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ひなたぼっこルーム
困るとガストン編
困るマルマル子ちゃん。
フェネギーが虹の橋を渡ってしまったことにかなりのショックを受けてしまった。もっと、早くに気づいてあげることができていたら。。。もし誰か他の方がフォスターをしていたら、こんなことにはならなかったのかもしれない。もし。。。もし。。。堂々巡りの‘もし’が私をフォスターから遠のかせつつあった時だった。あんなに家に動物を持ち込むことに反対していただんながある日、毎日毎日、思い出すと泣き出してしまう私にこう言った。
‘フェネギーの事は本当に残念だった。泣くな、とは言わない。けれど、フェネギーを死なせてしまったのはお前のせいでも誰のせいでもない。悲しいけど、事実は事実として受け止めることはできないかい?’
私は彼を見つめながら彼が何を言おうとしているのか考えていた。彼はこう続けた。
‘そうでないと、フェネギーがかわいそうだよ。あいつ、体張って、僕たちに教えてくれたんだ。次の子達のためにどうしたらいいのか、僕たちにこんなことはこれからも有り得るから、と、悲しくても乗り越えて行けるだけの力を与えてくれたんだと思うんだよ。それなのに。。。’
‘それなのに???’
‘君がもうフォスターをしない、なんてことを言うと僕はフェネギーがかわいそうになるんだよ。フェネギーは君をフォスターからあきらめさせるために死んだんじゃないと、思えないかい?あきらめることなんて、いつでもできるんだよ、フェネギーが死ななくても。’
がつーんっと頭を殴られたような気がした。彼の言葉がぐさり、ぐさり、と突き刺さった。自分のずるい部分を見破られたような気がした。自分の弱い部分を目の前に突きつけられた気がした。
‘ごめん。’
そう謝ることしかできなかった。
‘もう一度、がんばってみる。’
私は受話器を握り、フォスター課に電話をかけた。そうしたら、たまたまシェリーが電話に答えた。私は少し戸惑った。もう、あれから1ヶ月も経つのに連絡もしなかった。なんて言えばいいのか、わからなかった。
それなのに、シェリーときたら私の名前を聞くなり
‘フェネギーのこと、残念だったわね、私もフォスターの子達をなんども亡くしてきたけれど、その度に少しボランティアからお休みするのよ。電話をかけてきた、ってことは、あなたも、もう大丈夫、ってことね?’
言いたいことを先に言われてしまった。
だから、‘はい、そうです。’とだけしか答えられなかった。今思えば、シェリーは私の気まずい情況を察して、そう言って下さったのだと思う。アポイントをとって、小猫を引き取りに行った。シェリーは相変わらず、愛情のこもった手つきで猫達のケージをそうじしていた。
‘ハイ、シェリー’
私は後ろから声をかけてみた。彼女は振り替えるなり私を包み込むかのように抱き付いてきた。
‘戻ってきてくれてありがとう。’
そう、うれしそうに囁いて。
私達は早速どの小猫がいいか、ケージを見渡した。シェリーは思い出したかのように
‘この子はどうかしら?ずっとひとりぽっちでね、健康なんだけど、まだ生後8週間未満だっていうだけでここにいるの。8週間になるまで、そうねぇ、あと1週間か、2週間、あなたのおうちで面倒見て下されば、彼女だって環境になれることができるし、第一、精神的にもきっと安心すると思うのよ。’
と指差した。ケージの中には茶色の毛並みがきれいな子が‘みゃー’と私達を見て返事をするかのように答えた。
‘あと、1週間か、2週間程度でいいんですね?じゃあ、この子の面倒、します。’
そうして、家に連れて帰った。小猫はとにかくうれしくて、うれしくてたまらない、好奇心旺盛の元気なおてんばさんだった。先住猫の気ままともんどにもすぐさま挨拶をしたらしく、すっかり打ち解けていた。だんなは仕事場から帰るなり‘小猫どこ?’と聞いてきた。小猫は連れてかえってからずっとぐるぐる、ぐるぐると喉を鳴らしていて、とてもかわいかった。
ところが。。。。。
連れてかえってきた初日の夜。
グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグル。。。。。。。。
耳元でグルグル、腕の中でグルグル、上布団の中でグルグル、ずっとグルグルを言い続け、私は何度か睡眠を妨害された。
次の日の朝、私はだんなに‘昨日のグルグルはすごかったねぇ。’と言うと‘ふぅーん、そうだったのか’と取り付く島もない。そうだった。彼は震度4度位の地震があった時平気な顔をして眠っていたんだ、そんなグルグルが気になるはずもないか、と胸の中でつぶやいた。
2日め。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。。。。。。。
