました。

と、仔犬にばかり気をとられていたのですが、ローズのカラダのことも心配です。
本当にフードをまったく食べてくれません。
口にするのは、ミルクか牛乳だけです。
栄養補給にニュートリエンスも買ってあったのですが、あまりそれに頼ってはいけないようで、とにかく食事からカロリーを摂るように言われました。
昨日から出血も少々あります。
出血が1週間続くようであれば、また来るように言われました。

ミルクも1缶飲み終わりました。
これからどれだけミルクを飲むのでしょう・・・・。


<2002年9月13日>生後9日目
02.9.13
やっと、顔が撮れました。これが初公開、生後9日目のアンディです。

アンディの体重は、ローズのところに戻してから20グラムも増えました。
さすが、母乳です。
アンディは現在190グラムになりました。ちなみに1番大きい子は364グラムありますから、大きくなったと言っても、なかなか追いつけません。

なるべく、仔犬には母乳をあげ、ローズにミルクを飲ませて栄養補給していこうと思っています。

ローズの出血が続いています。
量は生理の時くらいなのですが、これが今1番の心配事です。


<2002年9月14日>生後10日目
02.9.14
仔犬の世話をしている時以外は、ローズもさすがに疲労困憊と言った感じで、伸びています。
かわいそうだけど、代わってあげることできないし、お手伝いするのが精一杯。

食欲のないローズになんとか食べてもらおうと、ささみとかぼちゃを混ぜてフードをあげてみました。
ささみなどと一緒に口に入ってしまうフードはとりあえず食べてくれるようになりました。
相変わらず、ミルクの方はがぶ飲みしています。
本日2缶目のミルク終了です。

ローズの1番上の左側のおっぱいがコリコリしています。
放っておくと大変なので、マッサージしました。

アンディのお腹も破裂しそうなくらいパンパンになっています。ママのおっぱいは、おいしいんですね、きっと!

まだまだ、残暑と思っていたけど、一気に秋の気配になったので、ペットヒーターを買ってきて入れることにしました。

本当に毎日やることがたくさんあります。


<2002年9月15日>生後11日目
02.9.15
上にいるのがアンディです。
なぜかクリーム同士、仲良くくっついて寝ていることが多いです。
寝ている姿を見ているだけでも、自然と笑みがこぼれます。

今朝は、ローズが下痢をしました。大量なので心配になり病院に連れて行きました。
またまた、ローズとその子供たちの大移動で病院に行くことになったのですが、さすがにもう歩きではきつく、帰りはお店の買い物カートを借りて帰ってきました。

レントゲン、便検査、尿検査、血液検査と、かなりたくさん調べてもらいました。

結果は、心臓の右心が大きいこと。胃が荒れている。尿から白血球が出ているということでした。
抗生剤、整腸剤、胃薬を飲むことになりました。

アンディの目の方も診て貰い、軟膏を塗ることになりました。

どたばたした1日でしたが、うれしいこともありました。
夜、7号の目が開きました。


<2002年9月16日>生後12日目
02.9.16
お友達が甲府にぶどう狩りに行ってきたとかで、お土産を持ってきてくれました。
あまりかまってあげられないラブリーも大喜びしています。
私も、しばらく子育てにかかりっきりで人との接触がなかったので、リフレッシュできました。

最近、小柄な子に下の出の良いおっぱいをあげているので、1号、2号の体重があまり増えなくなりました。
それでも、小さい子に出の良いおっぱいをあげたいので、1,2号には哺乳器でミルクをあげようとしたのですが、慣れていないようで飲んでくれません。
いろんな面で1番になれないんですけど、哺乳器でミルクを飲ませたらアンディが1番上手なんです。

寒い日が続いてきたので、ファンヒーターの準備もやりました。

ローズの便も普通に戻り一安心です。

今日は6号の目が開きました。他の子はいつかな~。


<2002年9月17日>生後13日目
02.9.17
おっぱいが痛そうです。
吸い付く力もかなり強いようで、おっぱいのまわりも赤くなっていてかわいそうです。

ローズの食欲が少しずつ増えてきました。
とは言っても、ゴージャスなささみ&チーズ&かぼちゃ入りです。

便の状態がまた少しゆるめになっています。

仔犬が産まれる前から、産まれたらお願いしますと頼まれていた友人や知り合いから連絡が入ってきました。
私の友人は、1番最初に話をしていたので全員の写真を送り、家族会議で6号に決まりました。
15日の写真でアンディと寄り添って寝ている女の子です。
この子は、ピースと名付けられ、三重で幸せに暮らしています。
ちなみに、今でも3キロ台の小柄でとてもかわいい女の子です。

知り合いの方からも、電話があり、2頭欲しいということでした。
こんな状況を理解しているのか、わかりませんが、なんだかローズのおっぱいをあげる回数が増えています。


<2002年9月18日>生後14日目
やりました!ついに、全員の目が開きました。
アンディの目は見えるのだろうか・・・・・?それだけが心配だけど、とにかく良かった。

ローズが久しぶりに快便。たまっていたものがやっとすっきり出た感じです。

ラブリーの1年ワクチンを打ってきました。
その時に、ローズのことを話したら、1日800カロリー以上の摂取が必要と言われ、今では全然足りていないので、処方食をあげることになりました。
1袋で130キロカロリー摂れるらしい・・・・・・・けど、1袋350円はちとつらいです。
それでも、とにかく栄養を摂らせなければいけないので、食べてくれることを祈りながら、処方食をお湯で溶かしてあげてみました。
気に入ってくれたようです。
お肉も生で食べられそうないい物をあげてくださいと言われました。
狂牛病騒ぎで、たたきも売ってない・・・・。どうしよう。


<2002年9月19日>生後15日目
02.9.22
子育てにどうしても参加したいラブリーのでか鼻が写っていますが・・・・。
ローズの排泄の世話をしている、やさしい母のまなざし、わかってもらえるかな~。
文句も言わず、面倒がらず毎日世話をしているローズを尊敬します。
私も、面倒がらずに家のことやらなくちゃ!

そんな肝っ玉母さん、ローズに栄養を摂らせるために、伊勢丹まで肉を買いに行きました。
1枚、1枚ご丁寧にビニールに包んである、しゃぶしゃぶ用の肉(こんなの食べたことないぞ)と、ひれステーキ買いました。
しゃぶしゃぶして、ドライフードを包んであげたり、レア気味に焼いたひれステーキあげたり、ゴージャスなお食事です。
でも、とにかく元気になって欲しいから・・・・・・。
7頭も赤ちゃん産んだんだから、大変だったんだよね!
処方食も10袋購入して、毎日カロリー計算して頑張るぞ!(って、1年後にダイエットさせることになるとは思いませんでしたが・・・・・)

続きは、 子育て日記 2 のページで・・・・・・!!!














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