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雨里2006さん カテゴリ再分類中です~
先日のOAを、やっと今朝駆け足で見ました。
まだ家族が起きる前、6時前くらいです
生むと 生まれる
それからのこと
2011年8月27日OA
あらすじ
「線引き」を合言葉に究極の個人主義を貫いてきたたけし( 柄本佑
)と
聡美( 関めぐみ
)の今時カップルが、「妊娠」を機に
激しくとまどい、ゆっくり成長していく姿を描く恋愛ドラマ。
・・・という、内容としては盛りだくさんでもないし
目新しくもないんだけど、柄本くんの芝居は好きだから、ということで
なんとなく録画しておいたわけです。
ところがところが、これが予想をはるかに超えて面白かったのだっ
ハイバイという劇団主宰の 岩井秀人
氏脚本で(役者さんでもありますね)、
まだこのドキュメンタリー部分は見てないんですが
ドラマのHP
には、スタッフブログがあるんですが
いろんな劇団のいろんな役者さんが出ていて
私は顔しか分からなかったり、存じ上げない方も多かったんだけど
脇の人たちもそういうことでよく作り上げられていて、
それもまたよかったんでしょうね。
劇中、ほとんど冒頭から語りがはいっていろいろ説明してくれるんだけど
ものすごくカツゼツもいいし聞きやすいし、
だれだっけ、この声・・・・と思いながら見ていて
最後の最後に、
あっ、 風間杜夫
さんっ
と気づいたのでした。エンドロール見てからなんだけど
その語り手が二人の子供(つまり息子だったわけね)だった、
ということが分かるんですが、それか風間さんってわけ。
それから、二人で通う両親教室で講師をしてくれた女性が
なんと 愛華みれ
さん。
これも、エンドロール見て気づいて驚いたっ
クリエイティブカップル、いや、サブカルカップル?
とにかく、通常の恋人とは随分様子の違う二人で、
それぞれが自分の周りと線引きをしながら
他人とは一定の距離を置いてそれぞれにずっと暮らしてきた二人だけど、
子供が出来たことでやはり少しだけ変わっていく自分と相手に戸惑い、迷い、
途中はもう無理なのでは?とも思える衝突もして、
確かに中盤深刻な感じもするけど・・・
それでも、たけしは戸惑ってはいるけど堕ろせ、とは言わないし
一緒に両親教室も通うし、そこで知り合った他の夫婦を
部屋に招いたりするのもちゃんとできるわけ。
だから、完全に拒否ってるわけではない。
和解もしてですね、聡美の家に挨拶にいくわけですよ。
着物姿でまず登場した母親が、何かたくらんでいるっぽくて
案の定、ビビッて正座しているたけしと聡美の前に現れたのは
やはり和服姿で登場の、聡美の父親。
そして、梅沢登美男の夢芝居で
歌って振り付けありで登場っ
そりゃ面食らいますよ、挨拶に行った身としては。
でもこの両親、面白くて力が抜けていて達観していて、、、
あんな親っていいなあ・・・・なんて思ってしまった。
鶴見辰吾
と 国生さゆり
の両親役は、ほんと笑えました。
分娩のシーンも実は笑えた。
聡美が案外痛みに強い、というのが取り付けられた器具で分かるんだけど
それを見て驚くたけしがね~、なまじ両親教室に行って知識はあるもんで、
どれだけ痛いのかを改めて知るわけです。
美容院で予期せぬマッシュルームカットになってしまって、
出産直前には聡美まで同じ髪型になってしまって
これまた結構おかしい経緯があるんですが・・・それに、産院でこの髪型の
カップルって・・・・
この、助産婦さん役の 千葉雅子
さん(左端)もまたハマる。
先日、 行け!男子高校演劇部
でも拝見した女優さんですが、
なんか今回もまた妙にしっくりくる助産婦役。
しかも脚本の岩井さんが医者役でね、
劇団作演出同士の夢のタッグ、なんて書かれていましたが
終盤にいくにつれて笑えて、なんかよかったなあ~
テンポもよかったし、
それにたけしの仕事場や聡美の部屋、
一緒に行くカフェなど、インテリアや小物がすごく凝っていて
セットにも目を奪われてしまいました。
ミッドセンチュリーっぽい
ファブリックやインテリア、小物、雰囲気が素敵な聡美の部屋、
とても参考になるし見ていて面白い。
ありきたりなハッピーエンドではなくて、
でもなんか幸せな気分になれる話だったんで、
見てよかったなぁ~