また始まった。。。。。しかも、彼女はなんだか楽しそうにスキップのような足取りであちこち歩き回りながらのどを鳴らすのだ。お腹の上に乗っかったかと思えば足元に行き、そうかと思えば耳元でぐるぐる、ぐるぐる。。。
次の朝、また私はだんなにあまり眠れなかったことをこぼしていた。だんなは相変わらず別段気にかける様子もない。どうやらこのグルグル攻撃は私に集中しているらしい。3日め。私が彼女のグルグル攻撃になれつつあるのか、前日よりもよく眠ることができた。
次の日の朝、だんなにそう言うと‘よかったね。’と片方のまゆげを少しあげながら、うらやましげに答えた。話を聞いてみるとどうやら昨夜はだんな添いのベッドでグルグル言ってたらしい。彼は何度も寝ようと試みたのだが、その度に彼女は前足を使って今度はモミモミ攻撃に入ってきた。彼の頬や太股など、あまりもまれても気持ちのいい部分じゃない場所をターゲットにしてきた挙げ句、耳や鼻に手を突っ込んでみたりもしていたそうだ。
私は大笑いしてしまった。‘困った子ちゃんねぇ。’と。だんなは睡眠を妨害されることなどこれまでなかったことなのでかなりご機嫌が悪く、彼女に向かって命令口調で言った。
‘今晩そんなことしたら、もう、シェルターに帰ってもらうからな。’と。
私も冗談まじりに‘そうよ、本当なんだからね。’と彼に便乗した。
さて、その命令があった夜。。。。。
なんと、彼女はグルグルの‘グ’の字も言わず、気ままの横でまんまぁるくなってぐっすりと眠ったのだ。まるで、‘命令どおりにしますから、うちにおいてください。’と言うかのように。
次の朝ぐっすり眠れた私とだんなは‘まさか人間の言葉がわかるんじゃ???’とどこかの漫画家が描いた猫と比べて朝から大笑いができた。だんなは呆れ返ったように肩をすくめながら小猫の頭を撫でた。
‘本当に困った奴だな、お前は。今から君の名前は‘こ.ま.る.だ。’
と言いながら。すると、小猫は‘みゃっ、みゃっ!!’とまた人間の言葉がわかったかのように答えた。‘その名前、私にぴったりっ!’と言うかのように。
フォスターの期限は確か、一週間か、二週間のはずだった。
どういうわけだか彼女が我が家に来てから、もう今年で6年になろうとしている。どうやら彼女の必死のグルグル攻撃は成功したようだ。
そして、相変わらず、やってはいけないことばかりしては私達を困らせる。
‘こまるっ!’‘こらっ、こまるっ!’‘あっ、だめじゃんっ、こまる!’
そのたびに彼女はしっぽをピンッと立てて‘ね、私にぴったりの名前でしょ?’とウィンクし、彼女の作詞、作曲‘グルグル音頭’の口笛をふきながらスキップして、また新しいいたずらをどこかで試みている。。。。
困るの失踪とおバカさん。
あれは8月の終わり、私はボランティアをしていた動物シェルターのフォスター課職員(仮の里親として動物を精神面、身体面の両方を、本当の里親がみつかるまでの間世話をする課。)として働き出した頃の事だ。職員ではあったが、その間にもフォスターは続けていた。毎日毎日、それは忙しい日々だった。出勤してケージにいる子達みんなを確認してから、犬達を外にだしてやり、軽く散歩をし、えさを与え、薬の必要な子には薬をあげ、それから電話応対や書類整理、データエントリーなどを始めるのが日課だった。ケージにいるみんなを確認するのはいい時も悪い時もあった。いい時は妊娠していた犬が小犬を生みはじめたのを一番最初に発見することができたり、骨折した足をいつのまにか上手に使えるようになっているのを発見できた時。悪い時は風邪をこじらせた小猫が息絶えていたり、虫の息になっている老犬を安楽死室に連れて行かなければいけない時だった。
その日もいつもと同じようにみんなを確認していた。何日か前から少し気にはなっていたある小猫の様子も見ておきたかったのでまずは猫のいる部屋に入った。
今でも鮮明に覚えている。
ドアをあけて、一番手前にある3段階のケージの真ん中にいたママ猫と小猫達。ママ猫はなんと7匹になる小猫達を生み上げ、しかも、小さなケージの中でさえもおとなしく、小猫達の面倒を一生懸命していた。シェルターにいるとストレスから小猫や小犬の世話をしないママもたくさんでてくる。挙げ句には子ども達に暴力を振るいはじめるママもいる。だから世話をきちんとしてくれるママだと職員はいっそうそのママがけなげに思えるのだ。
ところが、そのママがどうもこの何日間かある特定の小猫だけを世話しなくなった。それどころか、他の健康な子猫達がその小猫を押しのけるかのようにしてママのお乳の取り合いをし、その子は兄弟6匹に比べてかなりやせ、風邪も引きはじめ、落ち込んでいる様子だった。
私は‘おはよう、ママ達。’と声をかけ、子猫達一匹ずつ手にとって健康状態を調べた。そして、最後の一匹を手に取った時、どきっ、とした。たった、一日で、こんなに衰弱してしまうなんてっ!その子の目は目やにだらけ、鼻水がどろっとしている上、脱水もしていて毛並みがパサパサだ。
‘ああっ、神様っ!’
