FFいれぶんのへたれな小説とか

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January 22, 2005
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カテゴリ: 七番目の魔法塔
 続いて彼女が向かったのは、耳の院長であるコルモル博士の家だった。
「あの…コルモル博士」
 おずおずと彼女が話しかけると、コルモルは気だるそうに体を震わせた。
「なんだね…ワシは今、火竜の背に乗って、はるか彼方へと飛び立つところだったのに……」
「すいません。あの、実はサルタでこんなものを見つけたんです」
 彼女から黒いクリスタルを受け取ったコルモルは、目が覚めたようにその大きな瞳を丸くした。
「ウウム…!これは…」
 彼はクリスタルをしばらく手の中でくるくると回したり、光にすかしてみるなど興味深そうにそれを観察する。
「ウムム……」

 コルモルは一通りクリスタルを眺め終わると、それをトコへと返した。
「どうやらクリスタルには違いないようだが…エネルギーを失っておるようだな」
「エネルギーを?」
「よいかね、万物にはそれぞれエネルギーが備わっておる。それは道端の石ころだろうと我々タルタルだろうと例外は無い」
 コルモルは魔法学校の生徒に諭すような口調で語りだした。
「クリスタルはそのエネルギーを凝縮した、言わばエネルギーの結晶体だ。そもそもクリスタルが何故存在するのか知っておるかね?」
 トコは大きく首を横に振る。
「まぁ君のような学の無さそうな者に説明しても詮無き事だな…。要するにだ」
 ごほんと大きくセキをつき、コルモルは続ける。
「本来クリスタルには大きなエネルギーが内包されておる。しかし、そのクリスタルはそのエネルギーを使い果たした、言わば燃えカスのようなものだろう」
 燃えカスという言葉に、トコは少し落胆した表情を見せた。

「そう言った尺度でしか物を計れん、君ら冒険者にはそうだろうな」
「…じゃあ、博士に取っては価値のあるものなんでしょうか?」
「まぁ多少興味はあるが、残念ながらワシは火竜の背に乗って、はるか彼方へと飛び立たねばならんのだ…」
 そう言うと、再びコルモルは大きなあくびをすると、出口である扉を指差した。
「まぁここには物好きが多い。それだけは君にとっては幸いだろう」





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Last updated  January 26, 2005 01:21:27 PM
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