私は着替えもまだされていない職場の獣医さんに走り寄って治療を求めた。先生はしばらく点滴などをして下さったが悲しそうに私を見つめるだけだった。後から来た私のボスは
‘昨日、安楽死をさせようか考えていたところだったのよ。母猫が小猫を見捨てる場合、その小猫にはなにかしらの欠陥があって、生きる事ができない、と母猫は知っているから。。。。’
しかし、彼女も私も、シェルターで働く人間には安楽死を好んでする者はいない。最後の最後の、最後の手段としてでしか安楽死は誰もしたくない。私も知っていた。母猫が小猫を見捨てる理由を。だから、思わずボスに言っていた。‘私にフォスターをさせて下さい。この小猫、連れてかえります。あと何日かでどうせ安楽死させなければいけないんだったら、うちの家で最期を看取ってあげます。’彼女も、獣医さんも呆れたように私を見ていたが獣医さんがついに、‘そうか、そうしてくれるか。もしかしたらこの小猫も自然治癒力をまだ引き出す事ができるかもしれない。お薬や点滴は十分家に持って帰ってあげてくれ。’と励まして下さった。私のボスはまだ私を信じられない、というような顔をしていたが、安楽死を避けて通りたい気持ちは一緒だったのでほっとしていたようだった。
その小猫を連れて家に帰り、毎日、毎日、点滴、お薬、噴霧器を続けた。だまし、だまし、彼はなんとか一命をとりとめ、安定状態になったのはそれから2、3週間した頃だった。まさか、生き延びてくれるなんて思っていなかった私達は大喜びした。もうすぐ、里親に出せれるね、と言っていた時、今度は彼が耳をよく引っかくので気になって診察をしてもらった結果、耳ダニが。その治療にまた1週間かかってしまった。耳ダニの治療中、またしても風邪を引きはじめ抗生物質投薬にまた1週間。それが終わって、さぁ、今度こそ里親を、と思った時、なんと今度は彼の肉球がまるでアトピーの皮膚のようになっているのだ。びっくりしてまた診察をしてもらい、今までの薬のアレルギーではないか、風邪もよくなったことだし、薬がまったくない状態にして様子を見よう、となり、さらに1週間が過ぎた。
私はその時点であのママ猫が彼を見捨てたのがわかったような気がした。そして診察をしてもらった時新たな発見が。なんと、爪の奥が真っ黒なのだ。一体、これはなんだ???となり、皮膚科専門の先生にアポイントを入れた。そして、診察までまた1週間、診察結果が出るまでにまた1週間、とどんどん時は流れた。そして、ようやくでた病名が‘リングウォーム。’、いわゆる皮膚真菌症だった。ふつうなら額の上だとかに出る症状が彼の場合爪だったので発見するにも時間がかかってしまった。しかもその治療は少なくとも4週間から6週間かかることはシェルターで働くものは皆知っていた。シェルターでは治療可能のこの病気でさえ、時間がかかること、ボランティアがいないこと、長い期間シェルターにとどまらせていると他の子達にも感染すること、人間にも感染すること、などで安楽死にするケースがほとんどだった。ボスは‘どうする?’と聞いてきた。もう、ここまで世話してきた以上、私はそんな理由で彼を安楽死させるつもりはサラサラなかったので、‘お薬を処方してください。もちろん、家で治療します。’と答えた。ボスは‘あなたには勝てないわね。’と苦笑いした。
そんなこんなでこの小猫は家にもうかれこれ3、4ヶ月滞在していた。体もどんどん大きくなってきているわりにはどうもオツムが少し弱いらしく、猛スピードで階段を駆け上がったか、と思いきやいきなり壁に頭をぶつけたり、何もないのにひたすら訴えるように泣いたり、ごはんが目の前にあるというのにどうしていいのかわからない、というそぶりをしたりしては私とだんなを困らせた。だんなも‘こいつは少し、脳にちゃんと栄養が届かなかったかな?’などと失礼な事を言っていた。
ある夜、あまりに暑すぎたので少し窓を開けて食事をした。私達は開けた事をすっかり忘れたまま寝てしまった。
-網戸が破れている事なんか、気づかずに-
次の朝、いつものように朝ご飯をみんなにあげようとした時、我が家の困るがいないことに気づいた。体中の血がさーっと引いているような気分だった。まだ、家の中にいるかもしれない、と全てのキャビネットや引き出しを開けてみた。
いない、いない、いない!!!!どこへ行ったの、困るっ!?
私は泣き崩れていた。なんてこと。網戸がやぶれていただなんて。どうして気づかなかったんだろう?どうして、あの夜、きちんと窓をしめなかったんだろう。私は張り紙を作り、数々のシェルターを毎日探しに行った。職場に行ってもすぐロストアンドファウンド課に困るの姿を探しに行った。もんどの散歩道でも彼女の名前をひたすら呼びながら探した。毎晩、毎晩、開け放した窓をうらめしく思い、泣いた。
-帰っておいで。。おうちに、ねぇ?帰っておいでよ、困るちゃん。。。-
毎日、そう願いながら過ごした。だんなも何も言わなかったが溺愛していた子だったからすっかり気を落としていたのは言わなくてもわかっていた。
困るが失踪してから、引き取っていた小猫はすっかり元気になった。今回は本当に里親に出しても十分だった。毛並みもよく、なんといってもハンサム君だったから、きっと、すぐ誰かが引き取ってくれるだろうということもわかっていた。私は職場で彼の書類を整理しながら近づくお別れの時を少しでも伸ばそう、としていた。困るがいなくなって、もうすぐ1ヶ月になる、そんな時だった。
どういう理由だったか忘れてしまったが、たまたま、だんなが側にいた。私は涙をいっぱいためながらその小猫との別れを惜しんでいた。
‘いい家族を見つけるんだよ。’
そういった時、だんなが一言添えた。
‘うちよりいい家族なんていやしないけど、2番目にいいところだよ。’と。
びっくりして私は彼の顔を伺った。彼は呆れたような顔をしてはいたが、にっこり笑って
‘この小猫、引き取りたいんだろう?困るもいなくなっちゃった上、彼までいなくなっちゃったらお前が放心状態になるんじゃないか、と思うんだよ。’と。
私は大喜びで小猫に尋ねた。‘ね?一緒に帰る?’
そうすると、その小猫はやっぱり少しどこか足りないような顔をして
‘みゃうわうわー’
と情けない声をあげた。
だんなは‘それにしてもほんっとにおバカさんだなぁ。。。’とため息交じりにつぶやいた。私は‘ね、それ、いいね。私の大好きな作家の遠藤周作が、‘おバカさん’っていうタイトルで本を書いたわ。その主人公が、まったくもって、この小猫みたいなのよ。’‘じゃあ、この子の名前は‘おバカさん’かい?’彼が半分本気、半分冗談でそう聞いた。‘まさか!それじゃぁあんまりよ。その主人公の名前が‘ガストン’なの。どうかしら?たまにはカタカナ名前もいいんじゃない?(うちの子はそれまでずっと日本語で命名していた。)’彼は小猫を抱き上げて‘OK,おバカさんのガストンちゃん。’と笑った。
ガストンが我が家の子になって2週間くらいしてからだったろうか、職場にいると内線で呼び出しがあった。ロストアンドファウンド課からだ。どうせ、また、引き取る、引き取らないの話だろうな、なんて思いながら受話器を取った。
‘ハロー、ねぇ、あなた、あなたの猫は失踪中じゃなかったかしら?’
胸騒ぎを必死で押さえて‘今すぐ行きますっ!’と電話を切ってすぐロストアンドファウンド課に走った。その課で働いている女の子が満面の笑顔を見せて‘よかったね。’と言った。そして、彼女が持っているケージの中で、すっかりやせこけた困るがごろんごろん、とうれしそうに転がりながら私を見つめはっきりこう言った。
‘お母しゃぁん、た.だ.い.ま.,もうねぇ、疲れちゃったしぃ、お腹空いちゃったよぉぅ。早く帰ろ。’
私は五体満足に帰ってきてくれただけで、涙が止まらなかった。どこにも怪我はなかった。彼女は我が家のすぐそばにある大きな道路を2回も交差し、角にあるアパートで良心のある方が見つけて下さった。そのまま飼おうと思った所、首輪につけていた名札が目に留まったのでシェルターに連れてきた、とのことだった。私は何度も、何度も、何度もお礼をいい、すぐさまだんなに電話をかけた。
だんなは仕事を半日で休み、家に引き返してきた。みんな、大喜びで困るを迎え入れた。そして、一息ついた時、だんなが冗談でこう言った。
‘さ、このおバカさんをシェルターに連れて帰ろうか、せっかく困るがもどってきてくれたんだから、もう用なしだろう?’と。私が目をまるくしていると、ガストンが彼の背中を引っかきながら
‘みゃうわうわー’
とまた情けない声をあげた。私は‘ガストンはおバカさんすぎて、この家でしか生き延びていけないわよ、残念だけど、もうシェルターには連れて帰れないわ。時効よ。’と笑った。。。
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